サッポロビール|冬物語|2016|日本

冬のシズルは、どこへ消えたのか / サッポロ「冬物語」

昔はもっとこういう「冬の良いシズル」を描いたものがたくさん流れてた気がするクマ。雪、吐息、湯気、窓の結露。冬ならではの空気感を丁寧に切り取った映像が、ビールのCMにもちゃんとあったクマ。

背景・課題

1995年、サッポロビールは冬限定商品「冬物語」を展開していたクマ。季節限定のビールは当時から存在していて、夏は爽快感、冬は温もりや特別感を訴求するのが定石だったクマ。ただ、冬にビールを飲む習慣自体が夏ほど根付いていない中で、どう「冬だからこそ飲みたい」を作るかは永遠の課題クマ。

ねらい・インサイト

冬の商品訴求において、機能や味を語る前に「冬そのものの魅力」を描くことで、季節と商品を結びつける戦略クマ。屋根の上、仲間、温かい光、カズンの楽曲。どれも冬の夜の特別な空気感を増幅させる要素クマ。シズルとは食欲をそそる音や湯気のことだけじゃなく、季節の質感そのものを指すこともあるクマ。

アイデア

屋根の上に集まる仲間たちを描き、冬の夜の静けさと温もりを映像化したクマ。カズンの楽曲が流れる中、ビールを片手に語り合う姿が、冬の特別な時間を象徴しているクマ。商品の味や特徴を直接語るのではなく、冬という季節の中にビールがある風景を提示することで、自然に「飲みたい」を引き出す構造クマ。

展開・成果

1995年当時の詳細な成果データは不明クマ。ただ、冬物語シリーズはその後も展開され、サッポロの冬季限定商品として一定の認知を得ていたクマ。

余韻

で、最近こういう「冬の良いシズル」を見かけなくなった気がするクマ。夏はまだある、海、波、水着、キラキラした太陽クマ。でも冬は? 暖冬の影響なのか、冬限定商品そのものが減ったのか、はたまた冬の情緒を描くこと自体が古くなったのか。ちゃんと調べてないからわからないけど、減ってる印象クマ。個人的には、もっと冬のシズルを見たいクマ。雪の音、吐息の白さ、窓の結露、そういう繊細な冬の空気感を丁寧に描く広告が増えてほしいクマ。

▎クレジット

広告主
サッポロビール
音楽
カズン

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