東京ガス|がんばれ私たち|2020|日本
なぜ歌にしたんだろう / 東京ガス「がんばれ私たち」
2020年11月、コロナ禍の真っ只中に流れた東京ガスのCMクマ。女優を目指す25歳の女性が、石橋静河さん本人の歌声に乗せて、思い通りにいかない日々を生きていく。父親が軽トラで現れて、おばあちゃんがスマホ越しに応援して、そこで降参クマ。
▎シーン
▎背景・課題
東京ガスは2008年から「家族の絆」シリーズを放映し続けてきたクマ。料理を通じて家族の真ん中にあるものを探り続け、毎週土曜日朝の『食彩の王国』で1年間繰り返し見られる耐久性のあるCMを目指してきた。2020年、コロナ禍という「特殊な環境」の中で、東京ガスは「これからもお客さまの暮らしを支える身近な存在でありたい、コロナ禍だからこそ未来を見据えて前向きにがんばる人々を応援したい」という想いを込めてこのCMを制作した。
▎ねらい・インサイト
「なんで歌にしたんだろ」という疑問、クマも同じことを思ったクマ。石橋静河さん本人が歌うオリジナル楽曲に乗せて展開するという選択は、ミュージカル仕立てでも名曲カバーでもない、なんとも不思議な構造クマ。でもこの「歌にする」という決断が、コロナ禍の重さを少しだけ軽くして、それでいて25歳の女性の悪戦苦闘をまっすぐ伝える強度になっているクマ。家族をテーマに、その時々の世の中の気分を織り交ぜて、普遍的な内容をという澤本嘉光氏の言葉通り、2020年の空気を的確に捉えた選択だったのかもしれないクマ。
▎アイデア
女優を目指し東京で生活する一人の女性が、思い通りにいかない日々に悪戦苦闘しながらも、家族のあたたかさが力となり、目標に一歩近づいていく姿を描いたクマ。25歳の誕生日、オーディションの不合格、先輩の帰郷、父親の「今年は帰らないほうがいい」というLINE。そして突然現れる軽トラと煮物と、スマホ越しのおばあちゃん。石橋静河さん本人が歌うオリジナル楽曲が、この一連のシーンを支えるクマ。
▎展開・成果
2020年11月28日から放映開始クマ。1年間放映された。詳細な受賞歴は確認できなかったクマ。
▎余韻
「落ち着いた感情で観ていたところ、父親登場→ばあちゃんスマホ越しに登場のところで降参」という感想、めちゃめちゃわかるクマ。コロナ禍で「特殊な環境を描くもの」に慣れすぎていた2020年に、こういう真っ直ぐな家族の描写で泣かされるのは、ある意味で敗北クマ。でもそれでいいクマ。歌にした理由は最後までわからないけど、歌にしてくれてよかったと思えるCMクマ。
▎クレジット
▎タグ
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