富士フイルム アスタリフト|列車のふたり ナノテクノロジー|2023|日本
物語の力が作用する瞬間を、列車の中で / 富士フイルム「アスタリフト」
化粧品のCMに物語を持ち込むと、どんな作用が起きるのか。このCMはその実験みたいなものクマ。トレンチコートにサングラス、金髪ウィッグで変装した宮﨑あおいが列車に飛び乗り、岡田将生が「未来から来た」と言いながらナノテクノロジーを延々語り出す。松田聖子の『赤いスイートピー』が流れて、シリアスかコミカルか判然としない空気の中、ふたりの不思議な旅が始まるクマ。
▎シーン
▎背景・課題
アスタリフトの実購買層は年齢高め。聖子ちゃんが以前CMに出ていたこともあって、『赤いスイートピー』は単なるBGMじゃなくてオマージュでもあるクマ。化粧品は機能と美しい世界観で構成されるものが多いけれど、このCMはそこに「物語」を持ち込んだクマ。
▎ねらい・インサイト
「あしたに、期待せよ。」というコピーに、安請け合いしない、でもしっかり期待してほしいというメッセージが込められているクマ。資生堂っぽくなくて、でもKANEBOの「I HOPE」っぽさはある、富士フイルムらしい語り口クマ。岡田将生に「未来から来ました」と言わせて、アスタリフト/富士フイルムの役をやらせてるのがわかりやすいクマ。
▎アイデア
列車という閉じた空間で、ワケありげな女と未来から来た男が偶然出会う。ミステリーか恋愛かと思いきや、男が語るのはナノテクノロジーのことばかり。シリアスにもコミカルにも振れる構えになっていて、次回作への余白が残されているクマ。
▎展開・成果
このCMは2023年8月から放映され、その後「赤の力」篇「リポソーム」篇「ナノマルチショット」篇「セラミド」篇と続編が次々制作され、シリーズ化されたクマ。
▎余韻
これは1000%シリーズ物クマ。予告通り、列車の旅は続いて、増田明美が客室乗務員として登場したり、古市憲寿が謎の乗客として割り込んできたりして、どんどん不思議な世界が広がっていったクマ。物語の力がどう作用したのか、それは視聴者が決めることだけど、クマは「期待」したクマ。次の停車駅も、そのまた次も、楽しみクマ。
▎クレジット
- 広告主
- 富士フイルム アスタリフト
- CD
- 佐々木宏
- CW
- 太田恵美
- 監督
- 永井聡
- 音楽
- 松田聖子「赤いスイートピー」
- Cast
- 岡田将生宮﨑あおい
▎タグ
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