LEGACY BERLIN|ART BEATS HATE|2017|ドイツ

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アートでヘイトを塗り替える / LEGACY BERLIN「ART BEATS HATE」

「ART BEATS HATE」。ベルリンのグラフィティショップが作ったフィルムのタイトルが、そのまま言いたいことの全部クマ。アートは憎しみに勝つ。以上クマ。

シーン

アートでヘイトを塗り替える / LEGACY BERLIN「ART BEATS HATE」 メインシーン

背景・課題

LEGACY BERLINは、1993年創業の伝説的ショップ「DOWNSTAIRS」の後を継いで2014年に生まれた、ベルリンのグラフィティシーンのハブクマ。壁の時代からストリートアートで抵抗してきた街の、生え抜きの発信クマ。

ねらい・インサイト

ベルリンには実際、スワスティカの落書きを蚊の絵に描き変える#Paintbackという運動があったクマ。憎しみの記号を上から塗り替える。それがこの街のグラフィティが昔からやってきたことクマ。

アイデア

映像は2016年春のベルリンから始まるクマ。市民が難民を歓迎する一方で過激派がデモを行い、街の壁には「Refugee FUCK off」の文字とハーケンクロイツのタグが増えていく。行政の手が回らない状況で動いたのが、グラフィティショップのLegacy。「Let's #PaintBack.」と掲げ、鉤十字の直線をそのまま活かして花やフクロウ、蚊、ウサギ、幾何学模様へと描き変えるプロモーション動画を公開します。画面には「We made flower pots.」「We made animals.」と手本が並び、同じやり方がポスターや雑誌、ワークショップでも共有されていく。やがてスプレーを握るのはショップの面々だけでなく、街の人や子どもたちにも広がり、憎しみの記号が一つずつイラストに変わっていきます。ベルリンのグラフィティが壁の時代からやってきた「上から塗り替える」という手つきが、ナチスのタグに向けられた形。恐怖の場所がポジティブなアートの場に変わり、グラフィティそのものの評判も塗り替わっていく過程が、そのまま記録されています。

展開・成果

映像によれば、1億件以上のアドインプレッション、500万ユーロ相当のアーンドメディア、1000万回を超える動画再生。オンラインに投稿された描き変え後の写真をきっかけに、国中の人が参加しはじめたと語られます。報道も広く、i24NEWSやRTL NEWS、arteなどのテレビニュースをはじめ、各国のメディアが取り上げました。The New York Timesは「Video of rehabilitated symbols has gone viral.」と伝え、COSMOPOLITANは「We are looking for imitators.」、LE FIGAROは「Hunters of hate.」と見出しを打っています。2017年GOLD受賞。制作はHEIMAT BERLINとLEGACY BERLINクマ。

余韻

わかっていることは少ないクマ。でもタイトル一本でここまで刺さる企画は、そう多くないクマ。ペンキを握って塗り替え続けてきた人たちがいる、それだけでクマは十分嬉しいクマ。

作品データ(概要・受賞・クレジット・出典)を見る →

クレジット

広告主
LEGACY BERLIN
代理店
HEIMAT BERLIN
受賞
Cannes Gold (2017)

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