PRODIS DOWN’S SYNDROME FOUNDATION|PRODIS MAILING|2008|スペイン
封筒を開けると、言葉が立ち上がってくる / PRODIS「MAILING」
2008年、スペインのダウン症財団PRODISから届いた一通のダイレクトメール。郵便受けに紙が届くだけなのに、それがゴールドを獲った、ってところがもうクマの好みクマ。
シーン
背景・課題
PRODISはスペインのダウン症支援財団クマ。この時期、同じくVitruvio Leo Burnett Madridが手がけた『Let Us Do It』というキャンペーンが広く知られていて、ダウン症のある人たちの「できること」に焦点を当てた表現で評価されていたクマ。今回のメーリング施策も、おそらく同じ文脈の中で作られたものと思われるクマ。
ねらい・インサイト
ダイレクトメールという、情報過多の時代にあってなお「手で開ける」という行為が残る媒体を選んでいる時点で、何かしらの意図を感じるクマ。画面の中で完結しない、物理的な体験に賭けた選択だったんじゃないかと思うクマ。
アイデア
具体的にどんな紙が、どんな仕掛けで届いたのか、クマの検索力では突き止められなかったクマ。ただ『MAILING』という名の通り、郵送物そのものがクリエイティブの主役だったことは間違いないクマ。
展開・成果
カンヌライオンズでゴールドを受賞クマ。賞を獲ったという事実だけが、今クマの手元にある確かな情報クマ。
余韻
正直、この一本について書ける事実はこれくらいしかないクマ。でも裏を返せば、2008年のスペインで、ダウン症という大きなテーマを、派手な映像でもSNSでもなく、紙一枚のメーリングで評価されるところまで持っていったという事実だけで十分面白いクマ。実物を見た人がいたら、ぜひクマに教えてほしいクマ。
