もう正直どこの企業の、なんの商品のCMでもいいんじゃないか、いや、それでいいのか? ま、いいか! と思わせる一大叙事詩。人生はマラソンじゃないことに気づいて散り散りになるランナーたちの中、ちゃんと競技場のゴールテープを切るランナーが描かれているのがとてもとてもよいですね。人生はマラソンだ、と考える人も含めて、すべての人生が、すばらしい、ので。
NA(池松壮亮):きょうも走りつづける。
だれだってランナーだ。
時計は止められない。
時間は一方向にしか 流れない。
後戻りできない マラソンコースだ。
ライバルと 競い合いながら
時の流れという一本道を
ぼくらは走りつづける。
より速く。一歩でも前に。
その先に未来があると信じて。
かならずゴールはあると信じて。
人生は、マラソンだ。S:人生は、マラソンだ。
NA(池松):人生ってそういうものか?
ちがう !
人生はマラソンじゃない。
誰が決めたコースなんだよ?
誰が決めたゴールなんだよ?NA(池松):どこを走ったっていい。
どこへむかったっていい。
自分だけの道があるんだ。
自分だけの道?
そんなもんあるのか?
わからない。
僕らが、まだ出会っていない世界は、
とてつもなく広い。
そうだ、踏み出すんだ。
悩んで、悩んで、
最後まで走り抜くんだ。
失敗してもいい。
寄り道してもいい。
誰かと比べなくていい。
道は1つじゃない。
ゴールは1つじゃない。
それは人間の数だけあるんだ!
すべての人生が、すばらしい。S:すべての人生が、すばらしい。
NA(池松):リクルートポイントはじまる。