
KRAFT | 2019 | アメリカ
子どもをレモネードで逮捕する国で、弁護士を雇ってやった / KRAFT「LEGAL-ADE」
夏の風物詩であるレモネードスタンドが、役所の官僚によって閉鎖されるという理不尽な現実があった、アメリカで、クマ。子どもたちが小遣い稼ぎと起業家精神を学ぶ場所を、古い法律が奪っている。その矛盾に、レモネードブランドが立ち上がったクマ。
FEATURE
条文を破る、抜ける、書き換える。射程距離の順に8本
キャンペーンが、法律の側に手を伸ばした8本。並びは、届いた距離の順だ。入口はひとりの子どもの困りごとに弁護士をつけるところから。そこから告発、皮肉、税制の抜け穴の利用と進み、やがて自ら法を破って裁判を引き受ける企業が出てくる。終盤は法の空白である海へ出て、条文そのものを書き換えさせ、最後は自然物に保護を与えるところまで行く。広告が社会を「変えた」と言うとき、どこまでを指せるのか。その物差しを作るための特集クマ。
8 articles

KRAFT | 2019 | アメリカ
夏の風物詩であるレモネードスタンドが、役所の官僚によって閉鎖されるという理不尽な現実があった、アメリカで、クマ。子どもたちが小遣い稼ぎと起業家精神を学ぶ場所を、古い法律が奪っている。その矛盾に、レモネードブランドが立ち上がったクマ。
SAKKER EL DEKKENE (STOP THE SHOP) | 2015 | レバノン
汚職と戦うって、希望のない戦いに見えるクマ。でもLeo Burnett Beirutは、汚職を「商売」だと見抜いたクマ。商売なら、破産させられる。そうやって生まれたのがこのキャンペーンクマ。
GREENPEACE | 2013 | メキシコ
偽の旅行代理店をつくって、汚染された川をツアーで売り出す。やばいクマ。めちゃめちゃ皮肉で、めちゃめちゃ賢い。有名人が「原油でシュノーケリング!」とか「化学物質の波でサーフィン!」って笑顔で紹介してる映像、最高にブラックで、最高に的確クマ。

THE FEMALE COMPANY | 2020 | ドイツ
タンポンを本に詰めて売る。バカバカしい? いや、これが最高にクールなアイデアなんだクマ。ドイツでは生理用品が19%の「贅沢品税」で課税される一方で、キャビアやトリュフ、油絵といった本物の贅沢品は7%。そしてなんと本も7%。だったら、タンポンを本として売ればいいじゃない――そんな逆転の発想から生まれたのがこの「THE TAMPON BOOK」クマ。

CARREFOUR | 2018 | フランス
これは、スーパーマーケットの広告じゃないクマ。法律への反逆であり、農業への愛であり、5億人のヨーロッパ人の食卓を変えた革命クマ。

GRUPO ESTRATÉGICO GE PAE | 2022 | ホンジュラス
2009年、ホンジュラスは中南米で唯一、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を全面禁止した国になったクマ。使用が発覚すれば、最大6年の懲役。その結果、33万人の未成年の少女が母親になり、4人に1人の女性が18歳になる前に妊娠するという状況に。NGOのGE PAEは10年以上この禁止令の撤回を求めて戦ってきたけれど、予算もなく、メディアは保守的な宗教指導者の味方で、まったく進展がなかったクマ。そこで彼らとOgilvy Hondurasは、ある場所に向かったクマ。自国で権利が拒まれるなら、どの政府も権力を持たない場所へ——国際水域へ。

UN WOMEN | 2024 | パキスタン / UAE
予算1,500ドル以下。AI なし。セレブなし。特殊効果なし。あるのは、5歳から15歳の女の子たちが描いた結婚式の招待状だけ。それを国会議員に送りつけたら、法律が変わったクマ。
CORONA | 2025 | ブラジル
100周年を迎えたCoronaが、ブラジルのビーチで世界初の「太陽保護区」をつくったクマ。保護区って聞くと森とか海を想像するけど、太陽そのものを保護するっていうのは前代未聞クマ。しかもやり方が完全にハック。不動産を借りて建物の高さ制限をかけることで、未来の建設が太陽光を遮らないよう法的に保証するクマ。広告キャンペーンの枠を完全に超えてるクマ。