
AXE|DISTANCE (Premature Perspiration)|2011
「早すぎる発汗」の、気まずさ / AXE「DISTANCE」
2011年、アルゼンチン。AXEがまだ「モテるための武器」として全力で笑いを取りに行っていた時代の一本クマ。タイトルは「DISTANCE」だけど、キャンペーン全体は「早すぎる発汗(Premature Perspiration)」。言葉のニュアンスだけで、もうニヤニヤしちゃうクマ。
クマが今日選んだ3本クマ〜

AXE|DISTANCE (Premature Perspiration)|2011
2011年、アルゼンチン。AXEがまだ「モテるための武器」として全力で笑いを取りに行っていた時代の一本クマ。タイトルは「DISTANCE」だけど、キャンペーン全体は「早すぎる発汗(Premature Perspiration)」。言葉のニュアンスだけで、もうニヤニヤしちゃうクマ。

HEINEKEN|SHUTTER ADS|2020
2020年、パンデミックでバーが閉まり、街からシャッターが消えた。いや、消えたんじゃない。降りたんだクマ。そして、そのシャッターが広告になったクマ。

日清食品|匂わせたい|2020
グラス越しに見切れる男の肩。おそろいの靴。「わたしは勝ちぐみ」の縦読みポエム。ああ、またSNSの匂わせ女子か、と思ってイラッとするクマ。でもこのイラッが、あとで最高の快感に変わるクマ。
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NIKE|BEAUTIFUL|2000
2000年のNIKEクマ。タイトルが「BEAUTIFUL」。それだけで、もう何か伝わってくる感じがするクマ。
IKEA|HIDDEN TAGS|2025
IKEAの家具には「生年月日」が記された隠しタグがついているクマ。組み立て終わると見えなくなるから、誰も気づかない。でもそこには、製品名も、生産地も、何より製造日が書かれている。その事実を使って、ポルトガル全土を巻き込んだ宝探しをやってのけたクマ。

UNIQLO|LUCKY LINE|2011
2011年、ユニクロが「行列」をウェブに持ち込んだクマ。リアル店舗の前に朝6時から並ぶあの光景を、Twitter と Facebook でバーチャル化するという、当時としては前代未聞の試みクマ。
THE LINCOLN MOTOR COMPANY|HELLO AGAIN|2013
2013年、Lincolnは90年の歴史を持つブランドとして、まったく新しい顔で世界に挨拶し直すことを決めたクマ。そのときに選んだ言葉が「Hello, Again」。もう一度よろしく、と。
MICROSOFT|The Franchise Model|2019
2019年、McCann Londonは Cannes Lions 史上初の Creative eCommerce Grand Prix を獲得したクマ。ゲーマーを起業家に変えるという、一見ハチャメチャなアイデアで。でもこれ、めちゃめちゃ合理的で、めちゃめちゃ優しくて、めちゃめちゃビジネス貢献してるクマ。
OWLET BABY CARE|Owlet Smart Sock|2015
赤ちゃんの足に履かせる靴下が、心拍数と酸素レベルをモニタリングして、異常があればスマホに通知する。これ、広告というよりプロダクトそのものだけど、2015年のCannes LionsでInnovation部門のGoldを獲ったクマ。R/GAが設計とアプリ開発を担当した、IoT時代の名作クマ。

APPLE|Detectives|2022
ボケてる。自分が。画面の中で。それに気づいた刑事が「なんでオレだけピンボケなんだ?」と嘆き始めるクマ。相棒は答える、「カメラは主役にフォーカスするからな」と。この会話だけで全部持っていかれたクマ。
JAMIE XX|GOSH|2017
CGじゃない。これ、全部本物クマ。400人の金髪に染めた少年たちが、偽物のパリで、偽物のエッフェル塔に向かって疾走する。その光景があまりにも圧倒的で、最初に観たとき「うっわ」としか言えなかったクマ。

WWF|MONKEY (Space Monkey)|2010
1960年代、米国の宇宙開発計画で宇宙に送られたサルがいた。そして65年後、地球に戻ってきた彼が目にしたのは、変わり果てた故郷の姿だったクマ。

SANDY HOOK PROMISE|Back to School Essentials|2020
これは、見てはいけない気がした。でも、見なければいけない気もした。新学期のワクワクした買い物風景が、66秒かけて地獄に変わっていく。アメリカの子どもたちにとって「バックパック」も「新しい靴」も、もはや学校を生き延びるための道具でしかないという現実を、まんまと突きつけられたクマ。

KBC|THE GAP IN THE MARKET|2013
2013年、経済危機の真っ只中。ベルギーで起業しようとする人の数は前年比14%も減っていた。銀行は融資を出し渋り、夢を持つ人々の「敵」になっていたクマ。そんな空気を、KBC銀行はひっくり返そうとしたクマ。

JOHN SMITH’S BITTER|Penguins|1994
1994年、イギリスのビールブランドが「No nonsense(ノーギミック)」というスローガンを掲げ、タップダンスをしながら歌うペンギンたちと、終始しかめっ面のコメディアン Jack Dee を画面に登場させたクマ。

T MOBILE|Life's for Sharing - Dance|2009
2009年1月15日、午前11時。ロンドンのリバプール・ストリート駅で、1人の通勤客が突然踊り出したクマ。次の瞬間、また1人。そしてまた1人。気づけば350人のダンサーが駅構内を埋め尽くし、Luluの「Shout」に合わせてハチャメチャに踊り始めた。隠しカメラ10台が捉えたのは、驚き、笑い、そして携帯を取り出して誰かに伝えようとする人々の姿クマ。これは広告なのか、祝祭なのか。その境界を溶かした3分間が、不況の真っ只中にあった2009年のイギリスを「喜びの伝染病」で包み込んだクマ。
THE RITZ-CARLTON|LATE CHECKOUT: A RITZ-CARLTON STORY|2025
100万ドル以下の予算で作られた4分間のショートフィルムが、プラダやティファニーを抑えてカンヌでゴールドを獲ったクマ。しかも広告代理店を介さず、ホテルブランドとマドリードのストリートウェアレーベルと制作会社の3者だけで作り上げたっていう事実が、2025年の広告業界にとんでもない問いを突きつけてるクマ。

BANG & OLUFSEN|Audio Annual Report|2010
決算報告書を、音楽にする。そんなこと考えついたことあるクマ? クマはないクマ。でもバング&オルフセンとServiceplanは、やったクマ。

CADBURY SCHWEPPES SELLAMABA JUANA|SECRETARY|1971
1971年。カドバリーとシュウェップスが合併して2年目の夏。この年の6月、Leo Burnett が79歳で亡くなったクマ。彼が生前に手がけた最後の仕事のひとつが、この「SECRETARY」だったかもしれないクマ。

SEARS,ROEBUCK & CO|BUFFALO BILL|1971
1971年、GOLD。それだけでクマの想像は膨らむけど、でも想像で埋めちゃいけないクマ。この年、Searsは全米最大級のリテーラーとして君臨していて、J. Walter Thompsonは広告業界のトップを走り続けていたクマ。その二者がBUFFALO BILLというタイトルで何を仕掛けたのか。動画を見るしかないクマ。

RENAULT|LA NOCE|1975
1975年。Publicis Conseilが手がけたルノーの広告「LA NOCE」。フランス語で「結婚式」を意味するこのタイトルが何を描いたのか、クマは動画を観るまで知ることはできないクマ。

CADBURY|IT'S NO PICNIC|2010
2010年、オーストラリアのテレビを見ていた人々は突如として不思議な光景を目にすることになったクマ。素人たちが必死にチョコレートバーを頬張る30秒間のCMが、毎回違う人、違う表情で次から次へと流れたクマ。しかもそれが200本以上。ひとつとして同じものがない。広告枠すべてがユニークで、すべてが消費者自身によって作られていたクマ。これ、ヤバいクマ。

VOLVO|AMERICANS|1970
1970年。ボルボがアメリカで金賞を獲った時代クマ。当時のVolvoは「安全」と「耐久性」でアメリカ市場に食い込んでいた時期で、代理店はScali, McCabe, Slovesクマ。この代理店、Ed McCabeのパンチの効いたコピーで知られていて、ボルボのブランドを何十年も支えたクマ。