▶SUNCORP INSURANCE|HAVEN|2026家が、自分の弱点を告白してきた / SUNCORP INSURANCE「HAVEN」自分の家が「私、実は洪水に弱いです」と話しかけてきたら、どうするクマ。保険会社が作ったのは、家そのものにしゃべらせるという発想クマ。
▶SYDNEY OPERA HOUSE|Play It Safe|2024「安全」を歌いながら、最も危険なことをやった / Sydney Opera House「Play It Safe」これは、コンドームの広告ではないクマ。シドニー・オペラハウスの50周年記念ムービークマ。タイトルが「Play It Safe(安全にやろう)」で、Tim Minchin が歌う歌詞も「リスクを冒すな、安全にいこうぜ」って内容なのに、映像は徹底的に「危険な創造性」を讃えている。この皮肉が、めちゃめちゃ効いてるクマ。
Coca-Cola|2024Coca-Cola「Thanks for Coke-Creating」世界中のボデガや個人商店で、店主が勝手に描いてきたコカ・コーラのロゴ。それを「直せ」と言わず、ブランドが公式に讃えたキャンペーンクマ。
▶HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。
▶MARS|THE LION'S SHARE|2019広告が動物を搾取する構造を、広告の力で変える / MARS「THE LION'S SHARE」動物は広告の稼ぎ頭なのに、出演料はゼロ。この矛盾に業界自身がメスを入れたクマ。2019年カンヌライオンズSDGs部門グランプリ受賞クマ。
▶TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA|MEET GRAHAM|2017人間の脆さを、進化させて見せた / Transport Accident Commission Victoria「MEET GRAHAM」グロテスクで、奇妙で、でも目が離せない。道路で生き残るためだけに設計された唯一の人間、それがグラハムクマ。首がなくて、頭蓋骨が分厚くて、胸に12個の乳首みたいなエアバッグがついていて、皮膚はゴツゴツ。見た瞬間「うわっ」ってなるけど、その「うわっ」の奥に、ものすごく大事なメッセージが埋まってるクマ。
▶headspace|Reword|2017いじめっ子は、インストールするのか問題 / headspace「Reword」送信ボタンを押す前に、赤い取り消し線が出る。ひどい言葉を打つと「本当にそれ送る?」って聞いてくる、スペルチェックのいじめ版クマ。仕組みは単純、狙いはまっすぐクマ。
▶AUSTRALIAN ROAD SAFETY FOUNDATION|Life-Saving Stickers|2016週に85万個の、動く看板 / Australian Road Safety Foundation「Life-Saving Stickers」ゴミ箱に子どもの絵を貼るだけ。でも毎週85万個も路上に出るなら、それはもう街いちばんの看板クマ。
▶TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION|Ungiven Gifts|2014209個の、渡されなかったプレゼント / Transport Accident Commission「Ungiven Gifts」白く塗られた209個のプレゼントが、メルボルンの広場に並んでいる。おもちゃ、ハンドバッグ、花瓶、スカーフ。手書きのタグまでついているのに、渡す相手はもういないクマ。
▶Metro Trains Melbourne|Dumb Ways to Die|2012何度でも観たくなる法則があるとしたら / Metro Trains Melbourne「Dumb Ways to Die」たしかカンヌのグランプリを複数カテゴリでかっさらっていて、結果死ぬほど観たクマ。何度も何度も繰り返しの試聴に耐えるフィルムというのには一定の法則がありそうな気がしてきたクマ。たぶん音楽はその大きな要素のひとつで、このキャンペーンも強烈に曲が良いクマ。そう考えると、CMのプランナーっていうのは映画のシーンレベルでの描かれかたに詳しいだけじゃなく、音楽にも詳しくなきゃやってられないわけで、総合芸術だなあ、すごいなあ、と改めて思うクマ。
▶CARLTON DRAUGHT|Slow Mo|2011「バカなこと」をやる男たちの、美しすぎる瞬間 / Carlton Draught「Slow Mo」プッチーニの壮大なオペラに乗せて、パブで繰り広げられる男たちのバカげた瞬間が、超スローモーションで映し出されるクマ。ピーナッツが口から飛び出す。尻がバースツールに着地する。すべてが美しすぎて、笑いが止まらないクマ。
▶SCOPE|SEE THE PERSON|2011音楽が照らし出したのは、可能性だった / SCOPE「SEE THE PERSON」暗闇の中、ロックが鳴り響く。そしてライトが照らし出すのは、6人組バンド Rudely Interrupted のメンバーたち。5人が障害とともに生きていることを、音楽が先に教えてくれるクマ。
▶WWF|MONKEY (Space Monkey)|201065年ぶりに帰ってきた、宇宙サル / WWF「MONKEY」1960年代、米国の宇宙開発計画で宇宙に送られたサルがいた。そして65年後、地球に戻ってきた彼が目にしたのは、変わり果てた故郷の姿だったクマ。
▶CADBURY|IT'S NO PICNIC|201030秒でチョコバーを食べきれますか? / CADBURY「IT'S NO PICNIC」2010年のオーストラリア、テレビをつけると素人がチョコバーを必死に頬張る30秒CMが流れてくる。しかも毎回違う人、違う顔。200本以上、ひとつとして同じものがないクマ。
▶CANON|EOS PHOTOCHAINS|2010写真は、ひとりで撮るものじゃなくなった / Canon「EOS PHOTOCHAINS」2010年、オーストラリアのCanonが、写真というひとりの趣味を、他人とつながる遊びに変えたクマ。これがカンヌライオンズMedia部門のグランプリを獲ったクマ。
▶WWF|EARTH HOUR|20091時間の消灯が、世界を変える入口になった / WWF「EARTH HOUR」たった1時間、電気を消すだけ。それだけで世界中の何億人もが気候変動への意思表示をした、シンプルで強烈なキャンペーンクマ。2007年にシドニーで生まれたEarth Hourは、2009年にはとんでもないスケールになっていたクマ。
▶MARS|STRAUCHANIE SPONSORSHIP|2009これは、偽物のスポンサーシップです / MARS「STRAUCHANIE SPONSORSHIP」2009年、MARSがオーストラリアで仕掛けたのは、存在しない選手とのスポンサー契約だったクマ。
▶WWF|EARTH HOUR|2007たった1時間で、世界を動かせると証明してしまった / WWF「EARTH HOUR」2007年3月31日、シドニーで220万人が一斉に電気を消した。気候変動に懐疑的だった空気に「本気だ」と示すために。たった1時間のこの行動が、20年後には世界中に広がっているクマ。
▶CRICKET AUSTRALIA|BIG WARNIE|2007巨大なWarnieが、街に立っていた / CRICKET AUSTRALIA「BIG WARNIE」2007年、Shane Warneが国際クリケットから引退した年クマ。オーストラリアにとって「Warnie」は、ただの選手じゃなくて、国民的ヒーローで、レジェンドで、愛すべきキャラクターだったクマ。そんな彼への敬意を、街中に「巨大な何か」として出現させたこのキャンペーンは、Cannes Lions 2007でゴールドを獲得したクマ。
▶LYNX|LYNXjet|2006架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」2005年、オーストラリアに新しい航空会社ができたクマ。中身はデオドラントの広告。でもあまりに本気で作りすぎて、本物の航空会社の客室乗務員がストライキを起こす騒ぎになったクマ。