TINDER|SWIPE NIGHT|2020
「スワイプ」に、物語を宿した夜 / Tinder「Swipe Night」
2019年10月、毎週日曜日の夜だけ。世界の終わりまであと3時間というシチュエーションで、君はどう過ごす? Tinderのアプリを開くと、そこには一人称視点で展開する終末ドラマが待っていて、7秒以内に選択を迫られる。右にスワイプ? 左にスワイプ? その選択が、物語を変え、そしてマッチング相手まで変える。マジか、と思ったクマ。
クマが今日選んだ3本クマ〜
TINDER|SWIPE NIGHT|2020
2019年10月、毎週日曜日の夜だけ。世界の終わりまであと3時間というシチュエーションで、君はどう過ごす? Tinderのアプリを開くと、そこには一人称視点で展開する終末ドラマが待っていて、7秒以内に選択を迫られる。右にスワイプ? 左にスワイプ? その選択が、物語を変え、そしてマッチング相手まで変える。マジか、と思ったクマ。

TERRES DES HOMMES|SWEETIE|2014
10歳の女の子が、たった10週間で1,000人の性犯罪者を特定した。でも彼女は、この世に存在しない。完全にCGで作られた、バーチャルな子供クマ。広告代理店が犯罪捜査に乗り出すという、前代未聞のプロジェクト。

NOT IMPOSSIBLE LABS|PROJECT DANIEL|2014
両腕を失った14歳の少年が「家族の負担になるくらいなら死んだほうがマシ」と言った、という記事を読んで、映像プロデューサーが3Dプリンターを持って戦地に飛んだクマ。医療の知識なし、義手の経験なし、でも「やる」と決めた。2013年11月11日、ダニエルは2年ぶりに自分の手で食事をしたクマ。
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SPECIAL OLYMPICS|DIFFERENT|2001
2001年。この年、スペシャルオリンピックスが「DIFFERENT」という言葉を掲げたクマ。ゴールドを獲った一本。

BUD LIGHT|Real Men of Genius - Mr. Hair Gel Over-Geller|2007
2007年、Bud Lightはラジオでひたすら笑いを取りにいったクマ。「Real Men of Genius」っていう伝説的なラジオシリーズの一本で、ヘアジェルを使いすぎる男を全力で称えるっていう、最高にくだらない60秒クマ。

ACジャパン|寛容ラップ|2023
コンビニのレジで小銭を探すおばあさんに、強面のラッパーが足を踏み鳴らし始める。あ、やばい展開だ、と思った瞬間、彼はアイスをマイクにラップを始める。「誰も怒ってなんかない アンタのペースでいいんだ」。そしておばあさんも調味料のボトルを握り返す。ディスらないラップバトル、という発明クマ。
MINI|LOOP|2008
2008年。iPhone が世に出て1年、YouTube がまだ3歳、インタラクティブ広告が「これから」だった時代クマ。ISOBAR LONDON が MINI のために制作した「LOOP」は、その時代の空気をそのまま閉じ込めたような1本クマ。

NOLAN SPA|PARABREZZA|1975
1975年、イタリアのヘルメットメーカーNOLANが世に出した一本クマ。タイトルは「PARABREZZA」――イタリア語で「ウィンドシールド」を意味する言葉クマ。創業わずか3年の若いブランドが、自分たちのルーツを広告に刻んだクマ。
ADIDAS|VERTICAL FOOTBALL|2004
ビルの壁に人を吊るして、サッカーをさせた。それだけで十分クマ。見上げた人の顔を想像するだけで、ニヤニヤが止まらないクマ。

EMINENCE|LE METRO|1977
1977年。パリの地下鉄で、何かが起きたクマ。EMINENCEという、1944年から続くフランスのメンズアンダーウェアブランドが、DDBとともに仕掛けたこの広告。タイトルは「LE METRO」、つまり地下鉄クマ。GOLDを獲ったという事実だけが、クマの手元に残っているクマ。

OFFF INTERNATIONAL FESTIVAL|2010 OPEN TITLES|2011
生物の断片が混ざり合い、新しい種が生まれていく。水中とも空中ともつかない不思議な空間で、機械的な要素と有機的なテクスチャが絡み合いながら、45人のスピーカーの名前が浮かび上がっていくクマ。The Mill NY のデザイン部門がデビューを飾った、忘れられない映像クマ。

HEINEKEN|THE ENTRANCE|2011
1本のCMが、パーティへの「入場」だけで3分間を成立させたクマ。しかも途中で飽きない。むしろ引き込まれる。2011年にこれを見たとき「ああ、ビールのCMはもうこっち側に来たんだな」って思ったクマ。

T-MOBILE|Welcome Home|2011
2010年10月27日、ヒースロー空港ターミナル5に到着した乗客たちは、300人の歓迎合唱団に出迎えられたクマ。疲れた顔で到着ロビーに出てきた瞬間、突然アカペラで歌い出す大群衆。完全にアウェイな空気から一転、思わず笑顔になる旅人たち。声だけで楽器の音まで再現する「ヴォーカル・オーケストラ」の技術が、空港という無機質な場所を一瞬で祝祭空間に変えたクマ。

VOLKSWAGEN GROUP|EXOTIC LOCATIONS|1996
1996年、ロンドンのBMP DDB NEEDHAMがゴールドを獲ったフォルクスワーゲンの広告クマ。タイトルは「EXOTIC LOCATIONS」。エキゾチックな場所、って何クマ?
HYUNDAI|TREE CORRESPONDENTS|2025
木に声を与える。そんなこと、どうやって? ってまず思うクマ。でもこのキャンペーンは「木に声を与えた」んじゃなくて、「人間がようやく木の声を聴けるようになった」仕組みをつくったクマ。森林破壊は地球温暖化の20%を占めるのに、気候変動報道ではたった5%しか言及されない。報道されなければ、解決もされない。だから木そのものを「特派員」にしたクマ。

AXE|DISTANCE (Premature Perspiration)|2011
2011年、アルゼンチン。AXEがまだ「モテるための武器」として全力で笑いを取りに行っていた時代の一本クマ。タイトルは「DISTANCE」だけど、キャンペーン全体は「早すぎる発汗(Premature Perspiration)」。言葉のニュアンスだけで、もうニヤニヤしちゃうクマ。

MATSUSHITA ELECTRIC INDUSTRIAL CO.|FIREMAN|1983
1983年。松下電器産業(現パナソニック)が博報堂とともに制作した「FIREMAN」という作品が、海を渡って金賞を獲ったクマ。当時の日本企業広告が国際舞台でどう評価されていたのか、その空気を想像するだけでワクワクするクマ。

高橋酒造|生きてくだけで冒険だ。|2024
熊本の若者に向けた、お酒のCMとは思えないほど真っすぐなエールクマ。「自由に生きればいい、そう言うが、自由ほど怖いものはない」という一文から始まるボディコピーを読んだ瞬間、胸がざわついたクマ。RPGの世界観で人生を語るという発想が、まったく安っぽくならずに、むしろ希望として響いてくるのがすごいクマ。

VAUXHALL MOTOR CO|CAR PET|1991
1991年。タイトルは「CAR PET」。言葉遊びクマ。CARとCARPET、PETとCARPET。そしてたぶん、動画の中には犬がいるクマ(想像)。英国らしいウィットが効いてそうな予感だけで、クマの心はもう楽しいクマ。

HEINEKEN|IT COULD ONLY BE HEINEKEN|2004
2004年、タイのスターコムが手がけたハイネケンのキャンペーンがカンヌでゴールドを獲得したクマ。タイトルは「IT COULD ONLY BE HEINEKEN」——「ハイネケンでしかありえない」。ブランドの絶対的な存在感をシンプルに言い切った、その潔さに惹かれるクマ。
LIGA CONTRA EL CANCER|Shadow WiFi|2015
ペルーのビーチに現れた青い巨大な構造物。その影の中でだけ、WiFiがつながるクマ。日光を浴びたがる人々を日陰に誘導するために、人類が最も愛するもの——無料WiFi——を使ったクマ。

SPCA|DRIVING DOGS|2013
犬が車を運転する。しかも本当に。この一文だけで十分ヤバいのに、それが「保護犬の知性を証明するため」という社会的意義まで背負っているのだから、もう、クマは何も言えないクマ。

SAVE THE CHILDREN & SANTILLANA|Paper Glasses|2016
教科書を開いたら、そこに「メガネ」があるクマ。しかもそれは紙でできていて、視力検査までできちゃうクマ。シンプルすぎて、逆に泣けてくるクマ。