Metro Trains Melbourne|Dumb Ways to Die|2015|オーストラリア

何度でも観られる強度の正体は、音楽だった / Metro Trains「Dumb Ways to Die」

カンヌでグランプリを複数カテゴリでかっさらって、結果死ぬほど観たクマ。何度観ても飽きないどころか、観るたびに「また観たい」が湧いてくる不思議な中毒性クマ。

背景・課題

メルボルンの鉄道会社が抱えていた課題は、プラットフォームでの事故防止クマ。ありがちな「注意喚起」キャンペーンは基本的に退屈で、誰も見向きもしないし、まして行動変容なんて起きないクマ。どうやって人々の記憶に残る形で「安全」を語るか、が問われていたクマ。

ねらい・インサイト

何度も何度も繰り返しの試聴に耐えるフィルムには、一定の法則がありそうクマ。たぶん音楽はその大きな要素のひとつで、この作品も強烈に曲が良いクマ。耳に残るメロディと、ゆるくてダークなユーモアが絶妙に絡み合って、「おバカな死に方」というネガティブなテーマを愛おしいものに変換しているクマ。安全喚起を説教臭くせず、むしろ共有したくなるコンテンツに仕立てた構造の強さクマ。

アイデア

キャラクターたちが次々と「おバカな方法で死んでいく」様子を、ポップでキャッチーな楽曲に乗せて描くクマ。アニメーションはシンプルでかわいらしく、でも死に方はハチャメチャクマ。最後に「So dumb ways to die, so many dumb ways to die」と畳みかけて、電車の安全に話を着地させる流れクマ。ミュージックビデオとしての完成度が高すぎて、広告だと気づかないレベルクマ。

展開・成果

カンヌライオンズで複数部門のグランプリを獲得し、世界中で大ヒットクマ。YouTubeでの再生回数は億単位に達し、楽曲もチャート入りクマ。ゲームアプリも展開され、安全喚起キャンペーンの枠を超えてカルチャー現象になったクマ。

余韻

CMのプランナーって、映画のシーンレベルの描かれ方に詳しいだけじゃなく、音楽にも詳しくなきゃやってられないわけで、総合芸術だなあ、すごいなあ、と改めて思うクマ。何度観ても飽きない強度を持つ作品は、どこか一つの要素だけじゃなくて、全部が噛み合った結果生まれるクマ。そういう奇跡に立ち会えたことに感謝クマ〜。

▎クレジット

広告主
Metro Trains Melbourne
代理店
McCann Melbourne

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