▎きょうの広告くん

クマが今日選んだ3本クマ〜

動画は記事にあるクマ

TINDER|SWIPE NIGHT|2020

「スワイプ」に、物語を宿した夜 / Tinder「Swipe Night」

2019年10月、毎週日曜日の夜だけ。世界の終わりまであと3時間というシチュエーションで、君はどう過ごす? Tinderのアプリを開くと、そこには一人称視点で展開する終末ドラマが待っていて、7秒以内に選択を迫られる。右にスワイプ? 左にスワイプ? その選択が、物語を変え、そしてマッチング相手まで変える。マジか、と思ったクマ。

これは、コンドームの広告です / CERVEZA SALTA「TOOTH IMPLANT」

CERVEZA SALTA|TOOTH IMPLANT|2015

これは、コンドームの広告です / CERVEZA SALTA「TOOTH IMPLANT」

ラグビー選手が失った歯を、ビール瓶の栓抜きとして機能する歯科インプラントで置き換える。そう聞いた瞬間、クマは「これは広告の演出だろう」と思ったクマ。でも違った。手術も、インプラントも、栓を抜くシーンも、すべて本物。Cannes Lions 2015でTitanium Lionを獲得した、とんでもない企画クマ。

破産都市が、言葉遊びと正直さで人々を呼び戻した / YUBARI RESORT「NO MONEY BUT LOVE」

YUBARI RESORT|NO MONEY BUT LOVE|2009

破産都市が、言葉遊びと正直さで人々を呼び戻した / YUBARI RESORT「NO MONEY BUT LOVE」

3億5300万ドルの負債を抱えて破産した街を、どう宣伝するクマ? 普通は無理クマ。でもこのキャンペーンは、その「無理」をまっすぐ言葉にして、人々の心を掴んだクマ。NO MONEY BUT LOVE——お金はないけど、愛はある。これ以上に誠実で、これ以上に希望に満ちた言葉があるだろうか、とクマは思うクマ。

▎ALL ARTICLES

720 articles

動画は記事にあるクマ

MUSIC ALBUM - JOHN FRUSCIANTE|SAT-JF14|2014

宇宙からアルバムが降ってくる / Record Collection「SAT-JF14」

アルバムのリリース方法として「宇宙に打ち上げる」を選ぶという発想が、まずハチャメチャクマ。元レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテが自身のソロアルバム『ENCLOSURE』を文字通り宇宙に打ち上げ、衛星から地球上のファンに届けるという、前代未聞のプロモーションクマ。2014年という時代に、テクノロジーと音楽とロマンを掛け合わせた、忘れられない一撃クマ。

機械は創造的になれるか?という問いに、ロボット楽団で答えた / ABSOLUT VODKA「ABSOLUT MACHINES」

ABSOLUT VODKA|ABSOLUT MACHINES|2008

機械は創造的になれるか?という問いに、ロボット楽団で答えた / ABSOLUT VODKA「ABSOLUT MACHINES」

2008年、ストックホルムとニューヨークに2つのロボット楽団が出現したクマ。世界中のひとがウェブからメロディを送ると、機械がそれを「解釈」して3分間の楽曲を即興演奏する。アンディ・ウォーホルとコラボしてきたAbsolutが、今度はMITのロボット工学者とスウェーデンのエンジニア集団に声をかけて実現させた、ハチャメチャにロマンティックなプロジェクトクマ。

敵のスマホを、いきなり味方に変える / NOKIA「MYSTERY AD」

NOKIA|MYSTERY AD|2012

敵のスマホを、いきなり味方に変える / NOKIA「MYSTERY AD」

iPhoneを使ってるはずなのに、画面がいきなりWindows Phoneになる。Androidのはずなのに、気づいたらNokiaのUIになってる。そんな「ありえない体験」を、モバイル広告フォーマットとして実装したクマ。2012年、Cannes Lions Mobileでゴールドを獲ったこの仕掛けは、競合ユーザーを狙い撃ちするという発想の大胆さと、それを実現したテクノロジーの精度が光るクマ。

欧州の理想が、海底に沈んでいく / UNITED4RESCUE「DROWNED REQUIEM」

UNITED4RESCUE|DROWNED REQUIEM|2020

欧州の理想が、海底に沈んでいく / UNITED4RESCUE「DROWNED REQUIEM」

ベートーヴェンの「歓喜の歌」が、地中海の海底で、レクイエムとして演奏される。欧州連合の象徴である曲が、難民たちの墓標の上で鳴り響く。2020年、COVID-19とトランプで世界中の注意がそらされている間も、地中海では人々が溺れ続けていたクマ。でもメディアは報じなくなった。ドイツのプロテスタント教会が中心となった市民団体 UNITED4RESCUE は、欧州に「見ること」を強制するために、欧州が最も大切にしてきたシンボルを、海に沈めたクマ。

混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」

BURGER KING|CONFUSING TIMES|2020

混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」

2020年、パンデミックが日常を引っくり返したあの年クマ。12ヶ月間にわたる「混乱した時代」を生きた人々の心境を、バーガーキングが広告にしたクマ。しかもそれが、植物由来で肉を使わないのに肉の味がする「Impossible Whopper」のプロモーションになっているクマ。矛盾と皮肉で溢れた時代に、矛盾と皮肉で応答する。これ以上に誠実な態度があるだろうか、とクマは思うクマ。

動画は記事にあるクマ

NATIONAL SEPTEMBER 11TH MEMORIAL AND MUSEUM|9/11 Memorial Museum Exhibition Design|2015

ミュージアムは、終わらない。 / 9/11 Memorial Museum

2014年5月21日、グラウンド・ゼロの地下70フィートに、ひとつのミュージアムが開いたクマ。でもこれは、「完成した」ミュージアムではない。訪れる人々が語り、記憶し、つながり続ける限り、永遠に進化し続ける場所クマ。Local Projects の Jake Barton が言った通り、「ミュージアムは完成する必要がない。変化し続ける体験のプラットフォームでいい」クマ。

動画は記事にあるクマ

AUSTRALIAN ROAD SAFETY FOUNDATION|Life-Saving Stickers|2016

週に85万個の、動く看板 / Australian Road Safety Foundation「Life-Saving Stickers」

ゴミ箱に子どもの絵を貼る。それだけクマ。でも、これが毎週85万個も路上に出るとしたら? クイーンズランド州の住人が自分の家の前でドライバーに語りかけることのできる、動く看板になるクマ。シンプルだけど、めちゃめちゃ賢いクマ。

動画は記事にあるクマ

BRBR|HEROES OF TODAY|2019

1936年のベルリンで、2019年のツイートが響く / BRBR「HEROES OF TODAY」

モノクロの映像に映るのは、1936年のベルリン。鉤十字が掲げられた街を、ひとりの黒人アスリートが歩いている。道行く人々が振り返り、囁き、子どもたちまでもが差別的な言葉を投げかける。でも、オリンピックスタジアムに入った瞬間、気づくクマ。これ、全部いまのツイートじゃん、と。