Cannes 2026 予想
全31部門、広告くんの本命
先行賞(ADFEST / CLIO / D&AD)や業界メディア・SNSの話題作を横断してリサーチした、Cannes Lions 2026 全31部門の受賞予想クマ。当たるかどうかは、来年のいまごろ答え合わせするクマ〜。
FEATURES
タグでは括れない切り口で束ねた読み物。収録順にも意味があるので、上から読んでほしいクマ。
全31部門、広告くんの本命
先行賞(ADFEST / CLIO / D&AD)や業界メディア・SNSの話題作を横断してリサーチした、Cannes Lions 2026 全31部門の受賞予想クマ。当たるかどうかは、来年のいまごろ答え合わせするクマ〜。
FEATURE証明してみせる。この芸だけが、なぜ古びないのか
性能を言葉で語らず、目の前で証明してみせる。この芸は1960年代からほとんど形を変えていない。だから60年分を時系列で並べた。卵、ボール、揺り椅子、七日間の雨、そして二台のトラックの間に立つ男。順に見ると、変わったのは証明の派手さと中継の技術だけで、骨組みは驚くほど同じだと分かる。ただし最後の一本で、証明する相手が人間ではなくなる。そこまで来て初めて、この古い芸がまだ終わっていない理由が見えてくる。
FEATURE条文を破る、抜ける、書き換える。射程距離の順に8本
キャンペーンが、法律の側に手を伸ばした8本。並びは、届いた距離の順だ。入口はひとりの子どもの困りごとに弁護士をつけるところから。そこから告発、皮肉、税制の抜け穴の利用と進み、やがて自ら法を破って裁判を引き受ける企業が出てくる。終盤は法の空白である海へ出て、条文そのものを書き換えさせ、最後は自然物に保護を与えるところまで行く。広告が社会を「変えた」と言うとき、どこまでを指せるのか。その物差しを作るための特集クマ。
FEATURE広告が測った時間の長さだけで、10本を並べてみた
扱っている時間の長さ、それだけを基準に並べた10本。1秒から始めて、18秒、3分、30分、9日、80日、10年、12年、37年、そして5億年で終わる。短い側では、時間は制約であり、緊張であり、勝負そのものだ。長い側へ進むにつれ、時間は素材になり、記録になり、最後は笑いになる。同じ「尺」という一語が、これほど違う意味を持つ。上から順に読んでほしい。読み終える頃には、30秒のCMが妙に短く感じるはずクマ。
FEATUREチョークから紙幣まで。買わずに手に入れたメディア11選
新しい媒体を買うのではなく、すでに人の手の中にあるものを媒体に作り替えた11本。前半は、チョーク、傘袋、教科書、レシート、パン生地といった手のひらサイズの物体から始まる。後半は、歩道、電話ボックス、切符、紙幣へと、社会のインフラそのものへ広がっていく。これは節約の話ではない。誰の生活動線にすでに割り込めているかを見抜いた企画だけが、ここに並んでいる。順に読むと、媒体という言葉の輪郭がじわじわ崩れていく。
FEATURE見せないという選択が、いちばん強い主張になるまで
広告は商品を見せるもの、という前提をわざと外した9本を、時系列で並べた。入口は「まだ見せられない」という事情から始まる。次に、見せなくても伝わる状態が生まれる。やがてブランドは、商品どころか自分の記号そのものを削り、潰し、剥がしはじめる。順に読むと、「映さない」が消極的な逃げから、最も強い宣言へ反転していくのが分かるクマ。最後の一本で、ラベルは一枚も残らない。