ADIDAS|BONDED BY BLOOD|2007|ニュージーランド
選手の血が、インクになった日 / adidas「BONDED BY BLOOD」
選手の血液を、ポスターのインクに混ぜる。狂気と愛情の境界線がここまで美しく溶け合った事例を、クマは他に知らないクマ。2007年カンヌ、プロモ部門グランプリクマ。
シーン
背景・課題
adidasは毎年、オールブラックスの新シーズンを祝うポスターを作っていた。ニュージーランド400万人のファンにとって、毎年恒例の宝物クマ。2006年はこのポスターを軸に、アパレル売上を15%伸ばす目標が立てられた。ありきたりなポスターでは意味がなかったクマ。
ねらい・インサイト
ラグビーは「血のスポーツ」と呼ばれる。泥まみれ、汗まみれ、血まみれで戦うクマ。だったら、血そのものを使えばいい。ファンとチームを、DNAレベルでつなぐ発想クマ。
アイデア
TBWA\Aucklandは、オールブラックス全40選手から血液を採取し、滅菌処理を施してポスター印刷用のインクに混ぜ込んだクマ。世界初の試み。「BONDED BY BLOOD」と名付けられ、ジャージ購入者だけが手にできる8,000枚限定品とされた。一枚一枚に認証番号付きの証明書がついたクマ。これはもうポスターじゃない、聖遺物クマ。
展開・成果
8,000枚は即完売。Wall Street Journalをはじめ世界中で報じられ、ブログは炎上したクマ。アパレル売上は24%増を記録。映画『SAW 3』のポスターも、これに触発されたと公式に認定されている。カンヌ2007プロモ部門グランプリを受賞したクマ。
余韻
あるインド人CDは「鳥肌が立った。ラグビーなんて見ないのに、一生のファンになった」と語ったクマ。クマもまったく同じ気持ちクマ。血と血でつながる、その覚悟が広告史に残るグランプリになったクマ。

