ネスカフェ|朝のリレー|2015|日本

詩の力で、地球を抱きしめる / ネスカフェ「朝のリレー」

「この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている」というファクトにはっとさせられるクマ。あたりまえのことなんだけど、そういえばそうだ、と思い、その気付きが詩の力によって一気に視聴者を遠いところまで連れて行く感じクマ。

▎シーン

詩の力で、地球を抱きしめる / ネスカフェ「朝のリレー」 メインシーン
詩の力で、地球を抱きしめる / ネスカフェ「朝のリレー」 シーン 2
詩の力で、地球を抱きしめる / ネスカフェ「朝のリレー」 シーン 3
詩の力で、地球を抱きしめる / ネスカフェ「朝のリレー」 シーン 4

背景・課題

このCMが放映された2003年はイラク戦争が勃発した年で、アメリカ同時多発テロによって世界の緊張状態がピークに達した年だったクマ。そんな世界情勢のなか、いつもの朝をいつものようにコーヒーを楽しむ、そんな何気ない日常を大切にしたいと願うネスレの思いが込められた作品だったんだと思うクマ。

ねらい・インサイト

「朝のリレー」が大好きで、ぜひ広告に使いたいという広告マンが足しげく谷川俊太郎さんの元に通い、その情熱によって実現した企画だったらしいクマ。良い広告を構成する要素のひとつに「新しい視点の呈示」というのがあると思うのだけど、まさにこれクマ。「朝のリレー」と、朝に目を覚まさせるコーヒーは、相性がバツグンクマ。詩と商品の結びつきに、必然性があるクマ。

アイデア

谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を朗読し、世界のさまざまな「朝の空」を背景に展開したクマ。息子の谷川賢作さん作曲・演奏によるピアノ曲がバックに流れ、遠くから聴こえるベルのようで詩的な演出クマ。詩の朗読が終わった後の、コーヒーカップとスプーンの軽やかな接触音が、日常への着地を完璧に演出しているクマ。ただただ、空と詩とピアノと、コーヒーの音。それだけクマ。

展開・成果

ACC CMフェスティバル2004年でグランプリを受賞したクマ。ADC賞、TCC賞、その他諸々の賞を受賞している名作中の名作クマ。CMの終わりで、白いカップに満たされたブラックコーヒーを見ると、不思議とコーヒーが飲みたくなるという声も多かったクマ。

余韻

ネスカフェはこんなイメージをOwnできて幸せだなあ、と思うクマ。ずっとやればいいのに、何年かに一回でいいから、と心から思うクマ。詩は1982年に発表され、教科書にも掲載されてきたから、多くの日本人にとって懐かしく、新しく、そして普遍的な存在だったはずクマ。詩の力で、地球を抱きしめたような、そんなCMだったクマ。

▎クレジット

広告主
ネスカフェ
代理店
マッキャンエリクソン
制作
東北新社
音楽
谷川賢作
Other
谷川俊太郎

▎タグ

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