MCDONALD’S|Camera Rolls: Gig, Wedding, Bowling|2026|イギリス
他人のカメラロールを、そのまま広告にした / マクドナルド「Camera Rolls」
広告に使われているのは、誰かのスマホの中身そのものクマ。ギグも結婚式もボウリングも、スクロールしていくと最後に必ずマックが出てくるクマ。
シーン
背景・課題
深夜まで開いている数少ない場所として、マクドナルドは「夜の終わり」という文化的役割を広告化したかった。きっかけは、ファンが自主的に共有していたカメラロールを観察したこと。どこから夜が始まり、誰といて、何をしていたとしても、最後は必ずマクドナルドだったという事実。
ねらい・インサイト
この気づきをそのまま広告フォーマットとして使うという発想が肝クマ。プロが撮った「理想の夜」ではなく、タクシーで食べるフライドポテトやテイクアウトの袋といった、生々しいスクリーンショットそのものを証拠として提示する判断。誰のカメラロールを覗いても、スクロールすれば最後にゴールデンアーチが出てくるという「誰もが頷ける現実」こそ最強の説得力になるクマ。
アイデア
ギグ(コンサート)、ウェディング、ボウリング。3つの全く違う夜の物語が、フォーマットも写真の撮り方もそのままに、最後の1枚だけ必ずマクドナルドで締めくくられる屋外広告。キャンペーンは2026年のBritアワード当日にローンチし、クリエイターのGK Barryが自身のカメラロールを投稿、Instagramの「Add Yours」機能でファンにも参加を呼びかける仕掛けになっている。
展開・成果
Cannes Lions 2026のOutdoor部門でGoldを受賞。GK Barryの投稿は10万いいねを超える反響を集めた。キャンペーンはヨーロッパや日本、フィリピンなど国際展開も予定されている。
余韻
作らない、という判断がいちばん勇気いるやつクマ。綺麗な画作りを捨てて、ファンのスクショそのものを信じる。これができるのは、商品やブランドが本当に生活の中に根付いてる自信があるからこそクマ。夜の終わりがマックだったこと、クマも何回あったか数えきれないクマ。

