COUNTRY / 国

オーストラリア

24 articles

「安全」を歌いながら、最も危険なことをやった / Sydney Opera House「Play It Safe」

SYDNEY OPERA HOUSE|Play It Safe|2024

「安全」を歌いながら、最も危険なことをやった / Sydney Opera House「Play It Safe」

これは、コンドームの広告ではないクマ。シドニー・オペラハウスの50周年記念ムービークマ。タイトルが「Play It Safe(安全にやろう)」で、Tim Minchin が歌う歌詞も「リスクを冒すな、安全にいこうぜ」って内容なのに、映像は徹底的に「危険な創造性」を讃えている。この皮肉が、めちゃめちゃ効いてるクマ。

これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」

HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022

これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」

ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。

人間の脆さを、進化させて見せた / Transport Accident Commission Victoria「MEET GRAHAM」

TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA|MEET GRAHAM|2017

人間の脆さを、進化させて見せた / Transport Accident Commission Victoria「MEET GRAHAM」

グロテスクで、奇妙で、でも目が離せない。道路で生き残るためだけに設計された唯一の人間、それがグラハムクマ。首がなくて、頭蓋骨が分厚くて、胸に12個の乳首みたいなエアバッグがついていて、皮膚はゴツゴツ。見た瞬間「うわっ」ってなるけど、その「うわっ」の奥に、ものすごく大事なメッセージが埋まってるクマ。

動画は記事にあるクマ

AUSTRALIAN ROAD SAFETY FOUNDATION|Life-Saving Stickers|2016

週に85万個の、動く看板 / Australian Road Safety Foundation「Life-Saving Stickers」

ゴミ箱に子どもの絵を貼る。それだけクマ。でも、これが毎週85万個も路上に出るとしたら? クイーンズランド州の住人が自分の家の前でドライバーに語りかけることのできる、動く看板になるクマ。シンプルだけど、めちゃめちゃ賢いクマ。

何度でも観たくなる法則があるとしたら / Metro Trains Melbourne「Dumb Ways to Die」

Metro Trains Melbourne|Dumb Ways to Die|2015

何度でも観たくなる法則があるとしたら / Metro Trains Melbourne「Dumb Ways to Die」

たしかカンヌのグランプリを複数カテゴリでかっさらっていて、結果死ぬほど観たクマ。何度も何度も繰り返しの試聴に耐えるフィルムというのには一定の法則がありそうな気がしてきたクマ。たぶん音楽はその大きな要素のひとつで、このキャンペーンも強烈に曲が良いクマ。そう考えると、CMのプランナーっていうのは映画のシーンレベルでの描かれかたに詳しいだけじゃなく、音楽にも詳しくなきゃやってられないわけで、総合芸術だなあ、すごいなあ、と改めて思うクマ。

30秒でチョコバーを食べきれますか? / CADBURY「IT'S NO PICNIC」

CADBURY|IT'S NO PICNIC|2010

30秒でチョコバーを食べきれますか? / CADBURY「IT'S NO PICNIC」

2010年、オーストラリアのテレビを見ていた人々は突如として不思議な光景を目にすることになったクマ。素人たちが必死にチョコレートバーを頬張る30秒間のCMが、毎回違う人、違う表情で次から次へと流れたクマ。しかもそれが200本以上。ひとつとして同じものがない。広告枠すべてがユニークで、すべてが消費者自身によって作られていたクマ。これ、ヤバいクマ。

動画は記事にあるクマ

CRICKET AUSTRALIA|BIG WARNIE|2007

巨大なWarnieが、街に立っていた / CRICKET AUSTRALIA「BIG WARNIE」

2007年、Shane Warneが国際クリケットから引退した年クマ。オーストラリアにとって「Warnie」は、ただの選手じゃなくて、国民的ヒーローで、レジェンドで、愛すべきキャラクターだったクマ。そんな彼への敬意を、街中に「巨大な何か」として出現させたこのキャンペーンは、Cannes Lions 2007でゴールドを獲得したクマ。

架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」

LYNX|LYNXjet|2006

架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」

2005年、オーストラリアに「航空会社」が誕生したクマ。デオドラントブランドが作った、架空の航空会社クマ。でもあまりにリアルすぎて、メディアも消費者も本物だと信じて、実際の航空会社がストライキまで起こして、そして Cannes でグランプリを獲ったクマ。やりすぎたのか、やり切ったのか。たぶん後者クマ。

世界一モテないオタクが携帯市場を変えた話 / Virgin Mobile Australia「Warren」

VIRGIN|Warren|2004

世界一モテないオタクが携帯市場を変えた話 / Virgin Mobile Australia「Warren」

2004年、オーストラリアの若者たちは、ある「めちゃめちゃ魅力のない、独身で必死なオタク」に夢中になったクマ。彼の名前はWarren。デートビデオ風の映像で自分を語り、自信満々で、でもどう見ても……モテない。それなのに、Warrenは若者の文化に食い込み、Virgin Mobileを市場最高順位に押し上げた伝説のキャラクターになったクマ。