Under Armour|I WILL WHAT I WANT|2016|アメリカ
消えていく言葉、残る強さ / Under Armour「I WILL WHAT I WANT」
世界最高のスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンがサンドバッグを打つ。その一撃ごとに、彼女に向けられた心ないSNSの投稿が消えていく。ただそれだけなんだけど、心にクるものがあるクマ。
▎背景・課題
アンダーアーマーは当時、ナイキやアディダスといった巨人たちが占めるスポーツアパレル市場で、独自のポジションを確立しようとしていた。特に女性アスリート市場において、従来の「かわいらしさ」や「美しさ」だけではない、新しい価値観を打ち出す必要があったクマ。
▎ねらい・インサイト
スーパーモデルという、一見「完璧」に見える存在であっても、ソーシャルメディア上では無数の批判や中傷にさらされている。その現実を正面から受け止め、それでも前に進む強さこそが、真のアスリート精神なんだという洞察クマ。ナイキやアディダスが持っている「勝利」や「栄光」とは違う、もっとストイックで、でもそれだけじゃない、内面的な強さにフォーカスしたクマ。
▎アイデア
ジゼルがサンドバッグを打つ映像に、実際に彼女に向けられたネガティブなコメントを重ねていく。一撃ごとにコメントが消えていく演出で、外野の声に負けない意志の強さを視覚化したクマ。「I WILL WHAT I WANT(なりたい私に、なる)」というメッセージは、他者の評価ではなく、自分自身の意志で人生を切り拓くというアンダーアーマーのブランド哲学そのものクマ。
▎展開・成果
この広告は大きな反響を呼び、アンダーアーマーの女性向けライン強化の象徴的なキャンペーンとなった。ナイキやアディダスとは異なる、より内省的で力強いブランドイメージの確立に貢献したクマ。
▎余韻
絶妙なポジショニングだと思うクマ。ストイックなんだけど、それだけじゃない。外からの声に惑わされず、自分の意志を貫く強さ。それがアンダーアーマーというブランドそのものな気がして、とても良い仕上がりなんだと思うクマ。クマも打ちたい、サンドバッグクマ。
▎クレジット
- 広告主
- Under Armour
- 代理店
- Droga5
- Cast
- ジゼル・ブンチェン