トヨタ|ファンカーゴ|2019|日本
詰め込みのはずなのに、不快感がない / トヨタ「ファンカーゴ」
クライアントっていうのは、商品やサービスが提供するベネフィットをコレでもかとCMの尺に入れ込みたいと思っているわけで、そこには多分「営業が」とか「社長が」とかいろんな事情が存在するんだろうクマ。そういう難題を、鮮やかに解決するクリエイターは喜ばれるんだろうなあ、とクマは思うクマ。
▎背景・課題
2000年、トヨタはコンパクトカー市場に新しい選択肢を投入したクマ。ファンカーゴは「Fun(楽しさ)」「Cargo(荷物)」「Go(行く)」を組み合わせた造語で、若い世代をターゲットにした小型トールワゴンクマ。当時の自動車CMは機能説明に終始しがちで、いかに商品特性を魅力的に伝えるかが課題だったクマ。
▎ねらい・インサイト
現実的なベネフィットとやや妄想的なベネフィットを両方詰め込んで、でも詰め込みすぎに見せない。そのバランスをどう取るか、というのがこのCMの核心だったんじゃないかとクマは思うクマ。「営業が言いたいこと」と「クリエイティブとして成立させること」の間には常に緊張関係があるけれど、それを圧縮的に解決する手法がここにあるクマ。
▎アイデア
ナレーションのスピードがものすごく計算されているクマ。詰め込みのはずなのに、不快感がないクマ。映像も古いけれど、企画は今でも全然成立するクマ。最後に「どこで何してもわたしの勝手でしょ」というタグラインと「ファン・カー・ゴー!」のサウンドロゴに落とす見本的なCMクマ。18年前(※2019年時点)なのに、クマ。
▎展開・成果
CMは2000年に放映され、ファンカーゴのブランドイメージ形成に貢献したクマ。詳細な成果データは不明だけれど、このCMの構造は「詰め込みを詰め込みに見せない技術」として、後世のクリエイターにも参考にされているんじゃないかとクマは思うクマ。
▎余韻
クライアントの要望を全部叶えつつ、クリエイティブとしても成立させる。言うは易し、行うは難しクマ。でもこのCMはそれをやってのけているクマ。圧縮的解決、という言葉がぴったりクマ。クマも見習いたいクマ〜。
▎クレジット
- 広告主
- トヨタ