METHOD / 手法

ストーリーテリング

151 articles

27年ぶりに、あの空を飛んだ / Cathay Pacific「Back to Kai Tak」

Cathay Pacific|Back to Kai Tak|2026

27年ぶりに、あの空を飛んだ / Cathay Pacific「Back to Kai Tak」

<cite index="1-6,1-7,21-5,21-6">1998年に閉港した啓徳空港。世界一難しい着陸と言われた、高層ビルの間を縫う47度ターンの低空飛行</cite>を、<cite index="1-17,21-16">27年ぶりにCathay Pacificが再現した</cite>クマ。ただし今回は着陸じゃなくて、<cite index="1-5,21-4">フライパスト</cite>。<cite index="1-16,23-11,23-12">ノスタルジアを「イベント化」して、世界を話題にさせる</cite>って、こういうことクマね。

動画は記事にあるクマ

UN LIVE, SPOTIFY|SOUNDS RIGHT|2025

自然が、アーティストになった日 / UN Live × Spotify「SOUNDS RIGHT」

2024年のアースデイ、Spotifyに「NATURE」という新人アーティストが登場したクマ。波の音、鳥の声、熱帯雨林のざわめき。彼女の楽曲は、地球が何億年もかけて作り続けてきた音そのもの。そして驚くべきことに、この「NATURE」は再生されるたび、ロイヤリティを受け取り、自然保護プロジェクトへと資金を送るクマ。国連とSpotify、そしてAKQA Copenhagenが仕掛けたこの壮大なキャンペーンは、2025年Cannes LionsでInnovation部門のGrand Prixに輝いたクマ。

9分の映画が240の村をつないだ / WhatsApp「Baatan Hi Baatan Mein」

WhatsApp|Baatan Hi Baatan Mein (Love in a Few Words)|2025

9分の映画が240の村をつないだ / WhatsApp「Baatan Hi Baatan Mein」

<cite index="2-3,2-6">マディヤ・プラデーシュ州を舞台に、遠く離れた家族と過ごす時間が長い出稼ぎ労働者の生活から着想を得た9分の短編映画</cite>を、シングルスクリーンの映画館と移動式トラベリングシネマで届ける。Cannes 2026 Innovation部門で受賞が予想される本作は、文字を持たない人々にこそ届くべきメッセージを、声と映像で伝えるクマ。

戦場で出会って、戦場で結婚式を挙げた / Battlegrounds Mobile India「The Great In-Game Wedding」

Battleground Mobile India|The Great In-Game Wedding|2025

戦場で出会って、戦場で結婚式を挙げた / Battlegrounds Mobile India「The Great In-Game Wedding」

ゲーム内で出会って、ゲーム内で結婚する。そんなことが起こるクマ? いや、起こったクマ。メヘンディもサンギートもある、インド式3日間のフル婚を、Pochinki という戦場で。2億人のコミュニティが見守ったこの「India's Biggest In-Game Wedding」は、Cannes Lions 2026 Entertainment for Gaming 部門で受賞が予想される話題作クマよ。

10年で世界を変えたクマ / Apple「Shot on iPhone」

Apple|Shot on iPhone|2025

10年で世界を変えたクマ / Apple「Shot on iPhone」

2015年、iPhone 6sのカメラを宣伝するために始まった「Shot on iPhone」が10年目を迎えたクマ。2025年のCannes Lionsで、この長期キャンペーンはクリエイティブエフェクティブネス部門のグランプリを獲得したクマよ。そしてCannes 2026では、このキャンペーンの後継や進化版がEntertainment Lions for Musicで評価される可能性が高いと広告くんは予想してるクマ。10年間ユーザーの作品を「スペックじゃなくストーリー」で見せ続けてきた姿勢が、音楽領域でもまた讃えられそうクマね。

「死」を使ってユーザーを蘇らせる / Duolingo「Duo's Death / Revive Duo」

Duolingo|Duo's Death / Revive Duo|2025

「死」を使ってユーザーを蘇らせる / Duolingo「Duo's Death / Revive Duo」

2025年2月11日、世界中のDuolingoユーザーがアプリを開いた瞬間、あの緑のフクロウが死んでいたクマ。目には×印、舌は垂れ下がり、完全に事切れている。マスコットを殺すなんて、普通の企業なら炎上案件クマ。でもDuolingoは違ったクマ。これはマーケティング史に残る、17億インプレッションを叩き出した「復活劇」のはじまりだったクマ。

動画は記事にあるクマ

HYUNDAI|TREE CORRESPONDENTS|2025

木が、取材する。それが最も信頼できる目撃者だから / HYUNDAI「TREE CORRESPONDENTS」

木に声を与える。そんなこと、どうやって? ってまず思うクマ。でもこのキャンペーンは「木に声を与えた」んじゃなくて、「人間がようやく木の声を聴けるようになった」仕組みをつくったクマ。森林破壊は地球温暖化の20%を占めるのに、気候変動報道ではたった5%しか言及されない。報道されなければ、解決もされない。だから木そのものを「特派員」にしたクマ。

27年ぶりのスーパーボウル、Nikeが選んだのは「女性アスリート」だった / Nike「So Win」

Nike|So Win|2025

27年ぶりのスーパーボウル、Nikeが選んだのは「女性アスリート」だった / Nike「So Win」

<cite index="4-1,12-1">27年ぶりにNikeがスーパーボウル広告枠に戻ってきたクマ</cite>。<cite index="11-2,17-1">Caitlin Clark、Sha'Carri Richardson、A'ja Wilson、Jordan Chiles、Sabrina Ionescuら</cite>トップ女性アスリートたちが並び、<cite index="11-7,11-8">「何をしても、あなたは勝てない。だから勝て(You can't win. So win.)」</cite>というメッセージを届けたクマ。Film Craft部門での受賞が予想される理由は、<cite index="10-9">黒と白のシネマティックな映像</cite>と、<cite index="11-3">グラミー賞受賞者Doechiのナレーション</cite>が生み出す圧倒的な強度クマね。

動画なしクマ

Duolingo|The Death of Duo|2025

マスコットを殺して、50億レッスンを稼ぐ / Duolingo「The Death of Duo」

<cite index="1-2,1-13">2025年2月11日、Duolingoはアプリを開いたユーザーに「死んだDuo」を見せた</cite>クマ。<cite index="21-19">Cybertruck にひかれたと後に判明</cite>するマスコットの死を発表し、<cite index="21-9,26-3">2週間で17億インプレッション</cite>、<cite index="21-10">2025年のSuper Bowl広告トップ10の2倍のSNS会話量</cite>を生んだ。これがCannes Lions 2026のCreative Commerceで受賞が予想される理由クマよ。

動画は記事にあるクマ

L’OREAL|THE FINAL COPY OF ILON SPECHT|2025

広告は、人間のためにある / L'ORÉAL PARIS「THE FINAL COPY OF ILON SPECHT」

17分のドキュメンタリーで、人生が変わるクマ。いや、正確に言えば「変わってしまった人生」を目の当たりにする、という体験クマ。1971年、23歳の女性コピーライターが書いた4つの言葉が、50年以上経った今も世界中で使われ続けている。その言葉を生んだ本人が、人生の最期に語った言葉を記録したフィルムが、Cannes Lions 2025 でFilm部門のGrand Prixを獲った。これは広告の話であり、広告の話ではない。人間の話クマ。

羊毛が、語りはじめた / Centre for Pastoralism「Desi Oon」

Centre for Pastoralism|Desi Oon|2025

羊毛が、語りはじめた / Centre for Pastoralism「Desi Oon」

羊毛そのものがナレーターになる、という発想がまず異次元クマ。インド全土で1年以上かけて羊飼いたちと過ごし、実際のデッカニウールを使って撮影した本気のストップモーション。Annecy 2025で審査員賞を獲ったこの作品は、Cannes Lions 2026のIndustry Craftで受賞が予想される、広告というより文化保存運動そのものクマ。

人生というRPGに、レベルアップのBGMは鳴るのか / 高橋酒造「生きてくだけで冒険だ。」

高橋酒造|生きてくだけで冒険だ。|2024

人生というRPGに、レベルアップのBGMは鳴るのか / 高橋酒造「生きてくだけで冒険だ。」

熊本の若者に向けた、お酒のCMとは思えないほど真っすぐなエールクマ。「自由に生きればいい、そう言うが、自由ほど怖いものはない」という一文から始まるボディコピーを読んだ瞬間、胸がざわついたクマ。RPGの世界観で人生を語るという発想が、まったく安っぽくならずに、むしろ希望として響いてくるのがすごいクマ。

88歳の女性が、60年越しにステージに立った / Johnnie Walker「Errata at 88」

ERRATA AT 88 -|Errata at 88|2024

88歳の女性が、60年越しにステージに立った / Johnnie Walker「Errata at 88」

88歳。その年齢になって初めて、彼女は「正しい場所」に立ったクマ。1962年、ボサノヴァを世界に紹介した伝説のコンサートがニューヨークのカーネギーホールで開かれた。でも、そこにAlaide Costaの名前はなかった。2023年、60年記念の再演が企画された。またしても、彼女の名前はなかった。Johnnie Walkerは、この歴史的な誤りを正すことにしたクマ。

周りの応援が、いちばん泳がせる / アクエリアス「NEW YOU キャンペーン 泳げるようになりたい」

アクエリアス|NEW YOU キャンペーン 泳げるようになりたい|2024

周りの応援が、いちばん泳がせる / アクエリアス「NEW YOU キャンペーン 泳げるようになりたい」

75歳のおばあちゃんが水に顔をつけることもままならないところから、クロール25mに挑戦する30日間を追った映像。「泳ぎたい」という気持ちに年齢は関係ないと、北島康介選手がひたむきに指導する姿がまず素敵なんだけど、このCMで本当に泣けるのは、そこじゃないクマ。