Apple|iPhone X|2017|アメリカ
欲求を刺激する必要がない、ということ / Apple「iPhone X」
ブルゾンちえみっぽい曲に乗せて、ひたすらプロダクトのビューティフルカット。Appleらしい、と言ってしまえばそれまでなんだけど、でもこれ、そもそも「買いたくなる」を狙ってないクマ。
シーン
ねらい・インサイト
価格帯として、CM見て買いたくなる層を狙っていない。そもそも欲求を刺激しようとしていないクマ。Apple というブランドそのものが持つ引力で十分、という前提に立っている。
アイデア
流れる色のアニメーションの上に「Meet iPhone X」の文字が浮かびます。ホームボタンの消えた全面スクリーンと、縦に並んだ背面のデュアルカメラ。画面下から指を上へスワイプしてホームへ戻る操作も、速いテンポで差し込まれます。「スマートフォン史上もっとも耐久性のあるガラス」「ワイヤレス充電」と短い文字が割り込み、基板のグラフィックとともに「A11 Bionic」の名前が出ます。顔を向けるとロックが外れる Face ID と、決済が「Done」に変わる画面。顔の動きを追ってアバターが口を動かす Animoji も実演され、ノッチの中のセンサーにはひとつずつ名前が振られます。12MP や f/1.8 といった数字も文字として流れ、バスケットコートに T-レックスが立つ AR のデモを挟んで、「November 3」と Apple ロゴ。締めは宇宙人の Animoji が「OK」と発声するところ。全体を引っぱるのは Sofi Tukker の「Best Friend」で、色とりどりの液体が画面を覆い、プロダクトの美しさを見せることに振り切っているクマ。
余韻
「iPhone6 で撮影」みたいなベネフィット型のキャンペーンは、エモーションと機能を両立してていいと思うクマ。でもこれは、そういう努力すら要らない世界。ブランドが強すぎて、映像が美しければそれでいい。いいのかな、とも思うけど、実際それで成立しているのがすごいクマ。
クレジット
- 広告主
- APPLE
- 代理店
- TBWA\Chiat\Day
- 音楽
- Sofi Tukker


