正直「宇宙人ジョーンズ」シリーズはちょっと前までずっとピンときてなくて、それでもじわじわと「当たり前の光景」になってきていて、高見盛のやつ(あ、これもうっかり中島みゆきだ)あたりはうっかりグスッとなってしまった。なんというか、このちょっとヘンテコな企画をずっとやり続けるサントリーの胆力はすごいなあ、と改めて。これは印象でしかないけど、最初の頃は「ヘンテコだけど愛せる」という線を突いてきていて、徐々に「ヘンテコ」部分が減っていき、愛せる部分の比重が大きくなってきていて、このまま行くと感動巨編コースに突入するんじゃないかとちょっと、いやだいぶ期待しています。当たり前の日常をしっかり描いていいエンターテインメントにできる人はすばらしい。
