
Brother|Next time label it|2017
オチまで読めるけど、やっぱり楽しい / Brother「Next time label it」
ラベルがないとこうなっちゃうよ、という「もしもなかったら」の大げさ系クマ。ドタバタが始まった瞬間、オチは見えちゃうんだけど、それでも楽しいクマ。
クマが今日選んだ3本クマ〜

Brother|Next time label it|2017
ラベルがないとこうなっちゃうよ、という「もしもなかったら」の大げさ系クマ。ドタバタが始まった瞬間、オチは見えちゃうんだけど、それでも楽しいクマ。

日清カップヌードル|SURVIVE!|2013
2013年、日清がやらかしたクマ。若手サラリーマンが甲冑を着て西洋軍に突撃し、「ナイス・トゥ・ミーチュー!」と叫びながら大砲で吹き飛ばされる。就活生は吹雪の中で白クマ面接官に詰められ、海では「いいね!」を強要するリア獣ザメに襲われる。ハチャメチャなのに、2013年の空気をそのまま切り取ってるクマ。

TOYOTA PRIUS|PRIUS GOES PLURAL|2011
プリウスが増えたら、名前はどうなるか。それだけで1本のキャンペーンになったクマ。答えは車じゃなくて、文法の中にあったクマ。
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LEVI STRAUSS|Odyssey|2002
ドアを開けた青年が、壁を突き破って走り出す。それだけのCMに、6ヶ月とおよそ2.5億円がかかったクマ。説明は一切ないのに、走る理由が伝わってくるクマ。

BODYFORM LIBRESSE|#PERIODSOMNIA|2023
サーモグラフィーで撮った「夜の生理」が、そのまま広告になってしまったクマ。眠れない、じゃなくて、眠らせてもらえない、が正しいクマ。
LAUT GEGEN NAZIS E.V.|HETZJAEGER. ANTIFASCIST ALGORITHMS.|2022
いちばん驚くのはここ。この団体は本物そっくりのネオナチバンドを一つ、自分たちの手で作ってしまったクマ。しかも、ちゃんとヒットさせたクマ。

ROCA|RITUALS|2010
洗面台でのひげ剃り、鏡の前での身だしなみ。誰も人に見せない「浴室での自分」を原寸大の映像にして、ショールームの壁に映し出したクマ。地味な思いつきほど強いことがある。

DOMESTIC GAS SCALE|GASCALE|2016
プロパンガスのボンベに、ネット接続した秤を置いただけクマ。でもそれだけで、ガスがいつ切れるか分からないという南米の生活者が長年抱えてきた不安が、静かに消えたクマ。

L’ORÉAL|MAKEUP GENIUS|2015
スマホのカメラを向けると、まばたきしても微笑んでも、口紅が顔から剥がれ落ちないクマ。これ、2015年のアプリの話クマ。
NIKE|RISK EVERYTHING|2015
W杯の試合が動くたびに、ナイキも22の言語で同時に動いていたクマ。これはCMというより、1ヶ月間ずっと稼働し続けた巨大な編集部クマ。

WORLD DOWN SYNDROME DAY|DEAR FUTURE MOM|2014
ダウン症の子を授かった未来のママへ、ダウン症の子どもたち自身が返事を書いたクマ。説明は要らない、これだけで泣けるやつクマ。

INTEL|THE MUSEUM OF ME|2012
Facebookに貼ってきた写真と「いいね」が、気づけば自分だけの美術館になっているクマ。2011年公開のこのアプリは、カンヌで金3つを含む6本のライオンを持ち帰ったクマ。

CALLEN-LORDE, METROPOLITAN TRANSPORTATION AUTHORITY, NYC LGBT HISTORIC SITES PRO|IN TRANSIT|2024
NYの地下鉄アナウンスの声は、実はトランスジェンダー女性のものだったクマ。何百万人もの乗客が毎日聞いていたその声を、本人の今の声で録り直しただけの話クマ。

OPERATION SMILE INDIA|:{TO:) #CLEFTTOSMILE|2014
キーボードで打てる3文字の顔文字 :{to:) が、そのままチャリティのロゴになったクマ。難しいビジュアルも映像も使わず、ツイートするだけで寄付と認知が広がる仕掛けクマ。

PRODIS DOWN’S SYNDROME FOUNDATION|PRODIS MAILING|2008
2008年、スペインの広告業界に、ごく普通のプレスリリースが届いたクマ。「新しいクリエイターが入りました、最新の仕事を見てください」。送り主はダウン症の財団PRODISクマ。
APPLE|Shot on iPhone, Vertical Cinema|2020
9分の短編映画を、スマホを縦に持ったまま最後まで観させてくるクマ。監督はオスカー受賞の『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル。縦動画はダサいという偏見を、よりによって映画の巨匠にぶち壊させる発想がすごいクマ。
HEINZ KETCHUP|Heinz Dipper|2026
フライドポテトの箱に、ケチャップを入れるポケットが生えてきたクマ。しかもその形、ハインツのロゴとそっくり。偶然じゃなくて、最初からそういう設計クマ。
CENTERS FOR DISEASE CONTROL|VERB YELLOWBALL|2007
ただの黄色いボールに番号を振っただけで、子どもたちは国中にそれを運んだクマ。中身はボール1個、仕掛けは番号1個。それだけで小児肥満と向き合ったクマ。
ACTIVISION|SCRATCHBOARDS|2022
スケボーのデッキが、削れば削るほど当たりが出る宝くじになったクマ。滑って傷つけるほど得するなんて、スケーターが一番嫌いな「板が傷む」をそのままご褒美に変えてるクマ。

STAYFREE|PROJECT FREE PERIOD|2020
生理がくると「休める」と喜ぶ女性たちがいる。インドのセックスワーカーたちだ。ナプキンのブランドが、その3日間を仕事の学校に変えたクマ。

BUDGET|AROMATHERAPY|2000
レンタカーにキャンドルを置いたら、乗客みんな眠りに落ちて、運転手まで寝て、車が勝手に車線をはみ出していくクマ。この「ダメなアイデア」のおかげでカンヌの金獅子を獲ったクマ。

DURACELL|20 Percent More|2011
電池が「20%長持ち」なのを伝えるために、本物のテレビ番組を20%長く放送させたクマ。

AMNESTY INTERNATIONAL|SIGNATURE|2007
アニメーションの中で、一枚の署名が扉になり、盾になり、気球になるクマ。フランス人にとって人権活動は遠い話だった、というところから始まった企画クマ。