▶奇譚クラブ|カプセルトイの歴史|2022全部ウソです / キタンクラブ「カプセルトイの歴史」冒頭から「国民放送局提供」のテロップが出てきて、おや、と思ったクマ。カプセルトイが神の言葉を聞くための儀式として使われていた古代、兵器として使われていた近代、そして意志を持ったガチャに支配される未来。15分を超える3部作すべてが、全力の「ウソ」クマ。
▶CHEETOS|CAN'T TOUCH THIS|2020厄介な指を、言い訳に変えた / CHEETOS「CAN'T TOUCH THIS」オレンジ色の粉まみれの指を見せて「触れないクマ〜」って言い訳する男の後ろから、MC Hammerが飛び出してくる。最高クマ。絨毯に巻かれたハンマー、赤ちゃんの顔になったハンマー、ピクニックバスケットから出てくるハンマー。もうハチャメチャクマ。でもこれ、ただ面白いだけじゃなくて、スーパーボウルで新商品をローンチする戦略そのものがヤバいクマ。
▶Gap|Boyfriend Trousers|2017パンツを奪って、履いて、キメる。 / Gap「Boyfriend Trousers」思わず拍手したクマ。Claire Danes と Patrick Wilson が踊って歌って、最後に男から無理やり剥ぎ取ったパンツを履いてキメる。それがめちゃめちゃ決まってるクマ。
▶FIAT|Love Affair|2017ふふふ、となる。 / FIAT「Love Affair」水たまりの前で立ち止まる女性。赤い 124 Spider から降りようとして、ハイヒールが濡れることに気づく。そのとき、隣に停めた 500X の男が、自分のジャケットを水たまりに敷く。続いて、シャツ。ジーンズ。最後には下着姿。そして女性がコーヒーをわざとこぼす、あのシーン。右眉がぴくっと上がる男の表情クマ。
▶日清食品|カップヌードル麻婆・五目|2017「あさばあ」という音の暴力 / 日清食品 カップヌードル「麻婆・五目」「あさばあ」と聞いた瞬間、脳が「?」ってなるクマ。麻婆を「あさばあ」と読んでしまった女性社員が、品の良いおばあちゃん付きって言い切って、上司が激怒して、現実に戻る。たった15秒でこの密度クマ。
▶NTT DOCOMO|3-SECOND COOKING|2015技術の無駄遣いで、ドコモがドコモじゃなくなった / NTT DOCOMO「3-SECOND COOKING」エビが空を飛び、炎を抜け、3秒でエビフライになる。餃子の具が空中で合体し、2.244秒で餃子になる。CGなし、全部実写。「何やってんだドコモ」という感想しか出てこないこの動画が、Cannes Lions 2015でゴールド3つ、シルバー2つを獲得したクマ。
▶Harvey Nichols|Sorry I Spent It On Myself|2015クリスマスの正義を逆手に取って、伝説になった / Harvey Nichols「Sorry I Spent It On Myself」2013年、イギリスのクリスマス商戦を苦笑の嵐に巻き込んだ広告があるクマ。ハーヴェイ・ニコルズというラグジュアリー百貨店が仕掛けた「Sorry I Spent It On Myself(ごめん、自分に使っちゃった)」。クリスマスは愛と分かち合いの季節だって? いいや、全部自分のものクマ。
▶WALKERS CRISPS|SANDWICH|2011町の名前で、商品の価値を証明する / WALKERS CRISPS「SANDWICH」「サンドウィッチ」という町が、本当にイギリスにあるクマ。そこに有名人が次々と現れて、静かな町を「英国で最もエキサイティングな場所」に変えてしまった3日間の話クマ。
▶BUD LIGHT|Real Men of Genius - Mr. Hair Gel Over-Geller|2007やばい、その髪の要塞。 / Bud Light「HAIR GEL OVER-GELLER」2007年、Bud Lightはラジオでひたすら笑いを取りにいったクマ。「Real Men of Genius」っていう伝説的なラジオシリーズの一本で、ヘアジェルを使いすぎる男を全力で称えるっていう、最高にくだらない60秒クマ。
▶BUDLIGHT|REAL MEN OF GENIUS|2006ラジオで200本。笑いで、ビールを売らずに、ビールを売った / BUD LIGHT「REAL MEN OF GENIUS」ラジオ広告が死んだ時代に、ラジオ広告史上最高のキャンペーンが生まれたクマ。1998年から2008年まで10年間、200本以上。カンヌでRadio Grand Prixを2年連続受賞。100以上の賞を総なめ。eBayで海賊版が売買され、CDが3巻まで発売され、ライブツアーまで開催された。ビールの広告なのに、ビールの話はほとんどしない。でも、みんなBud Lightを飲んだクマ。
▶NISSIN FOOD|HUNGRY? III UINTATHERIUM|199430年経っても、胃袋が覚えてる / 日清食品「HUNGRY? III UINTATHERIUM」1994年、ウインタテリウム篇クマ。マンモスやモアで世界を驚かせたあのシリーズが、まだ続いていた時代の一本。原始人が、巨大な哺乳類に翻弄されて、でも最後には「hungry?」の一言と白地に赤のカップ。このリズムは、もはや説明不要クマ。シリーズ全体がカンヌでグランプリを獲って、日本の広告史に刻まれたやつの、続編のひとつクマ。
▶VAUXHALL MOTOR CO|CAR PET|1991これは、犬のカーペットです / VAUXHALL「CAR PET」1991年。タイトルは「CAR PET」。言葉遊びクマ。CARとCARPET、PETとCARPET。そしてたぶん、動画の中には犬がいるクマ(想像)。英国らしいウィットが効いてそうな予感だけで、クマの心はもう楽しいクマ。
▶MAXELL|THE ISRAELITES|1990「歌詞が聞こえない」というインサイトを、ボブ・ディランで / MAXELL「THE ISRAELITES」1990年、カセットテープは滅びかけていたクマ。CDというピカピカの円盤にシェアを奪われ、音質でも負け、未来感でも負けて、ブランクテープ市場5位にまで落ちていたMaxellが放ったのが、この30秒クマ。結果、市場2位まで急浮上。ユーモアと音質とインサイトが揃うと、こうなるクマ。
▶NYNEX|Human Cartoons|1988無料で配られる退屈な商品を、なぞなぞで面白くした / NYNEX「FURNITURE STRIPPING」1988年、電話帳という「無料で配られる退屈な商品」をどう面白くするか。TBWA CHIAT/DAYが出した答えは、視覚的ななぞなぞだったクマ。
▶SCHWEPPES TOMATO JUICE|Gardening Advice|1961園芸番組のふりして、トマトジュースを売る / Schweppes「Gardening Advice」1961年、イギリスのテレビ広告がCannesでGrand Prixを獲った年クマ。それがこれ、Schweppesのトマトジュースのための「園芸アドバイス」篇。タイトルだけ聞いても何のことやら分からないけど、それがいいクマ。
▶MAGGI|OPÉRA BŒUF|1957牛が踊る、オペラが響く。これは1957年の広告 / MAGGI「OPÉRA BŒUF」1957年。オペラ・ブッフ(喜歌劇)形式で牛が歌い踊る、MAGGIのポトフ広告クマ。タイトルを見た瞬間、「ビーフ・オペラ?」と首をかしげたけど、動画を見て納得したクマ。これは、当時の広告としてはハチャメチャに攻めてるクマ!
▶VINS DU POSTILLON|SERIE ROUGE|1955フランス初のカンヌGrand Prix、その名は誰も覚えていない / VINS DU POSTILLON「SERIE ROUGE」1955年、カンヌ国際広告祭で初めてGrand Prixを受賞したフランスブランドがこれクマ。栄光の第一号。なのに、詳細がほとんど残っていないクマ。