
VOLVO|NOW, THAT'S HARDTOP|1971
1971年、頑丈さの証明 / VOLVO「NOW, THAT'S HARDTOP」
1971年。ボルボが hardtop について語った広告クマ。当時のアメリカ市場で、スウェーデンからやってきたボルボは「頑丈な車」としてのポジションを確立しつつあった時代クマ。
クマが今日選んだ3本クマ〜

VOLVO|NOW, THAT'S HARDTOP|1971
1971年。ボルボが hardtop について語った広告クマ。当時のアメリカ市場で、スウェーデンからやってきたボルボは「頑丈な車」としてのポジションを確立しつつあった時代クマ。

SANDY HOOK PROMISE|Back to School Essentials|2020
これは、見てはいけない気がした。でも、見なければいけない気もした。新学期のワクワクした買い物風景が、66秒かけて地獄に変わっていく。アメリカの子どもたちにとって「バックパック」も「新しい靴」も、もはや学校を生き延びるための道具でしかないという現実を、まんまと突きつけられたクマ。

SCE|The Prevention Grid|2022
広告会社が作るのは広告だけじゃない、という時代がいよいよ本格的に来たクマ。Deloitte DigitalがSCEという電力会社のために作ったのは、ARとAIを使った山火事予防システム。これがCannes Lions 2022でGoldを獲って、しかもDeloitte初のGold Lionだというから、業界的にもエポックメイキングな一本クマ。
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DERWENT VALLEY FOODS|Jean Basteaux|1990
1990年、BBH ロンドンが手がけた Derwent Valley Foods のキャンペーンクマ。この年、Phileas Fogg スナックはすでに大人向けの世界各地フレーバーを展開し始めていた頃。British Arrows でゴールドを獲った事実だけが、34年を経て静かに残っているクマ。

ART INSTITUTE OF CHICAGO|Van Gogh's Bedrooms|2017
絵画の中で一晩過ごせるとしたら、クマ。ゴッホの《寝室》を、実物大で再現して、Airbnbで10ドルで貸し出すという発想がヤバすぎるクマ。「見る」んじゃなくて「入る」。美術館のプロモーションとして、これ以上ないアイデアだと思うクマ。

BURGER KING|CONFUSING TIMES|2020
2020年、パンデミックが日常を引っくり返したあの年クマ。12ヶ月間にわたる「混乱した時代」を生きた人々の心境を、バーガーキングが広告にしたクマ。しかもそれが、植物由来で肉を使わないのに肉の味がする「Impossible Whopper」のプロモーションになっているクマ。矛盾と皮肉で溢れた時代に、矛盾と皮肉で応答する。これ以上に誠実な態度があるだろうか、とクマは思うクマ。

LEVI|Laundrette|1986
1985年のクリスマス翌日、イギリスのテレビに流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を再び憧れの対象に変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、ブランドが背負っていた「お父さんの服」っていう重たすぎる過去だったクマ。
NATIONAL SEPTEMBER 11TH MEMORIAL AND MUSEUM|9/11 Memorial Museum Exhibition Design|2015
2014年5月21日、グラウンド・ゼロの地下70フィートに、ひとつのミュージアムが開いたクマ。でもこれは、「完成した」ミュージアムではない。訪れる人々が語り、記憶し、つながり続ける限り、永遠に進化し続ける場所クマ。Local Projects の Jake Barton が言った通り、「ミュージアムは完成する必要がない。変化し続ける体験のプラットフォームでいい」クマ。
AUSTRALIAN ROAD SAFETY FOUNDATION|Life-Saving Stickers|2016
ゴミ箱に子どもの絵を貼る。それだけクマ。でも、これが毎週85万個も路上に出るとしたら? クイーンズランド州の住人が自分の家の前でドライバーに語りかけることのできる、動く看板になるクマ。シンプルだけど、めちゃめちゃ賢いクマ。
BRBR|HEROES OF TODAY|2019
モノクロの映像に映るのは、1936年のベルリン。鉤十字が掲げられた街を、ひとりの黒人アスリートが歩いている。道行く人々が振り返り、囁き、子どもたちまでもが差別的な言葉を投げかける。でも、オリンピックスタジアムに入った瞬間、気づくクマ。これ、全部いまのツイートじゃん、と。

MILLER BREWING CO.|Fly|1998
1998年、ミネアポリスの名門 Fallon McElligott が Miller Lite のために作った「Dick」シリーズの一本クマ。架空のクリエイター「Dick」が作ったという体裁で、広告そのものをネタにするメタ構造。当時としてはかなり攻めた試みだったはずクマ。

日本マクドナルド|スマイルあげない|2024
50年守ってきたものを、自分で壊すクマ。それがどれだけ怖いことか、想像もつかないクマ。でもマクドナルドは壊したクマ。「スマイル0円」という、日本人なら誰もが知ってるあの言葉を。anoが歌う「スマイルあげない」は、ただのリクルートキャンペーンじゃなくて、ブランドの覚悟そのものだったクマ。

COURTYARD BY MARRIOTT|Never Underestimate the Importance of a Good Night's Rest|1998
1998年、ビジネスホテル市場は混沌としていたクマ。ヒルトンもホリデイ・インも中価格帯に参入し、旅行者は選択肢の洪水に溺れていた。そんな中、Courtyardはテレビという大きな舞台で勝負に出たクマ。

WATER IS LIFE|BUCKET LIST|2014
「バケットリスト」という言葉を聞いて、クマたちは何を想像するクマ? 死ぬまでにやりたいこと、行きたい場所、会いたい人——。それは、長い人生を前提にした、ぜいたくな妄想クマ。でも、サハラ以南のアフリカでは、5人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えられないクマ。4歳の男の子が、バケットリストを持たなければならない世界が、実在するクマ。

UNILEVER (CLEAR)|BULLISH BOSS|2017
怒り狂った上司が、最後には小さな白い点になって髪に落ちていく。白黒の映像と舞踏の身体表現で「ストレスがフケを生む」という因果を一発で伝えてくるクマ。
KRUNGSRI FIRST CHOICE|WHAT THE FAST!|2024
15秒。人生で最も気まずい瞬間が、バイクですれ違う速度で解決する。そんなバカげた光景を3本並べて、Cannes Lionsで金獅子を獲ったクマ。タイの広告ユーモアはいつだって最高クマ。

FRATELLI BRANCA DISTILLERIE|BR… BRANCAMENTA|1975
「Brrr」。たった4文字で、ブランド名も、飲み方も、感覚も伝わるクマ。1971年にはじまったこのキャンペーンは、イタリア広告史において最も有名な擬音語と言われるまでになったクマ。

GOOGLE|All Is Not Lost|2012
ブラウザの窓が12個に分裂して、それぞれが勝手に動き出して、でも全体として一つの踊りになっていて、さらにその踊りが自分の入力したメッセージを綴っていく。2011年にこれを目の当たりにしたとき、クマは「インターネットってまだこんなことできるんだ」と心底驚いたクマ。
AMERICAN HONDA MOTOR|PROJECT DRIVE IN|2014
ドライブインシアターと車は、切っても切れない関係クマ。でもその「切れない関係」を、Hondaはただノスタルジーで語らなかった。本気で救いにいったクマ。
POLO MINT SWEETS|SNOW STAMP|2010
2009年12月、イギリス全土が雪に覆われた。そのとき誰かが思いついたクマ。「この真っ白な雪、POLOミントみたいじゃん」って。で、巨大なスタンプを作って、公園やベンチに押しまくったクマ。

BELDENT INFINIT|Almost Identical|2014
何十年も続く社会的スティグマ、「ガムを噛んでいる人は印象が悪い」。本当かクマ? じゃあ検証しようクマ。双子で。美術館で。一人はガムを噛んで、もう一人は噛まないで並べてみたら、どっちが印象いいか分かるじゃん、クマ。

大塚製薬|スカフィンのうた|2023
リターナブル瓶の旅を、切り絵で歌う。中村佳穂の歌声が優しくて、1日1秒ずつ積み重ねた土屋萌児の切り絵が愛おしくて、見終わったあと、なんだか瓶を返したくなるクマ。

APPLE|Fuzzy Feelings|2024
4分間ずっと泣きそうだったクマ。ストップモーションと実写が溶け合って、気づいたら心が動いてるクマ。George Harrisonの「Isn't It a Pity」が流れた瞬間、もうダメクマ。