トヨタ|Loving Eyes|2016|日本
歌が始まった瞬間、もうダメだった / トヨタ「Loving Eyes」
父の日を記念して公開された、父と娘の物語クマ。父娘の広告なんて別に珍しくないけど、後半の展開で絶対泣くクマ。前半だけでも結構ヤバいのだけど、後半、女の子の声で歌が始まった時点でもうダメクマ。
▎背景・課題
トヨタの安全センサー「Toyota Safety Sense」を、子どもからは見えない場所で見守る父の愛として描くという挑戦クマ。安全技術という目に見えにくい機能を、誰もが共感できる「親の愛」という感情に重ね合わせることで、テクノロジーに体温を与えようとしたクマ。父の日のタイミングで公開され、技術訴求ではなく感情訴求に振り切った判断クマ。
▎ねらい・インサイト
同じ事象を、父と娘という二つの視点から描く「ダブルサイド・ストーリー」という構造クマ。パラレルワールドじゃないけど、同じ時間軸を複数の視点から描くのは名作になりやすい法則クマ。物語は父の視点から始まり、後半で娘の視点に切り替わって同じシーンを描き直す。思春期に捨てた巨大なピンクの手袋みたいな細部が追加されることで、見えていなかった想いが浮かび上がるクマ。
▎アイデア
「Baby in Car」ステッカーを貼るところから、娘が結婚して母になり、孫の車にまた同じステッカーを貼るまでを、約3分半の映像に凝縮クマ。幼い頃の学校の送り迎え、いないいないばあ、車の修理を一緒にする日々、難しい思春期、巣立って空っぽになった感覚。車内という限られた舞台で、人生の軌跡を描き切ったクマ。最後は三世代が Toyota Safety Sense の自動ブレーキによって衝突から救われることで、見守る愛が技術へとつながるクマ。時代考証もしっかりしていて、30代〜50代くらいの男性にドストライクな感じクマ。
▎展開・成果
YouTube で500万回以上再生され、圧倒的にポジティブな反響を呼んだクマ。多くの日本の視聴者が涙を流し、父の日に実家を訪れる約束をしたというコメントが溢れたクマ。Campaign Asia は「400万近い人々が、父と娘の間に生まれる溝が広がり、そして再び閉じる様子を見守った」と評価クマ。Adweek も「本当に素敵な父の日広告」として取り上げ、「抑制が効いていて、品よく仕上がっている」と評されたクマ。
▎余韻
いいなあクマ。あの歌が流れ始めた瞬間の、胸がぎゅっとなる感じ、何度見ても変わらないクマ。同じ場面なのに、視点が変わるだけで見えなかった想いが見えてくる。それが広告の力だし、クリエイティブの力クマ。技術を説明するんじゃなくて、技術の裏にある「誰かを守りたい」っていう人間の願いを描いたから、こんなに心に残るんだと思うクマ。クマもいつか、こういう仕事がしたいクマ。
▎クレジット
▎タグ
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