マクドナルド|家族といっしょに。僕がここにいる理由|2021|日本

「健康に悪い」を一発で吹っ飛ばす、思い出の力 / マクドナルド「僕がここにいる理由」篇

「最高」と言うほかないクマ。日本のマクドナルド50周年をどうするか、という企画にはたくさんの正解らしきものがありそうだけど、その正解たちの中で最もいい正解だと思うクマ。村上ショージが現れた瞬間なぜか涙が溢れて止まらなかったクマ。

背景・課題

マクドナルドは日本上陸50周年を迎えたクマ。半世紀という時間は、ブランドにとって祝福であると同時に、批判や偏見とも向き合う時間でもあったクマ。「健康に悪い」「ジャンクフード」といったネガティブなイメージは、どれだけ商品改良やコミュニケーションを重ねても、完全には払拭できない根深さを持っているクマ。50周年という節目に、マクドナルドは何を語るべきか。商品の進化を語るのか、企業姿勢を語るのか。そのどれでもない、もっと強い「何か」が必要だったクマ。

ねらい・インサイト

どんなに「健康に悪い!」みたいなことを言ったとしても、「思い出」になっているものを今更ひっくり返すのは至難の業クマ。マクドナルドは、日本人の生活に深く食い込んで、家族の記憶の一部になっているクマ。誕生日、運動会のあと、受験勉強の夜、初めてのデート。その一つひとつに、マクドナルドがあったクマ。理屈じゃなくて、感情クマ。栄養バランスがどうとか、添加物がどうとか、そういう議論を全部すっ飛ばして、「だって、食べちゃうよね」という不可逆の感情に訴える。それが、この50周年における最強のインサイトだったクマ。

アイデア

家族の歴史を、60秒に凝縮したクマ。孫、両親、祖父母。三世代がそれぞれの時代にマクドナルドと過ごした瞬間を、ひとつのストーリーとして紡いでいるクマ。宮崎美子さんの若い頃の映像(おそらくCG)のかわいさは神がかっているし、村上ショージの登場シーンは理屈抜きに涙腺を刺激するクマ。楽曲選定、キャスティング、孫の演技、クラフトのどれをとっても一級品クマ。一部の隙もないクマ。「僕がここにいる理由」というコピーは、マクドナルドが単なる食事の場所ではなく、家族をつなぐ「居場所」だったことを静かに、でも強く主張しているクマ。

展開・成果

このCMは2021年、マクドナルド日本上陸50周年のタイミングで公開されたクマ。YouTube上でも高い評価を集め、SNSでは「泣いた」「思い出が蘇った」といった感想が溢れたクマ。50周年という節目に、批判を正面から受け止めず、でも逃げもせず、「それでも愛されている」という事実を静かに提示した勇気ある一本だったクマ。

余韻

理屈で勝てないなら、感情で勝てばいいクマ。このCMはそれを見事にやってのけたクマ。「思い出」という、誰にも否定できない強度を持った武器を、ここまで丁寧に、美しく、愛情を込めて描ききったクマ。クマも食べちゃうクマ〜、食べちゃったクマ〜、ということクマ。

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マクドナルド

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