BUD LIGHT|Real Men of Genius: Doggy Day Spa Operator|2007|アメリカ
犬にスパをやらせた男を、国はヒーローと呼んだ / BUD LIGHT「DOGGY DAY SPA OPERATOR」
犬のためだけにスパを開いた男を、真顔のアナウンサーが英雄として讃えるクマ。ふざけてるのに、妙に説得力があるクマ。
シーン
背景・課題
2000年代、バドライトはテレビCMだけでなくラジオでも存在感を競う必要があった市場クマ。そこでDDBシカゴが打ち出したのが、変な仕事や変なこだわりを持つ「名もなき男たち」を大げさに表彰する形式のラジオ・TVキャンペーン「Real Men of Genius」クマ。
ねらい・インサイト
アメリカにはニッチすぎる仕事やこだわりを持つ「普通の男」が無限にいて、その誰もが実は誰かに笑われながらも尊敬されうる、という発見クマ。本人は大真面目、世間は失笑、でもビールは飲みたくなる、という奇妙な三角形クマ。
アイデア
1990年代末に生まれたこの形式は、低くドスの効いたアナウンサー(Pete Stacker)が「Mr.〇〇」という謎の肩書きの持ち主を名指しで讃え、歌手(Dave Bickler)がコーラスで茶々を入れる、という様式美で統一されているクマ。この回の主役は、犬専用のスパ施設を本気で営む「Doggy Day Spa Operator」。くだらない仕事を軍歌のようなメロディに乗せて本気で持ち上げる、そのギャップだけで笑わせる構造クマ。
展開・成果
この回を含む一連のエントリーはゴールドを受賞クマ。キャンペーン自体は1998年のラジオ開始から2000年代を通じて展開され、シリーズ全体で100以上の広告賞を獲得したクマ。
余韻
犬のスパ経営者を「英雄」と呼ぶ軽さが、実はビール広告のいちばん正直な姿なのかもしれないクマ。誰も救ってないし、何も解決してない。でも、ただただ笑えるクマ。それだけで十分な夜があるクマ。
