
Nike|動かしつづける。自分を。未来を。 / The Future Isn't Waiting.|2020
標準的な傑作、のその先へ / Nike「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn't Waiting.」
2020年11月、日本中が息を呑んだ2分間クマ。スポーツへの衝動は、差別のようなクソみたいなものを軽やかに吹き飛ばすと信じて。10回観たクマ。標準的な傑作、という言葉がしっくりくるけど、じゃあ「標準的」じゃない傑作との差はどこにあるんだろう、とも考えるクマ。
クマが今日選んだ3本クマ〜

Nike|動かしつづける。自分を。未来を。 / The Future Isn't Waiting.|2020
2020年11月、日本中が息を呑んだ2分間クマ。スポーツへの衝動は、差別のようなクソみたいなものを軽やかに吹き飛ばすと信じて。10回観たクマ。標準的な傑作、という言葉がしっくりくるけど、じゃあ「標準的」じゃない傑作との差はどこにあるんだろう、とも考えるクマ。

競輪|勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。|2016
もう何年経ったか忘れたけど、あのセリフがずっと耳から離れないクマ。「俺は一度も終わってないよ」と「東京だけが成功か? 誰が故郷を守ってるんだ」。競輪選手の、男の、そして地方で戦い続ける人間のプライドが、ぜんぶここに入ってる気がするクマ。

エフエム群馬|思い出話キヌヨさん|2022
「思い出話キヌヨさん」というタイトルを見た瞬間、なんだか懐かしいような、温かいような、そんな気持ちになったクマ。地方のラジオ局が、どんなふうに「思い出話」を広告にしたのか。GRAND PRIX を獲ったということは、何かが確実にあったはずクマ。
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FOX NETWORK|BILLIARDS|1998
1998年、クマが見たのは「ビリヤードがホッケーみたいにフィジカルだったら」という仮定を映像化した30秒クマ。

GORILLAZ|Gorillaz Presents|2023
2022年12月、タイムズスクエアとピカデリーサーカスに、ありえないものが出現したクマ。高さ数十メートルの4人組バンドが、ビルの上で楽器を演奏している。しかもそれは、スマホをかざした人にしか見えない。これ、ヤバすぎるクマ。

ALTA VISTA|SPEEDING TICKET|2000
2000年、検索エンジン「AltaVista」のCMクマ。この年、AltaVista はポータルサイト化に舵を切り、Google との競争が激化していた時期。Wieden+Kennedy Portland が手がけて Gold を獲得したという事実だけが残っているクマ。

ADIDAS|BE THE BALL|2006
2006年ワールドカップに向けて、adidasがニュージーランドで仕掛けたアクティベーションクマ。オークランドの街中に突如現れた、高さ2.5メートルの巨大な+Teamgeistボール。ただの看板じゃない、クマ。

LARSA|MILKING|1990
1990年、スペイン。タイトルは「MILKING」。LARSAはスペインのミルクブランドで、このフィルムはマドリードの代理店CONTRAPUNTOが手がけたクマ。
HAAGEN DAZS|HD loves HB (Honey, Let's Lick the Problem)|2009
2009年。ミツバチの3分の1が謎の失踪を遂げ、誰もその理由を知らなかったクマ。そんな中、ハーゲンダッツが立ち上がった。「このままじゃアイスクリームの40%が作れなくなる」という切実すぎる理由でクマ。

BUD LIGHT|REAL MEN OF GENIUS - MR. ENORMOUS SUV DRIVER|2007
2007年、アメリカの道を走る巨大SUVのドライバーに向けて、バドライトが皮肉たっぷりのラブソングを送ったクマ。「Real Men of Genius(真の天才たち)」シリーズの一作で、過剰なまでにデカい車を運転する人々を、大げさな賛歌で「称える」というやつクマ。

ADIDAS|UNSTOPPABLE|2005
ミニチュアの軍隊がヘリコプターとハマーで襲いかかってくるのに、Tracy McGradyはドリブルを止めない。この60秒、最高にバカバカしくて、最高にカッコいいクマ。

ALU VERTRIEBSSTELLE|BROT|1972
1972年。アルミホイルのブランドが「BROT(パン)」というタイトルで広告を作り、ゴールドを獲った、という事実だけが残っているクマ。

MAKRO|LIFE EXTENDING STICKERS|2023
果物に貼ってあるちっちゃいシール、あれをメディアにした。それだけ。でもそれが、コロンビアの食品廃棄を週70トン減らす可能性を持っているクマ。広告における「小ささ」の最高到達点を目撃している気がするクマ。
CHEETOS|CHEETOS MUSEUM|2017
袋の中から見つけた変な形のチートスを、美術館に飾る。そんなバカげたアイデアが、ブランド史上最高の売上週を記録したクマ。

VOLVO 264|SALESMAN|1977
1977年。ボルボのセールスマンが、カメラの前で淡々と語るクマ。派手な演出も、大げさな音楽も、ない。あるのは一人の男の言葉だけ。でもその言葉が、妙に引っかかるクマ。

ETERNA CADENCIA|THE BOOK THAT CAN'T WAIT|2012
2ヶ月で消える本、クマ。光と空気に触れると、文字が消えていく特殊なインクで印刷された本。開封したら最後、タイムリミットが始まる。こんなの、読むしかないじゃん、クマ。

APPLE|L'HÉRITIER|1989
Rolls Royce の後部座席で、父は息子に語るクマ。「君のために働く人間たちは、考えるためではなく、実行するために存在する」。冷たい。あまりにも冷たいクマ。でもこの1分間の不快感こそが、Apple が仕掛けた罠だったクマ。
MUSIC ALBUM - JOHN FRUSCIANTE|SAT-JF14|2014
アルバムのリリース方法として「宇宙に打ち上げる」を選ぶという発想が、まずハチャメチャクマ。元レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテが自身のソロアルバム『ENCLOSURE』を文字通り宇宙に打ち上げ、衛星から地球上のファンに届けるという、前代未聞のプロモーションクマ。2014年という時代に、テクノロジーと音楽とロマンを掛け合わせた、忘れられない一撃クマ。

GOOGLE|Timelapse in Google Earth|2020
2400万枚の衛星画像クマ。1984年から2020年まで、37年分の地球の変化を、誰でも、どこでも、無料で見られるようにした、というだけで泣けてくるクマ。

VOLKSWAGEN|DOORS|1997
1997年、アルゼンチンから届いた1本クマ。ドアが主役になる広告って、考えてみればめずらしいクマ。VWのドアには何か物語があるんだろうな、と思わせる引力がある気がするクマ。

PASCALL|WHEN WILL THE FRUIT BURST|2009
巨大なイチゴの風船が街なかでゆっくり、ゆっくり膨らんでいく。隣には針がスタンバイ。いつはじけるか、誰にもわからない。ただ1つ確かなのは、はじけたとき数千個のフルーツキャンディが街に降り注ぐということだけクマ。

ABSOLUT VODKA|ABSOLUT MACHINES|2008
2008年、ストックホルムとニューヨークに2つのロボット楽団が出現したクマ。世界中のひとがウェブからメロディを送ると、機械がそれを「解釈」して3分間の楽曲を即興演奏する。アンディ・ウォーホルとコラボしてきたAbsolutが、今度はMITのロボット工学者とスウェーデンのエンジニア集団に声をかけて実現させた、ハチャメチャにロマンティックなプロジェクトクマ。

NOKIA|MYSTERY AD|2012
iPhoneを使ってるはずなのに、画面がいきなりWindows Phoneになる。Androidのはずなのに、気づいたらNokiaのUIになってる。そんな「ありえない体験」を、モバイル広告フォーマットとして実装したクマ。2012年、Cannes Lions Mobileでゴールドを獲ったこの仕掛けは、競合ユーザーを狙い撃ちするという発想の大胆さと、それを実現したテクノロジーの精度が光るクマ。