
FANATICS|SIGNED BY FANATICS|2025
サインの向こう側に、誰がいる? / FANATICS「SIGNED BY FANATICS」
スポーツグッズ最大手のFANATICSが、サインというコンテンツの向こう側にいる「誰か」を問う仕掛けクマ。YouTubeに case study 動画があるらしいけど、詳細は確認できなかったクマ。GOLD 受賞の理由も、今回は掴めてないクマ。
AWARD
Cannes Lions
353 articles

FANATICS|SIGNED BY FANATICS|2025
スポーツグッズ最大手のFANATICSが、サインというコンテンツの向こう側にいる「誰か」を問う仕掛けクマ。YouTubeに case study 動画があるらしいけど、詳細は確認できなかったクマ。GOLD 受賞の理由も、今回は掴めてないクマ。

HERTOG JAN|DON'T DRINK HERTOG JAN|2025
ビールブランドが「飲むな」と言う。普通に考えたら終わってるクマ。でもこれで、オランダの市場トップに立ったクマ。

HYUNDAI|TREE CORRESPONDENTS|2025
木に声を与える、と聞くとまず発想が面白いクマ。でも実際にやったのは逆で、人間が木の声を聴けるようにしただけクマ。森林破壊は温暖化の原因の2割を占めるのに、気候報道では5%しか扱われない。だから木を「特派員」にしたクマ。
TIDE|Collateral Stain Stories|2025
最強の洗剤を証明するのに、最強の汚れを探しに行ったらマーベルに行き着いたクマ。しかも狙ったのはヒーローじゃなくて、その隣で汚れる「その他大勢」だったクマ。

MCDONALD’S|WINTER TAKES ON COLORS|2025
マクドナルドの店が、丸ごと塗り絵になった。ポーランドの長い冬に、色を塗る権利をお客さんに渡したらどうなるかクマ。

SICKKIDS FOUNDATION|THE COUNT|2025
150周年のお祝い映像なのに、映っているのは病院の歴史じゃなくて、子どもたちが必死に走る姿クマ。祝っているのは過去じゃなく、次の誕生日だったクマ。
ACKO|TAILOR TEST|2025
インドの仕立て屋が、メジャー一本で心臓病のリスクを見つける。ウエストとヒップを測って、危ないと思ったら請求書にそっとスタンプ。書いてあるのは無料検診の電話番号クマ。保険会社が、保険を売る前にやったことクマ。

THE RITZ-CARLTON|LATE CHECKOUT: A RITZ-CARLTON STORY|2025
広告代理店を使わずに作った4分間の短編が、プラダやティファニーを抑えてカンヌのラグジュアリー部門でゴールドを獲ったクマ。制作費は100万ドル以下。ホテルブランドとストリートウェアレーベルと制作会社、3社だけで作ったクマ。
IKEA|HIDDEN TAGS|2025
IKEAの家具には、組み立てると見えなくなる隠しタグがついているクマ。そこに製造日が書いてある。この事実だけで、ポルトガル中を巻き込む宝探しをやってのけたクマ。

ROCKET|Own the Dream|2025
スーパーボウルのCMが終わった瞬間、スタジアムの6万5千人が歌い出した。テレビの前の何百万人も一緒に口ずさんだクマ。CMでもハーフタイムショーでもない、放送に紛れ込んだ15秒のライブ大合唱クマ。NFLもFOXも最初は「無理だ」と言った企画クマ。
CORONA|SUN RESERVE|2025
Coronaが100周年で始めたのは、太陽を保護区にするという話クマ。保護区といえば森や海が定番だけど、太陽そのものを守るなんて聞いたことないクマ。しかもやり方が完全に法律ハッククマ。

BILLBOARD ARABIA|THE SECOND RELEASE|2025
忘れられた歌姫を、AIで蘇らせる。しかもサウジアラビアの建国記念日に合わせて。聞いた瞬間「大丈夫か」と思ったクマ。結果はCannes Lions Gold。全エントリーの0.78%しか獲れない部門クマ。

HERALBONY|HERALBONY Art Prize|2025
岩手発のベンチャーが、カンヌライオンズでGoldを獲ったクマ。部門は「Glass: The Lion for Change」。知的障害のある作家のアートを、チャリティーではなくビジネスとして扱ってきたHERALBONYの話クマ。

WAITROSE & PARTNERS|Sweet Suspicion: A Deliciously Festive Whodunnit|2025
クリスマスディナーの目玉デザートが消えた。容疑者は家族全員。Successionのマシュー・マクファディンにFleabagのシアン・クリフォードという、スーパーの広告とは思えない布陣で、Waitroseがまさかの2部構成ミステリーをやったクマ。

Nikka Whisky|No Labels|2025
ボトルからラベルを剥がした。人からも、決めつけを剥がした。ウイスキーが「生き方」になった瞬間クマ。

Stella Artois|2024
David Beckhamの顔も名前も出さない。写っているのはタトゥーの入った手だけ。それでも、ファンには一発で彼だと分かるクマ。Stella Artoisが仕掛けた、セレブ広告の逆転劇クマ。

Stella Artois|2024
Cannes Lions 2024でGold Lionを受賞した、Stella ArtoisとGUT Miamiによるキャンペーン「The Most Famous 6-Pack Model」クマ。

L'Oréal de Puerto Rico|2024
髪の編み方ひとつに、隠された歴史があったクマ。

Coca-Cola|2024
世界中のボデガや個人商店で、店主が勝手に描いてきたコカ・コーラのロゴ。それを「直せ」と言わず、ブランドが公式に讃えたキャンペーンクマ。

British Airways|2024
ロゴなし、文字なし、QRコードなし。British Airwaysの屋外広告「Windows」は、機窓から見える景色じゃなく、その景色を見つめる乗客の顔だけを見せたクマ。

PETPACE|ANIMAL ALERTS|2024
地震は、最先端の科学でも予測できない。でも犬になら、できるかもしれない。ペルー・リマで始まった「ANIMAL ALERTS」は、犬の体調データで地震を予知する、世界初の早期警報システムクマ。

DP WORLD|THE MOVE TO -15|2024
冷凍コンテナは100年間、ずっと-18℃だった。誰も疑わなかった数字に、DP Worldは「なぜ?」と聞いた。たった3度上げただけで、業界そのものが動いたクマ。

DOVE|CODE MY CROWN|2024
黒人ゲーマーの85%が「ゲームの中に自分の髪がない」と答えたクマ。それに対してDoveが作ったのは広告じゃなく、200ページの技術ガイドクマ。

DEGIRO & UN WOMEN|Pink Chip|2024
女性CEOが就任すると、株価が2〜3%下がる。ハーバードの研究者いわく理由は「女性への偏見」。業績も株価パフォーマンスも女性主導企業のほうが良いのに、株は下がる。この矛盾をデータで殴り返すツールが生まれたクマ。

APPLE|Fuzzy Feelings|2024
4分間、ずっと泣きそうだったクマ。ストップモーションと実写が溶け合って、George Harrisonの「Isn't It a Pity」が流れた瞬間、もうダメクマ。
KRUNGSRI FIRST CHOICE|WHAT THE FAST!|2024
仲直りも、父親への根回しも、上司への謝罪も。人生でいちばん気まずい会話が、バイクですれ違う一瞬で終わる。そんな15秒のフィルム3本が、Cannes Lionsで金獅子を獲ったクマ。

BANCO DEL PACÍFICO|GAMER LOAN|2024
スキンやアイテムが、担保になるクマ。エクアドルの若者は10人中8人が車も家も持てず、ローンを組めない。でも何百時間もつぎ込んだゲームアカウントなら持ってるクマ。それを「価値あるもの」と認めた銀行が現れたクマ。

HEINEKEN|BAR EXPERIENCE|2024
「バイト経験」を、LinkedInの正式な資格バッジにする。しかもコカ・コーラやマクドナルドなど25社が採用時に評価してくれる。そんなバカげた(でも本気の)仕組みを、ハイネケンが作ったクマ。

ASDRA|ABSURD PROMISES|2024
2023年、アルゼンチンの大統領選挙。候補者たちは壮大で実現困難な公約を掲げていたのに、誰ひとりとして障害者のことを語らなかったクマ。特にダウン症の人々は、遺伝子疾患で一生変わらないのに、毎年障害者証明書を更新しなければ権利を失うという「不条理な法律」に縛られていた。この矛盾を暴くために、VMLとASDRAは大統領討論会の生放送中に、ある指標をリアルタイムでツイートし始めたクマ。

RUH FIGHTING CHAMPIONSHIP|The National Sport of Kazakhstan|2024
男女が闘うリングなんて許せない——そう怒り狂った男たちが、家の中では何も言わなかった。RUH Fighting Championshipは、その沈黙を暴いたクマ。

Magnum Ice Cream|2024
真冬にアイスを売る。マグナムとLOLA Madridは、そんな無理筋に挑んで、カンヌのグランプリを持って帰ってきたクマ。

SOTETSU|A TRAIN OF MEMORIES|2023
2分間のワンカット。電車の中だけで進む物語。父と娘が、揺れる車内で12年分の距離を縮めたり離れたりする。それだけで、泣けてしまうクマ。

MAKRO|LIFE EXTENDING STICKERS|2023
果物に貼ってあるちっちゃいシール、あれをメディアにした。それだけで、コロンビアの食品廃棄を週70トン減らす。広告の「小ささ」の到達点を見た気がするクマ。

GORILLAZ|Gorillaz Presents|2023
2022年12月、タイムズスクエアとピカデリーサーカスに、あり得ないものが出現したクマ。高さ数十メートルの4人組バンドがビルの上で演奏している。スマホをかざした人にしか見えない。存在しないバンドが、確かにそこに居たクマ。

NIKE|Footballverse|2023
「史上最高の選手は誰か」にNIKEが出した答えがこれクマ。スイスの秘密研究所で、ロナウジーニョもCR7もムバッペも時空を超えてぶつかり合う4分半。出た答えは「最高はこれから来る」。シンプルだけど強いクマ。

NOBLEX/ PARAMOUNT+|THE CEO (El Gerente)|2023
2017年のプロモーションが、6年後に105分の映画になって劇場公開され、カンヌでゴールドを獲ったクマ。こんなことが本当に起きるのか、と鳥肌が立つクマ。

UNDER ARMOUR|THE FIRST META SNEAKER (Genesis Curry Flow)|2022
Stephen Curryが3ポイントの世界記録を作った。Under Armourは記念のスニーカーを用意しようとした。でも作れなかったクマ。

BMW|NOTHING BUT SHEER JOY|2022
中国の旧正月広告は、家族が再会して泣く長尺ドラマが定番クマ。BMWは2022年、その定番を丸ごと捨てたクマ。90秒、ひたすら陽気で、涙は一滴もなし。「泣かせない」って、実は相当な度胸がいるクマ。
SCE|The Prevention Grid|2022
広告会社が作るのは広告だけじゃない、という時代がいよいよ本格的に来たクマ。Deloitte DigitalがSCEという電力会社のために作ったのは、ARとAIを使った山火事予防システム。これがCannes Lions 2022でGoldを獲って、しかもDeloitte初のGold Lionだというから、業界的にもエポックメイキングな一本クマ。
BURGER KING|NONARTIFICAL MEXICO|2022
モデルもヘアメイクも美しいロケーションもなし。メキシコの路上で、ふつうの人がバーガーを頬張る白黒写真。それが看板になり、美術館にまで飾られたクマ。

GRUPO ESTRATÉGICO GE PAE|MORNING AFTER ISLAND|2022
ホンジュラスでは、緊急避妊薬を飲むと最大6年の懲役になるクマ。だから彼女たちは、国境の外——正確には、どの国の法律も届かない海の上に、小さな木の板を浮かべたクマ。

APPLE|Detectives|2022
画面の奥でボケてる刑事が「なんでオレだけピンボケなんだ」と嘆く。相棒が「カメラは主役にフォーカスするからな」と返す。このやりとりだけで持っていかれるクマ。
GUNS DOWN AMERICA|GUN SURVIVOR REVIEWS|2022
YouTubeの銃レビュー動画。スペック、性能、使い心地。いつもの流れで進んでいく。でもこのレビュアー、実はその銃に撃たれて生き延びた本人クマ。

POLITICAL SHAKTI + THE TIMES OF INDIA|The Nominate Me Selfie|2022
自撮り写真を、政党への「推薦履歴書」に変えたキャンペーンがあるクマ。写真の中に実績と経歴を書き込んで、男性ばかりの党幹部のスマホに、一斉に、逃げ場なく送りつけたクマ。

BACK MARKET|HACK MARKET|2022
Apple Storeの中で、AirDropを使って、Appleの製品を買おうとしている人に「それ、うちで安く買えるよ」と送りつける。頭おかしいクマ(褒めてる)。

GIRLS WHO CODE|DOJACODE|2022
「Doja Catは女の子たちが気にする999個のこと」。この一文で企画の全部がわかるクマ。コーディングになんて興味ない子に、コーディングを教えたい。だったら999個のうちの一つ、Dojaを使ってしまえばいいクマ。

WOMEN IN GAMES|GENDER SWAP|2022
男性ヒーローたちが腰をくねらせ、セクシーなダンスを踊り、挑発的なポーズを取る。ゲームの世界で「当たり前」とされてきた女性キャラの動きを、そのまま男性キャラに移植したら、こんなにも違和感があるクマ。

PERNOD RICARD|THE TIME WE HAVE LEFT|2020
大切な人と過ごせる時間、あと何日残ってるか計算したことあるクマ? 知りたくない現実だけど、Ruaviejaはそれをアルゴリズムで数字にして、まんまと人の行動を変えてしまったクマ。

DIESEL|FRANCESCA|2020
2020年のプライド月間に放たれたこのフィルム、トランスジェンダーの物語だと思って見ていると、最後の最後でまんまと裏切られるクマ。DIESELのデニムを脱いで、修道服に着替えるんクマ。

APPLE|The Whole Working-From-Home Thing|2020
2020年7月、パンデミック真っ只中のアメリカから7分間のショートフィルムが届いたクマ。タイトルは「The Whole Working-From-Home Thing」。直訳すると「在宅勤務ってやつ全部」。そう、あの在宅勤務クマ。子どもが乱入して、犬が吠えて、パジャマのまま会議して、画面共有でミスって、でもなんとか締め切りに間に合わせる、あの在宅勤務クマ。公開2日で1,000万回再生を超えたこの動画、2019年の名作「The Underdogs」の続編として、全人類が体験していた混沌をユーモアで包み込んだクマ。

MASTERCARD|Roadside Market|2020
ルーマニアの田舎道には、自家製の野菜やチーズを並べて座る農家がいる。地図にも載らず、現金しか受け取れない。地図上に存在しないビジネスクマ。

THE FEMALE COMPANY|THE TAMPON BOOK|2020
タンポンを、本として売る。ドイツでは生理用品に19%の税金がかかるのに、キャビアやトリュフ、そして本には7%しかかからない。だったらタンポンを本にすればいいクマ。

REGENT PARK SCHOOL OF MUSIC|PARKSCAPES|2020
寄付を「もらう」んじゃなくて「稼ぐ」。音楽を学ぶ子どもたちが、音楽で食べていくプロと同じ土俵に立ったクマ。

AMERICAN SOCIETY FOR DEAF CHILDREN|Fingerspelling with Machine Learning|2020
アメリカでは1,000人に2〜3人、聴覚障がいを持つ子どもが生まれる。その9割が、聴者の親のもとに。多くの場合、その子が親にとって初めて出会う聴覚障がい者になるクマ。

SANDY HOOK PROMISE|Back to School Essentials|2020
新学期のワクワクした買い物風景が、66秒かけて地獄に変わる。バインダーも靴も、アメリカの子どもたちにとっては学校を生き延びるための道具でしかないという現実を、まんまと突きつけられたクマ。

BURGER KING|CONFUSING TIMES|2020
2020年、誰もが混乱してた年クマ。バーガーキングが作ったのは「肘でくしゃみを受けて、肘でハイタッチ」みたいな、あの混乱した気分そのものを喋るラジオ広告クマ。しかも中身は、肉じゃないのに肉の味がするImpossible Whopperの宣伝クマ。混乱を混乱のまま出す。それが一番誠実だったクマ。

UNITED4RESCUE|DROWNED REQUIEM|2020
ベートーヴェンの「歓喜の歌」が、地中海の海底でレクイエムとして流れる。欧州の象徴が、難民たちの墓の上で鳴る。2020年、コロナとトランプでみんなの目がそれてる間も、海では人が溺れ続けてたクマ。ドイツの市民団体が、欧州が一番大事にしてる曲を、海に沈めた。

GOOGLE|Timelapse in Google Earth|2020
衛星写真2400万枚を集めて、1984年から2020年までの地球の変化を、誰でも無料で早送りできるようにしたクマ。検索バーに地名を打つだけで、自分の故郷が37年でどう姿を変えたか見られる。
FONDATION DE FRANCE|BEE_INFLUENCER|2020
インフルエンサーって人間がやるものだと思ってたクマ。でもこの子は違う。1インチにも満たないミツバチが、Instagramで28万人を集めて、広告収入を種の保存に注ぎ込んだクマ。実話クマ。

GO EQUAL MOVEMENT|#GOEQUAL|2020
2019年6月、女子ワールドカップの試合でゴールを決めた瞬間、ブラジルのサッカーレジェンド、Marta Vieira da Silvaはドラマチックに自分のサッカーシューズを指差したクマ。それは、男女を問わずワールドカップ史上最多得点記録を塗り替えた、歴史的瞬間だったクマ。そのシューズに企業スポンサーのロゴはなく、ピンクとブルーの平等マークだけが輝いていたクマ。

NEW ZEALAND AIDS FOUNDATION|Sperm Positive|2020
HIV陽性者の精子バンク。そう聞いて何を思うクマ? 2019年11月27日、世界エイズデー直前のニュージーランドに、それは実在したクマ。

BECK’S|BECK'S FREQUENCY|2020
ブラジルはピルスナー天国。BECK'Sは一番苦いビールで、配荷も予算も競合以下。それでもやったのは「ライバルのビールを飲んでください」クマ。

CHARITÉ BERLIN UNIVERSITY HOSPITAL|Printed by Parkinson's|2020
3Dプリンターが震えている。患者の震えのデータを注入されて、クマ。

L’OREAL|THE NON-ISSUE|2019
美容業界もファッション誌も、50歳以上の女性をずっといないことにしてきたクマ。ロレアル パリとBritish Vogueが、その不在を埋めにいったクマ。
MICROSOFT|The Franchise Model|2019
Xbox のコントローラーを自分色にカスタマイズできるサイトがあったクマ。楽しくデザインするのに、みんな買わずに帰っていく。McCann London はそこに、350%売上を伸ばす仕掛けを見つけたクマ。

APPLE|Apple at Work - The Underdogs|2019
3分クマ。もう短編映画クマ。冴えない会社員4人が2日でアイデアを形にするだけの話なのに、Appleの宣伝だってこと忘れて見入っちゃうクマ。

BRBR|HEROES OF TODAY|2019
モノクロの画面は1936年のベルリン。鉤十字の掲げられた通りを、黒人アスリートが歩く。すれ違う人が振り返り、囁き、子どもまでもが差別的な言葉を投げる。スタジアムに入った瞬間、気づくクマ。これ、いまのツイートじゃん。

KRAFT|LEGAL-ADE|2019
レモネードスタンドを開いた子どもが、警察に摘発される。アメリカでは、これが都市伝説じゃなくて実話クマ。

PURINA|STREET-VET|2019
犬がオシッコしたくなる看板を作って、そのオシッコで健康診断する。書くと意味不明だけど、筋は通ってるクマ。

KLOOP|KOSHOGO|2019
白い布が街に現れた。それは結婚の象徴だったはずなのに、暴力の記録になっていたクマ。

TOYOTA|START YOUR IMPOSSIBLE|2019
Toyotaのグローバルキャンペーンから、車が消えたクマ。映るのは車椅子、ロボット義足、支援ロボット。自動車メーカーが、車を見せない広告を作ったクマ。
NIKE|BREAKING2|2018
マラソンで2時間を切る。たったそれだけのために、Nikeは3年をかけたクマ。2017年5月6日、イタリアのF1サーキットに、世界最速のランナー3人が集まったクマ。
JORDAN BRAND|A/R JORDAN|2018
1988年、ジョーダンが跳んだあのダンクを、Snapchatのカメラ越しに呼び出せるクマ。しかもその場で買えて、その日のうちに届く。2018年にそんな体験を作ったブランドがあったクマ。

GOOGLE|Know What Your Data Knows|2018
2018年、全米4,300万人が見るNCAAバスケの生中継中に、Google Cloudは試合展開に合わせてCMをその場で作って流したクマ。実況と同時進行でCMが完成していくという、聞くだけで胃が痛くなる仕事クマ。

ALDI|Fresh Prints|2018
「リアルタイム」って、デジタルだけのものだと思ってたクマ。朝7時、スペイン中の家庭に配られた新聞紙に包まれた野菜が、その日の最新ニュースとともに届けられた。印刷メディアが「今この瞬間の新鮮さ」を証明してみせた、逆転の一手クマ。

MARCH FOR OUR LIVES PARKLAND STUDENTS|Price on Our Lives|2018
$1.05。この数字は、フロリダ州の全学生数で、マルコ・ルビオ上院議員がNRAから受け取った献金総額を割った値クマ。パークランドの高校で起きた銃乱射事件の生存者たちが、自分たちの命の「値段」として着けた、オレンジ色のプライスタグ。826のメディア報道と22億のメディアインプレッションを生んだこの運動は、数学と怒りとデザインの力で、アメリカの銃規制議論を不可逆に変えたクマ。

ANHEUSER-BUSCH|TURNING BEER INTO WATER|2018
ビール会社が、ビールを一滴もつくらずに水をつくる日がある。しかも100年以上前から。

CARREFOUR|Black Supermarket|2018
これはスーパーの広告じゃない。法律への喧嘩の売り方クマ。
EDEKA|THE MOST GERMAN SUPERMARKET|2018
ある日いつものスーパーに行ったら、棚がスッカラカンだったクマ。カフェもチョコレートもフルーツもジュースもない。何かの間違いかと思うクマ。

LOUVRE ABU DHABI|Highway Gallery|2018
砂漠のハイウェイを走っていたら、ラジオが急にゴッホの解説を始めた。窓の外には巨大な「自画像」。ルーヴル・アブダビが仕掛けたのは、美術館まるごとの試供品クマ。
LEGACY BERLIN|ART BEATS HATE|2017
「ART BEATS HATE」。ベルリンのグラフィティショップが作ったフィルムのタイトルが、そのまま言いたいことの全部クマ。アートは憎しみに勝つ。以上クマ。

SONY|GRAVITY CAT|2017
猫が壁を歩き、天井を走り、姉妹がアパートごと空に落ちていく。4分間ずっと「これ、本当に撮ってるの?」って言い続けたクマ。

THE AMMADA TRUST|#GIVEHER5|2017
教室から、少女が一人また一人と消えていく。生理が来るたびに学校を休むインドの少女たちの話。5人に1人が、そのまま学校をやめてしまうクマ。
JAMIE XX|GOSH|2017
CGじゃない。これ全部、本物クマ。金髪に染めた少年400人が、偽物のパリで、偽物のエッフェル塔に向かって駆けていく。最初に観たとき「うっわ」としか言えなかったクマ。

GOOGLE TILT BRUSH|Tilt Brush|2017
コントローラーを振ると、空中に星が飛び散る。VRで絵を描くって、こういうことだったクマ。

UNILEVER (CLEAR)|BULLISH BOSS|2017
怒り狂った上司が、最後には小さな白い点になって髪に落ちていく。白黒の映像と舞踏の身体表現で「ストレスがフケを生む」という因果を一発で伝えてくるクマ。

ART INSTITUTE OF CHICAGO|Van Gogh's Bedrooms|2017
ゴッホの《寝室》に、実際に泊まれるクマ。美術館の展示を、Airbnbの一泊10ドルに変えてしまった発想がヤバいクマ。
CHEETOS|CHEETOS MUSEUM|2017
袋の中から見つけた変な形のチートスを、美術館に飾る。バカげたアイデアが、ブランド史上最高の売上週を記録したクマ。
BMW RUSSIA|ULTIMATE GIVING PLEASURE|2017
BMWが100周年に作ったのは、専用の無料ゲートだった。しかも通れたのは、BMWオーナーだけじゃなかったクマ。

EXPEDIA|Visit Britain|2017
スマホを北に傾ければスコットランド、西に傾ければウェールズ。傾ける方向で旅先が変わる映像体験クマ。

NETFLIX|Spanish Lessons|2017
Twitterを見ていたら、ファンが同じことをつぶやいていたクマ。「Narcos観てたらスペイン語覚えちゃう」って。じゃあ本当に教材にしよう、と。
CONSTRUCTION AND TRANSPORT DEPARTMENT OF THE CANTON OF BASEL-STADT|Light Frieze|2017
レンガの壁が、呼吸するように光るクマ。古代ギリシャから建築を飾ってきた「フリーズ(帯状装飾)」を、21世紀のメディアファサードとして蘇らせた作品クマ。

ITC SAVLON|Healthy Hands Chalk Sticks|2017
チョークで字を書いたら、そのまま手が洗えた。インドの田舎町で、子どもたちの手に石けんが届いた話クマ。

ADDICT AIDE|LIKE MY ADDICTION|2017
シックなパリジェンヌが、たった数週間でフォロワーを集めた。旅行、パーティー、ボート——誰も気づかなかったけど、全部の写真にお酒が写っていたクマ。

UPSIDE DOWN & INSIDE OUT - S7 AIRLINES|Upside Down & Inside Out|2017
無重力の中でミュージックビデオを撮る。OK Goが10年温めていた夢が、S7航空との出会いでついに形になったクマ。

Donate Life America|The World's Biggest Asshole|2017
Coleman F. Sweeneyは、街で一番のクズ。走りながら小便して窓から捨てる、隣の犬にペイントガンを撃つ、子どもからハロウィンのお菓子を盗む。でも彼は、臓器ドナーだったクマ。

SAVE THE CHILDREN & SANTILLANA|Paper Glasses|2016
教科書を開いたら、そこに「メガネ」があるクマ。紙でできていて、視力検査までできる。シンプルすぎて、逆に泣けてくるクマ。
COMMERCIAL RESIDENCE|House of Clicks|2016
2億回。途方もない数字クマ。でもそれは、ただの「数」じゃなかった。スウェーデン人200万人が夢見た家の姿が、無数のクリックに刻まれていた。そのデータをレンガとモルタルに変えて、本物の家を建ててしまったクマ。ビッグデータ時代の、最もロマンチックな使い方クマ。
AUSTRALIAN ROAD SAFETY FOUNDATION|Life-Saving Stickers|2016
ゴミ箱に子どもの絵を貼るだけ。でも毎週85万個も路上に出るなら、それはもう街いちばんの看板クマ。
ROAD SAFETY AWARENESS CAMPAIGN|SAFE & SOUND MUSIC PLAYER|2016
音楽を聴きながら歩くのが好きな人に、生きていてほしいクマ。ただそれだけのために作られたアプリがあるクマ。
LA SIRENA|END THE SILENCE|2016
生放送中のニュースキャスターの顔に、殴られたようなアザ。視聴者は騒然となった。でも事故でも事件でもない、スーパーマーケットチェーンが仕掛けた生放送の介入だったクマ。
BAOBEIHUIJIA|Search for Free WiFi, Search for Missing Children|2015
WiFi のアクセスポイント名が「助けて、ぼくを探して」になっていたら、クマはどう思うクマ。中国で年間 20 万人以上の子どもが行方不明になる現実に、TBWA/上海が出した答えがこれだったクマ。
LIGA CONTRA EL CANCER|Shadow WiFi|2015
ペルーの海に、青くて大きな壁が立っている。近づくとスマホが勝手にWiFiを拾う。ただし電波が届くのは、壁がつくる影の中だけクマ。

NTT DOCOMO|3-SECOND COOKING|2015
エビが空を飛び、炎をくぐって、3秒でエビフライになる。餃子は具材が空中でぶつかって2.244秒で完成。CGなし、全部実写。「何やってんだドコモ」としか言いようがないこの動画が、カンヌでゴールド3つ獲ったクマ。
OWLET BABY CARE|Owlet Smart Sock|2015
靴下が赤ちゃんの心拍数と酸素レベルを測って、異常があればスマホに知らせる。2015年カンヌでInnovation部門のGoldを獲った、R/GA設計のプロダクトクマ。
NATIONAL SEPTEMBER 11TH MEMORIAL AND MUSEUM|9/11 Memorial Museum Exhibition Design|2015
グラウンド・ゼロの地下70フィートに、ミュージアムがある。でも「完成した」ミュージアムじゃない。Local Projects の Jake Barton は言った。「完成する必要はない。変化し続ける体験でいい」クマ。
MICROSOFT ONENOTE|Collective Project|2015
学生に広告を見せても響かない。だからMicrosoftは広告をやめて、世界を変えようとしている学生の物語を「やる」ことにしたクマ。
JOHN LEWIS|The Bear and the Hare|2015
冬になると眠ってしまうクマは、クリスマスを一度も見たことがなかった。親友のウサギが目覚まし時計を贈り、はじめてのクリスマスを見せてあげる——たった2分の話クマ。
SAKKER EL DEKKENE (STOP THE SHOP)|LEBANON4SALE|2015
汚職と戦うのは、絶望的な戦いに見えるクマ。でもレバノンのNGOは「汚職も商売だ」と見抜いたクマ。商売なら、潰せる。
HAMMERHEAD NAVIGATION|HAMMERHEAD ONE|2015
ハンドルの上に乗った「T」の字。サメの名前を冠したこのデバイスは、自転車のナビを光だけでやってしまうクマ。スマホも地図もヘッドフォンもいらない。視界の端で光るLEDが「そろそろ右」「まだまっすぐ」を伝える。シンプルすぎて、逆に新しいクマ。

Marc Dorcel|#HandsOff|2015
エロ動画を見たいなら、両手をキーボードに置け。そう言われて笑ったクマ。ポルノサイトが「手を離すな」と言ってくる、そのねじれた意地悪さが最高クマ。

COCA COLA|A Rainbow for the Rainbow Nation|2014
2014年、南アフリカの民主化20周年。コカ・コーラは「虹をつくった」クマ。比喩じゃなくて、ヨハネスブルグの空に本物の虹を出現させたクマ。

RESPIRATORY APP|Alvio|2014
喘息の子は呼吸トレーニングが嫌い。でも「息」そのものがゲームのコントローラーになったらどうクマ?Alvioは、吸って吐くだけでフグが泳ぐゲームを作ったクマ。

BELDENT INFINIT|Almost Identical|2014
何十年も続く社会的スティグマ、「ガムを噛んでいる人は印象が悪い」。本当かクマ? じゃあ検証しようクマ。双子で。美術館で。一人はガムを噛んで、もう一人は噛まないで並べてみたら、どっちが印象いいか分かるじゃん、クマ。
AMERICAN HONDA MOTOR|PROJECT DRIVE IN|2014
ドライブインシアターに行くには、車がいる。あたりまえすぎて誰も言わないその一点に、Hondaは本気で乗っかったクマ。

WATER IS LIFE|BUCKET LIST|2014
バケットリスト、と聞いてクマたちが思い浮かべるのは、死ぬまでにやりたいことのリストクマ。長生きが前提の、ぜいたくな願いごとクマ。でもサハラ以南のアフリカでは、5人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えられないクマ。4歳にしてバケットリストが必要な世界が、本当にあるクマ。
MUSIC ALBUM - JOHN FRUSCIANTE|SAT-JF14|2014
アルバムを宇宙に打ち上げて、自分の頭上を衛星が通過した瞬間だけ聴ける。そんなリリース方法を本気でやったクマ。元レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテのソロアルバム『ENCLOSURE』の話クマ。

TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION|Ungiven Gifts|2014
白く塗られた209個のプレゼントが、メルボルンの広場に並んでいる。おもちゃ、ハンドバッグ、花瓶、スカーフ。手書きのタグまでついているのに、渡す相手はもういないクマ。
BEATS BY DRE|THE PILLS|2014
スピーカーに手足が生えて、しゃべり出したクマ。声はエミネムだったりクリス・ロックだったり、ずいぶん豪華な口だったクマ。
DU|TOO DEPRESSING (Cinema Tuesdays)|2014
映画館で一人、しかも救いようのない悲劇を観る。これ以上の罰があるかクマ。duの広告を初めて観たとき、笑いすぎて涙が出たクマ。よくこんな暗い企画、通ったなと思ったクマ。

OLD SPICE|Hawkridge|2013
2013年、Old Spice が Hawkridge という香りを出したクマ。で、その広告がポーカーをしている男のもとに突然ホークが殺到する、という内容で、一体何が起きているのか分からないけど分かる、みたいな感じクマ。
ADIDAS|WINDOW SHOPPING|2013
夜11時、誰もいない通り。ショーウィンドウの青いスニーカーが気になる。でも店は閉まっている——普通ならそこで終わる話クマ。adidasはこの窓に触れるだけで買い物ができるようにしてしまったクマ。

SPCA|DRIVING DOGS|2013
犬が車を運転する。冗談みたいだけど本当にやった。保護犬の知性を証明するために、ここまでやるかという企画クマ。

AMNESTY INTERNATIONAL|NO MEANS NO|2013
2013年、ノルウェーのアムネスティが法律を変えるために作った広告クマ。インタラクティブ動画で、女性の声がミュートされ、そして署名によって声が戻る。広告が社会を変える力を、これほど直接的に信じた企画があっただろうか、と思うクマ。

GEOX AMPHIBIOX|THE ULTIMATE WATERPROOF TEST (7 Days of Rain)|2013
人工の雨雲を3つつくって、ひとりの男を7日間、雨に打たせ続けるクマ。場所はバルセロナのど真ん中。空は晴れてるのに。

IBM|People For Smarter Cities|2013
広告看板が、ベンチになる。屋根になる。スロープになる。ただそれだけのことが、なぜこんなに心を動かすんだろうクマ。

KBC|THE GAP IN THE MARKET|2013
2013年、ベルギーでは起業しようとする人が前年より14%も減っていた。銀行は融資を渋り、夢を持つ人の「敵」みたいな存在になっていたクマ。それをひっくり返そうとしたのが、KBC銀行クマ。
THE LINCOLN MOTOR COMPANY|HELLO AGAIN|2013
90年続いた老舗が、90年分の「お父さんの車」というイメージを脱ぎ捨てようとしたクマ。合言葉は「Hello, Again」。もう一度、はじめまして。

FRIENDS OF THE EARTH|TREE CONCERT|2013
木がコンサートを開く、と聞いて誰が信じるクマ。でもベルリンの公園で本当にあった話クマ。樹齢100年の栗の木が、ある夜ミュージシャンになったクマ。
GREENPEACE|TOXIC TOURS|2013
偽の旅行代理店を作って、汚染された川をツアーで売り出す。有名人が満面の笑みで「原油でシュノーケリング」「化学物質の波でサーフィン」って勧めてくる映像、ブラックすぎて笑えないクマ。

OLD SPICE|DIKEMBE MUTOMBO'S 4 1/2 WEEKS TO SAVE THE WORLD|2013
マヤ暦によれば世界は2012年12月21日に終わる。Old Spiceが救世主に選んだのはNBA史上最強のディフェンダー、ディケンベ・ムトンボクマ。8bitゲームで世界を救うって発想からしておかしいクマ。
SMART FORTWO|OFFROAD|2013
ちっちゃい車が、オフロードで盛大にすっ転ぶ。普通は隠したくなる弱点を、堂々と見せつけて最後に一言。「オフロードでのスマートは、街中でのSUVと同じくらい役に立たない」。この開き直り、最高クマ。

BRITISH HEART FOUNDATION|HARD, FAST & EFFECTIVE|2013
広告を見た人が、28人の命を救ったクマ。認知率でも好意度でもなく「何人生き返らせたか」で効果が測れる広告、そうそうないクマ。

CAPE TOWN TOURISM|SEND YOUR FACEBOOK PROFILE TO CAPE TOWN|2013
「みんなをケープタウンに送れないなら、Facebookプロフィールを送ればいい」。2013年、そんな発想を本当にアプリにしてしまったクマ。

SNOOP DOGG|Rolling Words|2012
本を読んで、そのページに火をつけて吸う。こんなハチャメチャなアイデア、Snoop Dogg以外の誰が許されるというのかクマ。

THE PERES CENTER FOR PEACE|Blood Relations|2012
敵同士が、互いの血を分け合ったクマ。
THE GUARDIAN|Three Little Pigs|2012
童話「三匹の子ぶた」を、今のニュース環境に放り込んだらどうなるか。The Guardianはその答えを2分間の映像にしたクマ。何度見ても震えるクマ。

MINISTRY OF TOURISM GOVT. OF INDIA|THE HINGLISH PROJECT|2012
ヒンディー語とEnglishを掛け合わせた「Hinglish」っていう言葉、インドでは当たり前に使われてるクマ。で、それをフォントにしちゃったクマ。
TROY PUBLIC LIBRARY|Book Burning Party|2012
「本を燃やすパーティーを開きます」という看板が街に立った。誰もが怒ったクマ。でもその怒りこそ、図書館を救うための仕掛けだったクマ。

ALS FOUNDATION NETHERLANDS|I Have Already Died|2012
「私のためではなく。なぜなら私はもう死んでいるから」。画面に映る人々は、カメラに向かって淡々と語りかけるクマ。このキャンペーンが放映されたとき、彼ら全員がすでにこの世にいなかった、という事実の重さクマ。

GOOGLE|All Is Not Lost|2012
ブラウザの窓が12個に割れて、それぞれ勝手に動きながら一つの踊りになる。しかも最後には、自分が打ち込んだ言葉を足で綴ってくれる。2011年にこれを見たとき、クマは「インターネットってまだこんなことできるんだ」と震えたクマ。

NOKIA|MYSTERY AD|2012
iPhoneを使ってるはずなのに、画面がいきなりWindows Phoneになる。Androidのはずなのに、気づいたらNokiaのUIになってる。そんな「ありえない体験」を、モバイル広告フォーマットとして実装したクマ。2012年、Cannes Lions Mobileでゴールドを獲ったこの仕掛けは、競合ユーザーを狙い撃ちするという発想の大胆さと、それを実現したテクノロジーの精度が光るクマ。

ETERNA CADENCIA|THE BOOK THAT CAN'T WAIT|2012
開けたら最後、文字が消えはじめる本がある。光と空気に触れると数ヶ月で読めなくなる特殊なインクで刷られた一冊。読むしかないクマ。

DEUTSCHE AIDS-STIFTUNG|EVERY 18 SECONDS SOMEBODY DIES OF AIDS.|2012
18秒。それは、世界のどこかで誰かがエイズで命を落とす間隔クマ。数字にすると、あまりにも短い。あまりにも、重いクマ。

HYATT HOTELS|THE GREATEST MOVIE EVER SOLD|2012
プロダクトプレイスメントを批判する映画を、プロダクトプレイスメントで作るクマ。矛盾そのものを企画にしてしまう、Morgan Spurlockのあの挑発的なユーモアクマ。
INITIATIVE VERMISSTE KINDER|Missing Add-on|2012
2012年、ドイツの行方不明児童支援団体が作った「Missing Add-on」というブラウザ拡張機能がカンヌでゴールドを獲ったクマ。詳しい情報は残念ながら見つからなかったけれど、タイトルから察するに、ブラウザに何かを「追加」することで、行方不明の子どもたちの情報を日常的に目に触れる場所に届けようとした試みだと思うクマ。

ASOS|Urban Tour|2012
ダンサーをクリックすると、周りの時間が止まって、その人だけが動き出す。そして服が買える。めちゃめちゃシンプルで、めちゃめちゃ新しかったクマ。

VOLKSWAGEN|DON'T MAKE UP AND DRIVE|2012
メイクのやり方を教える動画を見ていたら、急に車がぶつかる音がして画面が揺れる。VOLKSWAGENが2012年にYouTubeで仕掛けたのは、そんな一分間クマ。
SEAWEED|DESIGN NORI|2012
500年変わっていない板海苔に、レーザーカッターで紋様を刻むクマ。パッケージじゃなく、商品そのものをデザインするという発想が、まったくもって盲点だったクマ。

LA REDOUTE|THE NAKED MAN|2012
2012年1月4日、フランスのファッション通販La Redouteが子ども服の写真に全裸の男性が写り込んだまま掲載してしまったクマ。「epic PR fail」と瞬時に拡散し、炎上したクマ。で、代理店がやったことは謝罪じゃなくて、もっとおかしな写真をサイト全体に仕込むゲームだったクマ。常識の真逆を行く判断が、カンヌでゴールドライオンを獲ったクマ。

EPENSA|EMPTY PAGES|2012
2012年、ペルーの新聞グループ EPENSA が世に問うた「EMPTY PAGES」。タイトルだけで、なにか静かな怒りのようなものを感じるクマ。

COCA-COLA|Polar Bowl|2012
スーパーボウルの夜、70万人以上が試合じゃなくてシロクマを観てたクマ。これ、ヤバくないクマ?

MERCEDES BENZ|REUNION|2012
タイトルは「REUNION」。再会クマ。2012年、南アフリカのBBDO Johannesburgが手がけたメルセデスのフィルム、Gold受賞クマ。

NIKE|I AM PLAYR|2012
サッカー選手の人生を一人称で生きるゲームがある。その中にNikeが物語の「当たり前」として編み込まれていて、ゲーム内で40万足以上のブーツが売れたクマ。広告くさくないのに、これは広告クマ。

MERCEDES BENZ|THE INVISIBLE DRIVE|2012
2012年のカンヌ・ライオンズでアウトドア部門グランプリを受賞したこの作品、初めて見たとき「ハ?」ってなったクマ。車が透明ってどういうこと? でも、これが文字通り透けてるクマ。

AMIS|CRASH|2011
オフィスで働く男が、突然、見えない力で机に叩きつけられる。30秒の衝撃クマ。

AXE|DISTANCE (Premature Perspiration)|2011
2011年、アルゼンチン。AXEがまだ「モテるための武器」として全力で笑いを取りに行っていた時代の一本クマ。タイトルは「DISTANCE」だけど、キャンペーン全体は「早すぎる発汗(Premature Perspiration)」。言葉のニュアンスだけで、もうニヤニヤしちゃうクマ。

T-MOBILE|Welcome Home|2011
2010年、ヒースロー空港の到着ロビー。疲れた顔で出てきた乗客たちの前で、突然300人が歌い出したクマ。声だけで楽器の音まで再現する合唱団が、無機質な到着ロビーを一瞬で祝祭に変えたクマ。

HEINEKEN|THE ENTRANCE|2011
主人公がパーティ会場に入っていく、それだけで3分間、飽きさせない。2011年、ビールのCMがひとつ次のステージに行ったと感じたクマ。

OFFF INTERNATIONAL FESTIVAL|2010 OPEN TITLES|2011
生物の断片が混ざり合い、新しい種が生まれていく。水中とも空中ともつかない不思議な空間で、機械的な要素と有機的なテクスチャが絡み合いながら、45人のスピーカーの名前が浮かび上がっていくクマ。The Mill NY のデザイン部門がデビューを飾った、忘れられない映像クマ。

NTT DOCOMO|XYLOPHONE (森の木琴)|2011
森の斜面に44メートル。木でできた巨大な木琴が、バッハのカンタータ147番を奏でるクマ。CGなし、音の後付けなし、ただ木の球が転がり落ちるだけ。それなのに、世界中の人が画面の前で息をのんだ。シンプルって、こういうことクマ。

COCA COLA|THE FRIENDSHIP MACHINE|2011
3.5メートルの自販機が街角に立っている。コインを入れたいのに、手が届かない。見上げて、初めて気づくクマ。これ、一人じゃ買えないじゃん、と。

CARLTON DRAUGHT|Slow Mo|2011
プッチーニの壮大なオペラに乗せて、パブで繰り広げられる男たちのバカげた瞬間が、超スローモーションで映し出されるクマ。ピーナッツが口から飛び出す。尻がバースツールに着地する。すべてが美しすぎて、笑いが止まらないクマ。

NIKE|CITY CUP|2011
2011年、メキシコ。NIKEが街そのものをフィールドに仕立てたキャンペーン、その名も「CITY CUP」クマ。
AXE|PREMATURE PERSPIRATION|2011
2011年、アルゼンチンのこの広告を見て、クマは思わず笑ったクマ。だって「早すぎる発汗」って、名前からしてもうあの話のメタファーじゃんクマ。

UNIQLO|LUCKY LINE|2011
2011年、ユニクロが「行列」をウェブに持ち込んだクマ。リアル店舗の前に朝6時から並ぶあの光景を、Twitter と Facebook でバーチャル化するという、当時としては前代未聞の試みクマ。

AXE|BOWLING|2011
2011年、アルゼンチンから届いたAXEの広告。タイトルは「BOWLING」。このシンプルさがクマを惹きつけたクマ。

KYUSHU RAILWAY COMPANY|THE 250KM WAVE(祝!九州)|2011
2011年2月20日、鹿児島中央駅から博多駅まで250kmを走る新幹線の車窓から、沿線に集まった15,000人を撮影してCMにするという、ハチャメチャな企画が実行されたクマ。一発勝負、雨が降ったらアウト、人が集まらなかったら終わり。そんな不安を全部吹き飛ばして、九州中が手を振った日の記録クマ。

MINISTRE DE LA DEFENSE|OPERATION CHRISTMAS|2011
2010年12月、コロンビアの密林で、巨大な木がクリスマスツリーに変わったクマ。ゲリラ兵士が通りかかると人感センサーで2,000個のライトが点灯し、隣のバナーにメッセージが浮かび上がる。「クリスマスがジャングルに来られるなら、君も家に帰れる。武装解除しよう。クリスマスには何でも可能だ」。これは広告代理店が仕掛けた、世界でもっとも切実なキャンペーンのひとつクマ。

VOLKSWAGEN|The Force|2011
YouTubeで1,500万回再生されたダース・ベイダーの子どもが、スーパーボウル史上最も愛される広告になったクマ。

CHEVROLET|Taxi Drivers' University|2011
広告が、広告じゃなくなる瞬間ってあるクマ。このキャンペーンがまさにそれ。コロンビアのシボレーが、タクシー運転手のために本物の大学をつくったクマ。
ZOO ANTWERP|BABY ELEPHANT|2010
象の妊娠を、国中が見守った。超音波写真も、陣痛も、出産の瞬間も。これは広告じゃなくて、生命の誕生をみんなで見にいく話クマ。

CTT|COMMITMENT|2010
ポルトガルの郵便・宅配サービスCTT EXPRESSOが、街なかの看板に本物の荷物を設置したアンビエント広告クマ。「確実に届ける」という約束を、視覚的に、物理的に見せつけたクマ。

BBC|Winter Olympics 2010|2010
バンクーバー五輪の番宣で、イヌイット神話を持ち出してくるとは思わなかったクマ。でもこれが、ちゃんとハマってるクマ。

THE LOTUS LIGHT CHARITY SOCIETY|UMBRELLA BAGS|2010
2010年、香港から一枚のプリント広告が世界に届いたクマ。傘袋を使った、チャリティのメッセージ。

CADBURY|IT'S NO PICNIC|2010
2010年のオーストラリア、テレビをつけると素人がチョコバーを必死に頬張る30秒CMが流れてくる。しかも毎回違う人、違う顔。200本以上、ひとつとして同じものがないクマ。

BANG & OLUFSEN|Audio Annual Report|2010
決算報告書を、音楽にする。そんなこと考えたことあるクマ?クマはないクマ。でもバング&オルフセンとServiceplanは、やったクマ。

WWF|MONKEY (Space Monkey)|2010
1960年代、米国の宇宙開発計画で宇宙に送られたサルがいた。そして65年後、地球に戻ってきた彼が目にしたのは、変わり果てた故郷の姿だったクマ。
POLO MINT SWEETS|SNOW STAMP|2010
2009年12月、イギリス全土が雪に覆われた。そのとき誰かが思いついたクマ。「この真っ白な雪、POLOミントみたいじゃん」って。で、巨大なスタンプを作って、公園やベンチに押しまくったクマ。

CONSULATE GENERAL OF ARGENTINA IN LOS ANGELES|CRYING|2010
2010年、アルゼンチン総領事館がロサンゼルスで公開した映像クマ。タイトルは「CRYING」。泣くことをテーマにした広告なんて、一体どういうことクマ?

HEINEKEN|AUDITORIUM|2010
2009年10月21日、ミラノのオーディトリアムに集まった1000人のサッカーファンは、まさか罠にハマっているとは思ってなかったクマ。

BOSCH|Fresh Stone-Age Meat|2010
スーパーの冷凍コーナーに並ぶ、マンモスステーキ。恐竜の脚肉。サーベルタイガーのフィレ。どう見ても本物っぽいパッケージで並んでるクマ。買い物客の「え?」って顔が最高クマ。

THE TOPSY FOUNDATION|SELINAH|2010
逆再生、それだけクマ。でもそれを成立させるために90日間、毎日カメラを回し続けたと聞いて、クマは言葉を失ったクマ。

GOBIERNO DE LA CIUDAD|HINDU|2009
2009年、ブエノスアイレス市政府が何かを伝えたくて、TBWA Buenos Airesと組んで世に出したキャンペーン。タイトルは「HINDU」で、ゴールドを獲った。でも、それ以上のことは何も分からないクマ。

THE TIMES OF INDIA|A Day in the Life of Chennai|2009
段ボールの等身大看板が、朝生まれて夜には死ぬクマ。90秒でチェンナイという街の正体を見せられて、Cannesで India初のFilm Gold Lionを獲ったのも納得クマ。

P&G|Flora|2009
Chris Cunninghamが香水の広告を撮る。Aphex TwinやBjörkの悪夢的なMVを撮ってきた男が、Gucciの新作フレグランスに手を出したクマ。

T MOBILE|Life's for Sharing - Dance|2009
2009年、ロンドンのリバプール・ストリート駅。ラッシュアワーの人混みの中で、通勤客がひとり踊り出したクマ。次の瞬間また一人、また一人。気づけば350人が「Shout」に合わせて踊り狂う祝祭になっていたクマ。
MTV|NICK IDENTS|2009
オレンジ色の恐竜、犬、カニ、象、アライグマ。ニック特有の「変幻自在のオレンジ」が、小さな物体となって画面を駆け回るクマ。

FIAT|CRASH TEST PANDA|2009
タイトルで何を言ってるんだと思ったかもしれないけど、まあ見てほしいクマ。スローモーションで進む衝突実験。ダミー人形の代わりに座っているのは、本物のパンダクマ。Queenの「Save me」が鳴り響く中、車はバリアに激突する。パンダの表情が——いや、これ以上は言わないクマ。

PASCALL|WHEN WILL THE FRUIT BURST|2009
巨大なイチゴの風船が街なかでゆっくり、ゆっくり膨らんでいく。隣には針がスタンバイ。いつはじけるか、誰にもわからない。ただ1つ確かなのは、はじけたとき数千個のフルーツキャンディが街に降り注ぐということだけクマ。
HAAGEN DAZS|HD loves HB (Honey, Let's Lick the Problem)|2009
2009年、アメリカでミツバチが謎に消えていた。ハーゲンダッツが動いた理由は単純クマ。ミツバチがいなくなったら、うちのフレーバーの4割は作れない。

STELLA ARTOIS|DIAL HARD|2009
『ダイ・ハード』のルーツが、実は1960年代リビエラの忘れられたフランス映画だったとしたら? そんな「もしも」を本気で映像化したのがこの広告クマ。

BMW|THE KINETIC SCULPTURE FOR THE BMW MUSEUM|2009
BMWミュージアムの入口で、714個の金属球が宙に浮いてる。最初は意味不明。7分待つと、そこに車の形が現れるクマ。

LA SIRENA|DYNAMIC OVERLAYS|2009
2009年、ドミニカ共和国のスーパー LA SIRENA が、BBDO Santo Domingo と組んでカンヌライオンズの Gold を獲った仕事クマ。名前は「DYNAMIC OVERLAYS」。

MARS|STRAUCHANIE SPONSORSHIP|2009
2009年、MARSがオーストラリアで仕掛けたのは、存在しない選手とのスポンサー契約だったクマ。

VERITAS SPIRITI|CHECK THEM|2009
2009年のマケドニアから。タイトルが全てを物語っているクマ。

TOYOTA|AYGO CAR DANCE PARTY|2009
2009年、ベルギーの夏を「踊るクルマ」が駆け抜けたクマ。

STELLA ARTOIS|VINGT-QUATRE|2009
世界を救うのに24時間かかるアメリカ人と、ランチ休憩込みで2時間で終わらせるフランス人。STELLA ARTOISが2009年に放ったバイラルフィルムは、あの名作ドラマ「24」を実は忘れられたフランス映画のリメイクだった、という体で作られてるクマ。

AEG|THE WORLD IS NOISY ENOUGH|2009
2009年、ロンドンの街なかに、ちょっと変わった看板が現れたクマ。AEGの静音洗濯機を宣伝するこの看板は、ただ広告を掲示するだけじゃなく、周囲の騒音レベルをリアルタイムで測定して、ウェブサイトにデータを送り続けていたクマ。

GLOBO TV|One Thousand Casmurros|2009
本を1000のかけらに分けて、1000人に読ませる。誰がそんなこと思いつくクマ。

ALPARGATAS|Identity|2009
ハワイアナスそのものでハワイアナスを語る、という潔さクマ。

WWF|EARTH HOUR|2009
たった1時間、電気を消すだけ。それだけで世界中の何億人もが気候変動への意思表示をした、シンプルで強烈なキャンペーンクマ。2007年にシドニーで生まれたEarth Hourは、2009年にはとんでもないスケールになっていたクマ。
MINI|LOOP|2008
2008年。iPhone が世に出て1年、YouTube がまだ3歳、インタラクティブ広告が「これから」だった時代クマ。ISOBAR LONDON が MINI のために制作した「LOOP」は、その時代の空気をそのまま閉じ込めたような1本クマ。

SONY|REC YOU|2008
2008年、SONYが仕掛けた「REC YOU」は、顔写真を送るだけで自分の顔が音楽に合わせて歌い出す、というヤバい体験をコアにしたキャンペーンクマ。投稿された顔たちは、バナー広告に、街頭ビジョンに、テレビ番組に、ブログパーツに、氾濫した。デジタル技術とクロスメディアの力が三位一体になって「新しいウォークマンの世界」を見せつけたクマ。

SONY|PLAY-DOH|2008
うさぎが、街を埋め尽くしていくクマ。しかもこれ、CGじゃないクマ。全部ストップモーションクマ。正気じゃないクマ。

ABSOLUT VODKA|ABSOLUT MACHINES|2008
2008年、ストックホルムとニューヨークにロボットの楽団が出現したクマ。世界中の誰かがウェブから送った一節のメロディを、機械がその場で「解釈」して3分の曲に仕立てる。Absolutが仕掛けた、ハチャメチャにロマンティックな実験クマ。

HEWLET-PACKARD|THE NATIONAL GALLERY GRAND TOUR|2008
美術館が人を待つのをやめて、絵画のほうから街に出てきた。単純だけど、誰もやらなかったことをHPとナショナル・ギャラリーがやったクマ。
BUD LIGHT|Real Men of Genius - Mr. Hair Gel Over-Geller|2007
2007年、Bud Lightはラジオでひたすら笑いを取りにいったクマ。「Real Men of Genius」っていう伝説的なラジオシリーズの一本で、ヘアジェルを使いすぎる男を全力で称えるっていう、最高にくだらない60秒クマ。

BUD LIGHT|Real Men of Genius - Mr. Hot Dog Eating Contest Contestant|2007
2007年、BUD LIGHTの「Real Men of Genius」シリーズから生まれた、ホットドッグ早食い競技者を称えるラジオスポットクマ。24本のホットドッグを12分で食べる人間の覚悟を、DDB Chicagoが最高にバカバカしく、最高に愛情を込めて歌い上げたクマ。
VOLKSWAGEN|LIKE|2007
2007年、マイアミのCP+Bが最も輝いていた時代の1本クマ。VOLKSWAGENのアカウントを手に入れて、次から次へと型破りな広告を世に放っていた、あの頃クマ。

BUD LIGHT|REAL MEN OF GENIUS - MR. ENORMOUS SUV DRIVER|2007
2007年、アメリカの道を走る巨大SUVのドライバーに向けて、バドライトが皮肉たっぷりのラブソングを送ったクマ。「Real Men of Genius(真の天才たち)」シリーズの一作で、過剰なまでにデカい車を運転する人々を、大げさな賛歌で「称える」というやつクマ。
CRICKET AUSTRALIA|BIG WARNIE|2007
2007年、Shane Warneが国際クリケットから引退した年クマ。オーストラリアにとって「Warnie」は、ただの選手じゃなくて、国民的ヒーローで、レジェンドで、愛すべきキャラクターだったクマ。そんな彼への敬意を、街中に「巨大な何か」として出現させたこのキャンペーンは、Cannes Lions 2007でゴールドを獲得したクマ。

BUD LIGHT|Real Men of Genius - Mr. Really Loud Cell Phone Guy|2007
2007年、アメリカ中のラジオから流れてきた、過剰に壮大な80年代ロック調の曲。「今日、クマたちは君に敬礼する…ミスター・リアリー・ラウド・セルフォン・ガイ!」って、なんだこれ、クマ。

BURGER KING|SITH SENSE|2006
ダース・ベイダーが画面の向こうから、心を読むと言ってきたクマ。20の質問に答えると、いま考えているものを当ててくる。2006年のネットでこれをやられたら、そりゃ驚くクマ。

BURGER KING|WHOPPERETTES|2006
2006年のスーパーボウル、BURGER KINGはレタス・トマト・ピクルス・パティ・炎の衣装を着たダンサーたちに、ブロードウェイ風のミュージカルを歌わせたクマ。「Have It Your Way」のジングルに乗せて、バーガーの具材が本気で歌い踊る一本クマ。

CAMPARI|RED PASSION DISTRICT|2006
2006年、ブエノスアイレスのパレルモ地区。一夜にして、街がまるごと赤に染まったクマ。CAMPARIの「RED PASSION」が、看板でもポスターでもなく、建物の壁から店のショーウィンドウ、ストリート全体を包み込んで、歩く人すべてをブランド体験の中に引きずり込んだクマ。

MINI|MINI DOMINATRIX|2006
2006年、カナダの冬。MINIのウェブサイトを開いた人たちは、革に身を包んだドミナトリックスに迎えられたクマ。車の各パーツをクリックすると、彼女が鞭で、パドルで、MINIを「調教」しながら、冬の安全機能を解説していく。キンキーで、攻めてて、忘れられない。

ADIDAS|BE THE BALL|2006
空に、でっかいサッカーボールが浮いてる。近づくと、それ遊園地の乗り物クマ。

ARISTON AQUALTIS|UNDERWATER WORLD|2006
洗濯機の広告が、カンヌで金獅子賞を獲ってルーブル美術館に収蔵されたクマ。洗濯機、クマよ。

HONDA|IMPOSSIBLE DREAM|2006
2005年12月2日、イギリスで放映された2分間のCMクマ。Andy Williamsの「The Impossible Dream」に乗せて、一人の男がレーシングスーツ姿で、Hondaの歴史的な乗り物を次々と乗り継いでいく。ボートで滝から飛び降り、霧の中から気球で戻ってくるという、ぶっ飛んだ展開クマ。最後にGarrison Keillorの声で「I couldn't have put it better myself」と締める、完璧な2分間クマ。

STELLA ARTOIS|Ice Skating Priests|2006
凍った池でスケートする修道士たち。若い一人が氷を割って落ち、仲間たちが駆け寄った先は――彼ではなくビールだった。助け上げたと思ったら、もう一度氷の下へ突き落とす。2分間、モノクロ。見終わって「うわ、やられた」と声が出たクマ。
AIDES|VIBRATORS|2005
2005年のフランスから届いた3分46秒のアニメーションクマ。少女が大人になり、何人もの男性と出会い、そのたびにコンドームを使い、失恋を繰り返し、絶望の淵で運命の人に出会う。タイトルは「VIBRATORS」、使われた楽曲はThe Vibratorsの「Baby Baby」、メッセージは「Live Long Enough to find the right one(運命の人に出会えるまで、生き延びよう)」クマ。

APPEALNOW.COM|KICKING|2005
2005年、イギリスで公開されたこの動画は、駐車監視員が通行人をいきなりタックルして、地面に押さえつけ、最後には蹴り上げる、という衝撃的な映像クマ。ユーモラスでありながら、不当な駐車違反切符への怒りを込めたバイラル広告として話題になったクマ。

L’EQUIPE|CHILD|2005
2005年、フランスのスポーツ新聞L'EQUIPEが子どもを主役に据えた広告を世に送り出したクマ。タイトルはシンプルに「CHILD」。DDB Parisが手がけたこの作品は、GOLDを獲得している事実だけは確かクマ。

ADIDAS|UNSTOPPABLE|2005
ミニチュアの軍隊がヘリコプターとハマーで襲いかかってくるのに、Tracy McGradyはドリブルを止めない。60秒間、最高にバカバカしくて、最高にカッコいいクマ。

FORD|KING KONG|2005
バナナを運んでいたトラックが、キングコングの子どもに持っていかれるクマ。怒った母ゴリラが踏みつけて、放り投げて。でも、壊れないクマ。

PFIZER|GOLF|2005
2005年、ファイザーがViagraのために作った15秒クマ。TAXI Torontoによる、おそらく3本シリーズの1本で、D&ADとThe One Showで受賞している事実だけは確認できたクマ。でも、それ以上のことは何もわからなかったクマ。

OLYMPUS|RED-EYED BABY|2005
赤目になった赤ちゃんの写真を、夫が怖がるクマ。デジタルカメラの赤目補正機能を、ホラー映画のトーンで訴求したこの広告は、2005年のカンヌでゴールドを獲得したクマ。
OLYMPUS|CROPPED TOURISTS|2005
2005年、オリンパスがヨーロッパで流したCMシリーズの中の1本クマ。ダークユーモアで「写真の失敗」を描いたこのキャンペーンは、カンヌで金賞を獲ったクマ。でも当時は賛否両論だったらしいクマ。

NSPCC|Ventriloquist|2005
「9×8は?」と聞かれて答えるのは、少女の背後に座った腹話術師の男。誰もその男に気づかない。2005年、NSPCCが作ったこの70秒に、クマは今も背筋が凍るクマ。

HEINEKEN|IT COULD ONLY BE HEINEKEN|2004
2004年、タイのスターコムが手がけたハイネケンのキャンペーンがカンヌでゴールドを獲得したクマ。タイトルは「IT COULD ONLY BE HEINEKEN」——「ハイネケンでしかありえない」。ブランドの絶対的な存在感をシンプルに言い切った、その潔さに惹かれるクマ。
ADIDAS|VERTICAL FOOTBALL|2004
ビルの壁に人を吊るして、サッカーをさせた。それだけで十分クマ。見上げた人の顔を想像するだけでニヤニヤが止まらないクマ。

SAAB|INFINITE DRIVE|2004
2004年、まだ回線が細かった時代に、終わらないドライブを作ろうとした広告があったクマ。

BUENOS AIRES LATIN AMERICAN ART MUSEUM|PRESIDENTS|2004
2004年、ブエノスアイレスのラテンアメリカ美術館が放った一本のプリント広告クマ。タイトルは「PRESIDENTS」。美術館が「大統領」について語るとき、クマたちは何を想像すればいいんだろう、と思ったクマ。

ADIDAS|WAKE UP CALL|2004
2004年。Adidasが「Impossible Is Nothing」で世界を揺さぶっていた年に、180 Amsterdamから生まれたもうひとつの目覚ましクマ。タイトルは「WAKE UP CALL」。文字通り、何かを呼び覚ます広告だったんだと思うクマ。

REEBOK|Terry Tate, Office Linebacker|2003
2003年のスーパーボウルで流れた瞬間、アメリカ中が爆笑したクマ。オフィスにラインバッカーがいたら、という狂気の設定を、ドキュメンタリー風の演出で本気でやりきった傑作。Reebok のロゴはほぼ映らない、スニーカーは一足も出てこない。なのに、スーパーボウル CM 史上最も記憶される広告のひとつになったクマ。

BARCLAYS|Fluent in Finance|2003
2003年、イギリスの銀行Barclaysが、あのサミュエル・L・ジャクソンを起用したクマ。監督は『Sexy Beast』のジョナサン・グレイザー。こんな豪華な顔ぶれで、お金について語るCMシリーズをつくったクマ。

PARQUE DE LA COSTA|SCREAMS|2003
2003年、アルゼンチン。ブエノスアイレス郊外のティグレという街にあるアミューズメントパーク、PARQUE DE LA COSTAの広告クマ。タイトルは「SCREAMS」。叫び声。それだけで何かが伝わる予感がするクマ。

NIKE|BEFORE|2003
「BEFORE」というタイトルだけで、もう何かが始まる予感がするクマ。2003年、NIKEとWieden+Kennedyが何を「その前」として切り取ったのか、動画を見る楽しみが残されているクマ。

TANGO|BARREL|2003
2003年、英国の炭酸飲料TANGOが、あの伝説的なスローガンを引っさげて帰ってきたクマ。「You Know When You've Been Tango'd」——90年代に物議を醸しながらも広告史に名を刻んだあのキャッチフレーズを、新しい代理店とともに復活させたクマ。

SK TELECOM|BE THE REDS CAMPAIGN IN 2002 FIFA WORLD CUP|2003
2002年、韓国全土が赤く染まったクマ。この広告が生んだ「Be the Reds」というフレーズは、Tシャツに印刷され、700万人が街頭で着用し、国民の20%が参加する歴史的な応援文化を生み出したクマ。

NIKE|STICKMAN|2003
2003年、黒い棒人間がロナウジーニョと並んでボールを蹴った。いや、並んだだけじゃない。丸呑みして、自分の脚をもぎ取ってシュートを打つ。反則みたいな一本クマ。

NZ FIRE SERVICE|SPEED OF FIRE|2003
タイマーが刻々と進む中で、リビングが煙に包まれていく。2002年のニュージーランドから届いた、火災の速度を「そのまま」見せる広告クマ。

BURNING HEART RECORDS|MILLENCOLIN BATTLE|2002
2002年、CDをパソコンに入れるとゲームが起動したクマ。中身を見て驚いた。これ、Guitar Heroの3年前に、もうGuitar Heroだったクマ。

NSPCC|CARTOON|2002
トムとジェリーみたいな男の子が、父親に殴られる。タバコを押しつけられる。階段から突き落とされる。笑い声のSEが流れて、カートゥーンだから跳ね返る。でも最後の瞬間、その子は本物の子どもに変わって、動かなくなるクマ。

REEBOK|Escape The Sofa|2002
運動しようと立ち上がった男に、ソファが襲いかかる。それだけの話が、カンヌでゴールドを獲ったクマ。
VW GOLF GTI|Amnesia|2001
「Amnesia(健忘症)」というタイトルに、もう全部詰まってる気がするクマ。2001年、バルセロナから生まれたこの1本は、記憶を失った男が GTI に乗った瞬間に何かを思い出す、そういう話なんだと思うクマ(動画を見てのクマの推測)。言葉で説明しなくても、走りの記憶は体に刻まれている、みたいな。

SPECIAL OLYMPICS|DIFFERENT|2001
2001年。この年、スペシャルオリンピックスが「DIFFERENT」という言葉を掲げたクマ。ゴールドを獲った一本。

CADBURY|MINTIES MOMENTS|2001
2001年、ニュージーランドのDDB Aucklandが手がけたMintiesのCMクマ。Mintiesといえば、あのチューイーで歯の詰め物を引っこ抜くことで悪名高いミントキャンディ。そしてなにより「It's moments like these you need Minties」という、1926年から続く伝説的なキャッチフレーズクマ。

DR PEPPER DRINK|What's the worst that could happen?|2001
2001年、Mother London が UK 市場のティーンに向けて放った「What's the worst that could happen?(最悪何が起きる?)」キャンペーンの1本クマ。DR PEPPER を手に取った瞬間、本当に「最悪」が降りかかるコメディ CM クマ。

SBC COMMUNICATIONS|NEIGHBOURHOOD, COPS|2001
2001年、通信会社のCM。Goodby Silverstein が手がけた SBC Communications のシリーズの一本クマ。タイトルからして「近所」と「警官」、一体どんなストーリーなのか、気になるクマ。

NIKE|BEAUTIFUL|2000
2000年のNIKEクマ。タイトルが「BEAUTIFUL」。それだけで、もう何か伝わってくる感じがするクマ。

ALTA VISTA|SPEEDING TICKET|2000
2000年、検索エンジン「AltaVista」のCMクマ。この年、AltaVista はポータルサイト化に舵を切り、Google との競争が激化していた時期。Wieden+Kennedy Portland が手がけて Gold を獲得したという事実だけが残っているクマ。

STAMPS.COM|THE NOTORIOUS MRS GIBBS|2000
2000年、ドットコム企業がこぞってスーパーボウルに広告を出していた時代クマ。Stamps.comもその一社で、Wieden+Kennedyと組んでこの「THE NOTORIOUS MRS GIBBS」を世に送り出したクマ。タイトルだけで「悪名高きギブス夫人って誰クマ?」と思わせる引力があるクマ。

FRANCE TELECOM|CUSTOMS|1999
1998年のワールドカップに向けて作られた、フランステレコムのCMクマ。国境の税関を舞台にして、サッカーボールを密輸する職員たちの「ゴール!」が電話で響く。フットボールは、人々を話させるクマ。

HORNBY HOBBIES|Beautiful Boy|1999
1999年、ロンドン。John Lennonの「Beautiful Boy」がCMに使われた、というだけでクマの心は揺れるクマ。それがHornbyの模型鉄道の広告となれば、なおさらクマ。

LEVI STRAUSS & CO.|ID|1999
1999年、黄色いパペットが世界を席巻したクマ。ボロい青い車に乗って、テクノビートに頭を振る。警察に止められても、ちゃんとIDを見せる。人間もパペットも、どっちも普通。この不条理を、誰も説明しようとしなかったクマ。
HOLLYWOOD VIDEO|DON|1999
レンタルビデオ店のカウンターの下から、あの予告編の声が出てくるクマ。1999年、Hollywood Videoの一本クマ。

VOLKSWAGEN LUPO|BRIDGE|1999
1999年、オランダ。フォルクスワーゲンが満を持して投入した最小のシティカー、Lupoのための広告クマ。タイトルは「BRIDGE」。橋の上で、いったい何が起きるのか。そこには小さなクルマだからこそ成立する、ある種の必然があったクマ。

KELLOGG’S CORP|Slackers|1999
1999 年。Kellogg's が JWT ニューヨークとタッグを組んで Gold を獲ったフィルムがある。タイトルは「Slackers」クマ。

TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION|10 KPH LESS|1998
1997年、オーストラリアのTACが放ったスピード抑制CM。70km/hで人を轢く車を、そのまま映すクマ。

COURTYARD BY MARRIOTT|Never Underestimate the Importance of a Good Night's Rest|1998
寝不足のせいで、人生でいちばん恥ずかしい瞬間を迎えたことがあるクマ?1998年、Courtyardはそこを突いてきたクマ。
MILLER BREWING CO.|Fly|1998
1998年、ミネアポリスの名門 Fallon McElligott が Miller Lite のために作った「Dick」シリーズの一本クマ。架空のクリエイター「Dick」が作ったという体裁で、広告そのものをネタにするメタ構造。当時としてはかなり攻めた試みだったはずクマ。

FOX NETWORK|BILLIARDS|1998
1998年、クマが見たのは「ビリヤードがホッケーみたいにフィジカルだったら」という仮定を映像化した30秒クマ。

FOX NETWORK|NHL on Fox - Better If It Were Hockey|1998
1998年、FOXがNHLの放送権を持っていた時代のCMクマ。スカッシュの試合を見せておいて「ホッケーだったらもっと良いのに」と言い切る潔さがすごいクマ。

IMPULSE|ART SCHOOL|1998
美術学校のヌードモデルが、遅刻してきた女性に「反応」してしまう。その気まずさを、周囲のオブジェがメタファーとして表現する。1998年、イギリスのテレビで流れたボディスプレーのCMクマ。

TELENORDIA|INTERNET|1997
1997年のインターネット黎明期。画像が「上から順に」読み込まれていく、あの時代クマ。

VOLKSWAGEN|DOORS|1997
1997年、アルゼンチンから届いた1本クマ。ドアが主役になる広告って、考えてみればめずらしいクマ。VWのドアには何か物語があるんだろうな、と思わせる引力がある気がするクマ。

VOLKSWAGEN|Surprisingly Ordinary Prices - Dentist|1997
歯科医が患者の口に手を突っ込んだまま、目を見開いて固まる。それだけのワンカットが、90年代英国広告史に残ったクマ。

BRITVIC|SAINT GEORGE|1997
90秒のCMが、たった10回流れただけで広告史に名前を刻んだクマ。予算はほぼ制作費に突っ込んで、放送枠はTFI Friday一本に絞った。ケチったんじゃない、狙ってやったクマ。

GUINNESS|Not everything in black and white makes sense (Bicycle)|1997
魚が自転車に乗って、画面の外へすーっと走り去っていく。その一瞬で、それまで積み上げてきた理屈が全部ひっくり返るクマ。

MERCEDES E-CLASS|RHINOS|1996
1996年。メルセデスE-Classが新しい顔で登場した年に、サイが出てくる広告があったクマ。タイトルは「RHINOS」。そのまんまクマ。

VOLKSWAGEN GROUP|EXOTIC LOCATIONS|1996
1996年、ロンドンのBMP DDB NEEDHAMがゴールドを獲ったフォルクスワーゲンの広告クマ。タイトルは「EXOTIC LOCATIONS」。エキゾチックな場所、って何クマ?

EPSON|LE LANCEUR DE COUTEAUX|1996
1996年、フランス。目隠しをした男が、ナイフを投げる。手に纏うのは、EPSONのプリンター技術への絶対的な信頼クマ。

VOLKSWAGEN GROUP|LUNCH-BREAK|1996
1996年、ロンドン。フォルクスワーゲンが「affordability(手の届く価格)」というテーマで英国市場に挑んでいた時代の一本クマ。タイトルは「LUNCH-BREAK」。昼休みに何が起きるのか、そのユーモアと観察眼に、BMP DDB Needhamらしさが宿っている気がするクマ。

CHRYSLER CORP.|Gates|1995
1995年。タイトルは「Gates」。門、なのか、ゲイツ氏なのか、それとも何か別の意味なのか。詳細な情報は確認できなかったけれど、Gold を獲ったという事実だけは確かクマ。

NIKE|THE WALL|1995
1995年、サッカー史に名を残すレジェンドたちが集結したクマ。Bebeto、Jorge Campos、Éric Cantona、Paolo Maldini。まだインターネットが今ほど発達していない時代に、NIKEとWieden+Kennedyはこんな贅沢なフィルムを世に放っていたクマ。
QEFDP|EGGS|1995
1995年、イギリスの障がい者支援チャリティQEFDPが「EGGS」という広告を世に出したクマ。タイトルだけ見ると謎クマ。

PEPSI-COLA|INNER-TUBE|1995
ビーチで浮き輪をつけた少年が、ストローでペプシを飲んでいる。最後の一滴まで吸い取ろうとして、吸って、吸って、吸いまくった結果——少年ごとボトルの中に入っちゃうクマ。妹が「ママ、お兄ちゃんまたやっちゃった」と一言。1995年、スーパーボウルで流れたこの60秒は、見た瞬間に「え?」ってなって、次の瞬間には笑ってるクマ。

NIKE|Bo's Boring Commercial|1994
タイトルに「Boring(退屈な)」って入ってるクマ。1994年、Boって言ったらBo Jacksonで、「Bo Knows」キャンペーンが有名だったわけで、そこからの「Boring Commercial」クマ。どういう仕掛けなのか、見てみたいクマ。

PEPSI-COLA|PLAYGROUND|1994
1994年、バスケットボールのスーパースターShaquille O'Nealが子どもとやりとりする1本のCMが、全米で2番目に人気のコマーシャルになったクマ。Cannesで金賞も獲ってる。90年代のPepsiらしい、セレブリティと若さとちょっとした反抗心が混ざり合った空気。ただ、企画の裏側について語られた記事はほとんど見つからなかったクマ。

NISSIN FOOD|HUNGRY? III UINTATHERIUM|1994
1994年、ウインタテリウム篇クマ。マンモスやモアで世界を驚かせたあのシリーズが、まだ続いていた時代の一本。原始人が、巨大な哺乳類に翻弄されて、でも最後には「hungry?」の一言と白地に赤のカップ。このリズムは、もはや説明不要クマ。シリーズ全体がカンヌでグランプリを獲って、日本の広告史に刻まれたやつの、続編のひとつクマ。

JOHN SMITH’S BITTER|Penguins|1994
1994年、イギリスのビールブランドが「No nonsense(ノーギミック)」というスローガンを掲げ、タップダンスをしながら歌うペンギンたちと、終始しかめっ面のコメディアン Jack Dee を画面に登場させたクマ。

NISSIN FOOD|HUNGRY? II QUETZALCOATLUS|1994
1994年。原始人たちが、必死にケツァルコアトルスの赤ちゃんのフリをしてる。親鳥に餌をねだって、なんとか食べ物をゲットしようとするクマ。でもそんなわけあるか、ってツッコミたくなるほどの無茶な作戦クマ。

MILLER LITE BEER|Big Lawyers Round-Up|1994
1994年、Miller Liteが弁護士をネタにした広告を出したクマ。カウボーイが弁護士をロープで捕まえる架空のTV番組という設定。アメリカ人の「弁護士嫌い」を思いっきりいじった一本クマ。

THE LEE APPAREL CO.|SHOWER|1993
1993年、Lee Jeansは Fallon McElligott とタッグを組んで、ユーモアを武器にした広告を次々に放っていたクマ。

SMIRNOFF|MESSAGE IN A BOTTLE|1993
1993年、スミノフのボトルが世界を歪ませたクマ。ボトル越しに覗くと、ピアノの鍵盤がペンギンに、老人がセイウチに、ブローチが何かに変わっていく。シュールで、ウィットがあって、ちょっと不穏で。この「through the bottle(ボトルを通して)」というアイデアは、90年代のスミノフを象徴する表現になったクマ。

BRITISH AIRWAYS|Surprise Surprise|1993
1993年、映画館で何かが起きたクマ。「Surprise Surprise」というタイトルが全てを物語っている気がするけど、詳細は謎に包まれたままクマ。

MAZDA|AIRBAG|1993
1993年、マツダがエアバッグというプロダクトそのものをテーマに広告を作った時代があったクマ。安全装備がまだ「当たり前」じゃなかった頃の、真っ直ぐな表現クマ。

SINGAPORE TRAFFIC POLICE|GLASSES|1993
ビールグラスが4つ、道路に浮かぶ。そして事故。たったそれだけクマ。でもこの30秒が、その後世界中で reproduce されることになるクマ。1993年、シンガポール。飲酒運転を止めるために、ショックではなく「考えさせる」ことを選んだ広告クマ。

NSPCC|EXCUSE|1992
1992年、イギリスの映画館で流れた、ひとつの公共広告クマ。ほぼ1分間の暗転から始まり、子どもたちの写真と、虐待者たちの「言い訳」が次々に映し出されていく。静かで、暗くて、でも逃げられない。

DELACRE BISCUITS|Weather Men|1992
1992年、Ogilvy & Mather Paris が Delacre のために作った30秒クマ。天気予報とビスケット職人の対比がシュールで、なんとも言えない味わいクマ。

LION CORP.|OLD IN THE TOOTH|1992
1992年。「OLD IN THE TOOTH」というタイトルが、何を意味するのか。動画を見るまで、クマにはわからなかったクマ。

CADBURY SCHWEPPES|Strange Taste Test|1992
1992年、Schweppesのトニックウォーターが仕掛けた「変な味覚テスト」クマ。30秒という短い尺の中で、何を見せたのか。

TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION|BEACH ROAD|1991
1991年、オーストラリアの交通安全広告。2024年になって初めて観たクマが、背筋が凍ったクマ。30年前の映像なのに、あの叫び声は少しも古びていないクマ。人間の悲鳴に賞味期限なんてないクマ。

VAUXHALL MOTOR CO|CAR PET|1991
1991年。タイトルは「CAR PET」。言葉遊びクマ。CARとCARPET、PETとCARPET。そしてたぶん、動画の中には犬がいるクマ(想像)。英国らしいウィットが効いてそうな予感だけで、クマの心はもう楽しいクマ。

YMCA SUMMER CAMP|SLEEPING IN|1991
1991年、まだビデオテープが主流だった時代のYMCAサマーキャンプの広告クマ。タイトルは「SLEEPING IN」。朝寝坊、という意味クマ。この一言に、子どもたちの夏休みと、親たちの本音が詰まってる気がするクマ。

DERWENT VALLEY FOODS|Jean Basteaux|1990
1990年、BBH ロンドンが手がけた Derwent Valley Foods のキャンペーンクマ。この年、Phileas Fogg スナックはすでに大人向けの世界各地フレーバーを展開し始めていた頃。British Arrows でゴールドを獲った事実だけが、34年を経て静かに残っているクマ。

LARSA|MILKING|1990
1990年、スペイン。タイトルは「MILKING」。LARSAはスペインのミルクブランドで、このフィルムはマドリードの代理店CONTRAPUNTOが手がけたクマ。

RICEGROWERS CO-IP|MADE IN AUSTRALIA|1990
1990年、オーストラリアのライスグロワーズ(SunRice)が放った一本のフィルムクマ。当時のオーストラリアで、米はまだまだ「カレーの添え物」程度の扱いだったクマ。そこに、何かが変わる予感があったクマ。

LOCTITE|ROCKING CHAIR|1990
1990年、チリ。ロッキングチェアを主役にした、LOCTITEの接着剤CM。ゴールドを獲ったという事実だけは残っているクマ。

BATCHELORS|ODE TO A PEA|1990
白い皿に、グリーンピース1粒。バイオリンが盛り上がり、詩的なナレーションが「おお、エンドウよ。完璧なる翡翠の球体よ。なぜ汝はその美しさで我を惑わすのか」と語りかけるクマ。1990年、イギリス。

PENN ATHLETIC PRODUCTS|BOUNCE TEST|1989
1989年、ミネアポリスのFallon McElligottが世に放った30秒クマ。ラケットボールの「バウンスの均一性」を証明するために、ビルから落とされるのはボールだけじゃなかったクマ。

GTE|Arnold's Rug|1989
1989年、GTEという電話会社がDDB Needhamとつくった一本。タイトルは「Arnold's Rug」。ラグ、絨毯クマ。中身は分からない。でもGOLDを獲ったクマ。

APPLE|L'HÉRITIER|1989
Rolls Royceの後部座席で、父が息子に言うクマ。「君のために働く人間は、考えるためじゃなく、実行するためにいる」。冷たい言葉クマ。この不快感こそが罠だったクマ。

HUSH PUPPIES SHOES|VENTILATED|1989
1989年、わずか15秒。バセット・ハウンドの垂れ下がった耳が、地下鉄の風でふわりと持ち上がる。それだけ。でも、それだけで成立してしまう強度クマ。

KARVOL|JAKE|1989
1989年、イギリス。KARVOL は子ども向けの風邪薬として、80年代を通じて広告を展開していたクマ。その中の一本が「JAKE」というタイトルで、GOLD を受賞している。

APPLE|THE WAR ROOM|1988
1984年、あの伝説的なSuper Bowl広告でAppleは世界を揺さぶったクマ。でも、その4年後に同じタイトルを冠した広告があったことを、クマたちは知っているクマ? 「THE WAR ROOM」。1988年、BBDOによって制作され、主にイギリスで放映されたこの広告は、今ではほとんど語られることのない、静かな存在クマ。

NYNEX|Human Cartoons|1988
1988年、電話帳という「無料で配られる退屈な商品」をどう面白くするか。TBWA CHIAT/DAYが出した答えは、視覚的ななぞなぞだったクマ。

RADIO RENTALS|BIG BAND|1988
1988年のイギリス。テレビやビデオデッキを「買う」んじゃなくて「借りる」時代があったクマ。Radio Rentals はその最大手で、この「BIG BAND」は GOLD を獲った作品クマ。

NACAIDS|THE GRIM REAPER|1988
1987年、オーストラリアのテレビにボーリング場が映った。死神が投げたボールが倒すピンは、赤ちゃんを抱いた母親であり、遊ぶ子どもたちだった。3週間で放送中止に追い込まれた、公衆衛生史上もっとも物議を醸したCMのひとつクマ。

PARTNERSHIP FOR A DRUG FREE AMERICA|GIRL & DEALER|1988
1988年、アメリカ。暗い路上で少女が薬物ディーラーに懇願する60秒が、お茶の間に流れたクマ。

US HEALTHCARE|STAGES OF LIFE|1988
1988年、ヘルスケア広告がまだ「控えめであるべき」と考えられていた時代に、このフィルムはゴールドを獲ったクマ。タイトルからして「人生の諸段階」。つまり、生まれてから死ぬまで、人間のあらゆる瞬間にヘルスケアは関わるんだ、という視点クマ。

VALISERA|FIRST BRASSIERE|1987
1987年、ブラジル。タイトルは「FIRST BRASSIERE」、つまり「はじめてのブラジャー」クマ。少女が女性になる瞬間を切り取った広告は、いつの時代も、どんな国でも、普遍的な感情に触れるクマ。

AUDI|PROCON 10|1987
1987年、エアバッグがまだ高価で、確実に作動する保証もなかった時代。Audiは電気じゃなく、物理の力で命を守る方法を選んだクマ。

LEVI|Laundrette|1986
1985年、クリスマス翌日のイギリスで流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を憧れに変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、「お父さんの服」という重い過去だったクマ。

HARPER BAZAAR|FASHION STATEMENTS|1985
1985年、ファッション誌がファッションを広告するという入れ子構造クマ。タイトルの「FASHION STATEMENTS」には二重の意味が込められている。ファッションによる声明、そしてファッションについての声明クマ。

MATSUSHITA ELECTRIC INDUSTRIAL CO.|FIREMAN|1983
1983年。松下電器産業(現パナソニック)が博報堂とともに制作した「FIREMAN」という作品が、海を渡って金賞を獲ったクマ。当時の日本企業広告が国際舞台でどう評価されていたのか、その空気を想像するだけでワクワクするクマ。

OTICA ERNESTO|A BOY AND A GIRL|1983
1983年、ブラジルの眼鏡店の広告クマ。タイトルは「A BOY AND A GIRL」。少年と少女。シンプルで、でも何かが起こりそうなタイトルクマ。

JOHN SMITH’S|COLD(The Dog)|1982
1982年、イギリスのビール広告で犬が逆立ちした。それだけの30秒が、文化になったクマ。

WALITA ELETRO|LEG|1981
1981年、ブラジル。Cannesで金賞を獲った作品のタイトルは、ただ一言「LEG」。脚。それだけしか手元にないクマ。

LEVI STRAUSS|AMERICA|1977
1977年、Levi'sがGOLD PENCILを獲ったクマ。70年代のLevi's広告といえば、サイケデリックでジャズっぽくて、ちょっとトリップしたような映像が多かったって記録が残ってるクマ。この「AMERICA」もきっとその系譜なんだろうなあ、と想像するクマ。

CITROEN|ROSE PRODUCTIONS|1977
1977年、ROUX SEGUELA CAYZACがシトロエンのために制作した広告クマ。Jacques Séguélaという名前を聞いたことがあるだろうか。フランス広告界の伝説であり、のちにシトロエンの歴史を語る上で欠かせない存在になる人物クマ。その初期の仕事がこれクマ。

EMINENCE|LE METRO|1977
1977年。パリの地下鉄で、何かが起きたクマ。EMINENCEという、1944年から続くフランスのメンズアンダーウェアブランドが、DDBとともに仕掛けたこの広告。タイトルは「LE METRO」、つまり地下鉄クマ。GOLDを獲ったという事実だけが、クマの手元に残っているクマ。

VOLVO 264|SALESMAN|1977
1977年。ボルボのセールスマンが、カメラの前で淡々と語るクマ。派手な演出も、大げさな音楽も、ない。あるのは一人の男の言葉だけ。でもその言葉が、妙に引っかかるクマ。

ROQUEFORT|LE PATRON JALOUX|1977
1977年、フランスのロックフォールチーズが放った一本のフィルム。タイトルは「LE PATRON JALOUX」——嫉妬する上司、クマ。このタイトルだけでもう何かが起きそうな予感しかしないクマ。

MATSUSHITA ELECTRIC INDUSTRIAL CO|BED WETTING|1977
1977年に松下電器産業が「BED WETTING(おねしょ)」というタイトルで制作した広告がゴールドを受賞したクマ。おねしょと電器メーカー、この組み合わせにどんな必然性があったのか、クマは動画を見るのが楽しみクマ。

ROQUEFORT|LE REPETITIONS|1977
1977年、フランス。ロックフォールチーズの広告に、フランス人はこんなタイトルをつけたクマ。「LE REPETITIONS」——反復。

BANCO BAMERINDUS|THE FRUSTRATED MAN|1976
1976年。ブラジルのバンコ・バメリンドゥスが世に送り出した一本のフィルムのタイトルは「THE FRUSTRATED MAN(挫折した男)」クマ。このタイトルだけで、もう何かが始まりそうな予感がするクマ。

NOLAN SPA|PARABREZZA|1975
1975年、イタリアのヘルメットメーカーNOLANが世に出した一本クマ。タイトルは「PARABREZZA」――イタリア語で「ウィンドシールド」を意味する言葉クマ。創業わずか3年の若いブランドが、自分たちのルーツを広告に刻んだクマ。

METROPOLITAN LIFE INSURANCE|PARTNERSHIP|1975
1975年、アメリカクマ。「PARTNERSHIP」というタイトルだけで、もう何かが伝わってくる気がするクマ。MetLifeとY&Rが組んで、ゴールドを獲った一本クマ。

RENAULT|LA NOCE|1975
1975年。Publicis Conseilが手がけたルノーの広告「LA NOCE」。フランス語で「結婚式」を意味するこのタイトルが何を描いたのか、クマは動画を観るまで知ることはできないクマ。

FRATELLI BRANCA DISTILLERIE|BR… BRANCAMENTA|1975
「Brrr」。たった4文字で、ブランド名も、飲み方も、感覚も伝わるクマ。1971年にはじまったこのキャンペーンは、イタリア広告史において最も有名な擬音語と言われるまでになったクマ。

SYNDICAT DE LA PRESSE REGIONALE FRANCAISE|PRESSE REGIONALE|1973
1973年、カンヌで金賞を獲得したこの広告は、フランスの地方紙組合によるものクマ。50年以上前の広告だけれど、いったいどんなメッセージを地方紙は伝えようとしたのか、クマは気になるクマ。

ALU VERTRIEBSSTELLE|BROT|1972
1972年。アルミホイルのブランドが「BROT(パン)」というタイトルで広告を作り、ゴールドを獲った、という事実だけが残っているクマ。

THE THOMPSON ORGANISATION|INVENTIONS|1971
1971年、ゴールドを獲った広告があるクマ。タイトルは「INVENTIONS(発明)」。それ以上のことは、正直なところクマにもよく分からないクマ。

WILLIAMS & HYMBERT|MONK|1971
1971年、修道士が登場するクマ。MONKというタイトルそのままに、静謐で神聖な空気が漂う一本クマ。WILLIAMS & HUMBERTはスペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラに根を張るシェリー&ブランデーの老舗で、この時代、ヨーロッパの洋酒ブランドが修道院や歴史を纏った世界観でブランドの格を語ろうとしていた空気がそのまま結晶化したような趣クマ。

SEARS,ROEBUCK & CO|BUFFALO BILL|1971
1971年、GOLD。それだけでクマの想像は膨らむけど、でも想像で埋めちゃいけないクマ。この年、Searsは全米最大級のリテーラーとして君臨していて、J. Walter Thompsonは広告業界のトップを走り続けていたクマ。その二者がBUFFALO BILLというタイトルで何を仕掛けたのか。動画を見るしかないクマ。

CADBURY SCHWEPPES SELLAMABA JUANA|SECRETARY|1971
1971年。カドバリーとシュウェップスが合併して2年目の夏。この年の6月、Leo Burnett が79歳で亡くなったクマ。彼が生前に手がけた最後の仕事のひとつが、この「SECRETARY」だったかもしれないクマ。

BALAMUNDI AB|BALAMUNDI|1971
1971年、スウェーデン。GOLD を獲ったこの広告は、半世紀以上を経てもなお YouTube に残っているクマ。でも正直、どんなブランドで、何を売っていて、どんな文脈だったのか、クマにもよくわからないクマ。それでも何かが、この映像を「遺すべきもの」にしたんだと思うクマ。

NESTLE CO|IRWIN AND YOLANDA|1971
1971年。Leo Burnett社がネスレのために制作した「IRWIN AND YOLANDA」。タイトルからは二人の人物が登場することが想像できるけど、詳細な情報が残されていないクマ。

GENERAL TELEPHONE & ELECTRONICS|SPLATTERED SPOKESMAN|1971
「SPLATTERED SPOKESMAN(スプラッターされたスポークスマン)」というタイトルがすべてを物語っているクマ。1971年、電話会社のCMとしては相当ぶっ飛んだタイトルだと思うクマ。DDB Los Angelesが手がけて、ゴールド受賞。50年以上前の作品だけど、このタイトルの攻めっぷりは今見ても刺激的クマ。

R.C.A CORPORATE|INSTITUTES|1971
1971年。RCAにとって、この年は特別な年だったクマ。創業者デヴィッド・サーノフが亡くなり、ひとつの時代が終わった年。そんな節目に生まれた企業広告が、この「INSTITUTES」クマ。

SPLI|8|1971
1971年、ベルギー。タイトルは「8」。それ以上でも以下でもない、ただ「8」クマ。動画を見る前からすでに引き込まれる引力がある。アーカイブとして残された広告には、こういう「名前だけで何かを感じさせる力」があるクマ。

JOHN HARVEY & SONS|TASTER|1971
1971年、イギリス広告の黄金期を代表する代理店CDPが手がけたシェリー酒のCMクマ。ゴールドを獲った作品だけど、詳しい背景は時代の向こう側にあるクマ。

UNITED CALIFORNIA BANK|NICK|1971
1971年。カリフォルニアの銀行が、まだ銀行がかたくるしい存在だった時代に、こんなCMを作っていたクマ。

STUTTGARTER NACHRICHTEN|Pass auf im Strassenverkehr|1970
1970年、ドイツ・シュトゥットガルトの地方紙が交通安全を訴えるキャンペーンで金賞を獲得したクマ。タイトルは「Pass auf im Strassenverkehr(交通に気をつけて)」。新聞社が広告主として、命を守るメッセージを届けた時代の記録クマ。

VOLVO|AMERICANS|1970
1970年。ボルボがアメリカで金賞を獲った時代クマ。当時のVolvoは「安全」と「耐久性」でアメリカ市場に食い込んでいた時期で、代理店はScali, McCabe, Slovesクマ。この代理店、Ed McCabeのパンチの効いたコピーで知られていて、ボルボのブランドを何十年も支えたクマ。

EASTMAND KODAK|JENNIFER|1970
1970年。JENNIFERという名前だけがタイトルになった、このKodakのフィルムクマ。GOLDを受賞しているということは、きっと当時の誰かの心を確実に動かしたんだと思うクマ。

VOLKSWAGEN|Funeral|1969
1969年、広告の世界に「触れてはいけないもの」があったクマ。死、である。誰もが避けていたその第三の rail を、DDB は踏み抜いたクマ。

RONSON|COMET|1967
1967年、ライターの世界で小さな革命が起きていたクマ。

PEPSI-COLA|LA VENTANA|1967
1967年。Pepsi Generationが世界を席巻していた時代に、スペインで「窓」という名の広告が生まれたクマ。GOLD受賞という事実だけが、この広告の存在を今に伝えているクマ。

SOCIETE MARTINI & ROSSI|TRAIN|1967
1967年。マルティーニ・ロッシが世界中でベルモットの代名詞だった時代の、GOLD受賞作クマ。