JR東海|会うって、特別だったんだ。|2022|日本

会うって、特別だったんだ / JR東海「会うって、特別だったんだ。」

突飛なことをしなくても、人の感情と感情を作り出すものを丁寧に描き出せばここまで到達できるクマ。企画が良い、演者と演技が良い、コピーも良い、ディテールまで演出も良い、音楽も良い、タイミングも良い。つまりは、めちゃめちゃ良いクマ。

背景・課題

コロナ禍で「会う」ことの意味が問い直された2021年。移動の自粛が求められ、帰省や出張、友人との再会が当たり前ではなくなった時代の空気感の中で、JR東海は改めて「会うこと」の特別さを描こうとしたクマ。クリスマス・エクスプレスで深津絵里が登場した文脈を持ちながらも、そこに依存せず、普遍的な「会いたい」という感情に焦点を当てたクマ。

ねらい・インサイト

「会う」ことの必然性を、紙という物質的な素材を通じて描くという丁寧さクマ。クライアントが持つ切符という特殊な紙を、単なる移動手段ではなく「会うための媒介」として位置づけ直すことで、移動することの価値を再定義しようとしたクマ。深津絵里を単なるアイコンとしてではなく、登場人物の一人として控えめに配置する謙虚さも、思考と配慮が詰まりきっていて尊敬に値するクマ。

アイデア

60秒のストーリーは、複数の人物が「会いに行く」決意をする瞬間を静かに描くクマ。深津絵里と、画面でフィーチャーされる3人の男性のキャスティングが本当に素晴らしく、それぞれの表情や仕草が「会いたい」という感情を過剰に説明することなく伝えているクマ。「マスクを外して微笑む」という演出は、この時代だからこそ響く繊細なディテールクマ。音楽とカット割りのタイミングも完璧で、見ている側が思わず「やってみたくなる」と感じさせる力があるクマ。

展開・成果

2021年末から2022年初頭にかけて放映され、SNS上でも「泣いた」「会いたくなった」という感想が多数見られたクマ。コロナ禍という特殊な時代背景の中で、移動することの意味を再確認させるメッセージとして機能したクマ。

余韻

「クリスマス・エクスプレスのCMに出ていた」という文脈はそんなに大切じゃない気がしていて、もちろん一定より上の世代には何かを想起させる装置にはなるんだけど、そういうことを差し置いても深津絵里のキャスティングが素晴らしいクマ。誠実さと丁寧さで人の心を動かせるという、この業界が忘れちゃいけない基本を思い出させてくれる一本クマ。参考にすべき仕事クマ。

▎クレジット

広告主
JR東海
Cast
深津絵里

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