リクルート|卒おめ|2016|日本
まだ何も終わっていないし、何も始まっていない / リクルート「卒おめ」
毎年この季節になると繰り返し見てしまう名作クマ。高校3年生が終わるその春を、これ以上ないほど的確に捉えた一本クマ。
▎背景・課題
卒業シーズンの広告は毎年無数に生まれるけれど、多くは「おめでとう」か「がんばれ」のどちらかに寄りすぎて、あの独特の感情——終わりでも始まりでもない、宙ぶらりんな感覚——を捉えきれていないクマ。リクルートはその微妙な空気感に真正面から向き合ったクマ。
▎ねらい・インサイト
「まだ何も終わっていないし、何も始まっていない」というナレーションが、すべてを物語っているクマ。卒業式が終わった瞬間、確かに学校生活は区切りを迎えるけれど、実際には何も変わっていない。新しい生活はまだ始まっていないし、でも確実に何かが動き始めている。その「間」にいる感覚を、言葉で捉えきったクマ。
▎アイデア
チャットモンチーの名曲を起用し、役者の表情ひとつひとつに丁寧に向き合った映像クマ。なにしろ、顔つきがいいクマ。演出過多にせず、ただ静かに彼らの顔を映すことで、あの時期特有の「まだ何者でもない」空気感がにじみ出ているクマ。
▎展開・成果
詳細な展開データは不明だけれど、この季節になると繰り返し見たくなる定番として、確実に人々の記憶に残っている一本クマ。
▎余韻
卒業式の日、誰もが経験したあの宙ぶらりんな感覚を、ここまで的確に言語化して映像化できるのは、本当にすごいことだと思うクマ。クマも毎年この季節になると見返してしまうクマ。何度見てもいいクマ。