BUDWEISER|WASSUP|2000|アメリカ
友達に電話するだけで文化現象は生まれる / Budweiser「WASSUP」
友達同士が電話越しに『ワラッサーーップ!?』と叫び合うだけの60秒。1999年、マンデーナイトフットボールの合間に流れたこのCMが、気づけば世界中の挨拶になっていたクマ。
シーン
背景・課題
バドワイザーは当時アメリカ一の売上を誇りながら、若い世代への浸透に悩んでいたクマ。DDBのVinny Warrenは、Charles Stone IIIが友人たちと撮った3分の自主制作短編『True』に出会う。中身はただ電話で『Whassup?』と叫び合うだけ。それを見た瞬間、これだと確信したクマ。
ねらい・インサイト
Warrenが賭けたのは、フレーズそのものが持つ伝染力だったクマ。見せれば誰でもその場で真似して叫び出す。商品の味も品質も語らず、ビールを『友情のそばにあるもの』として描いた。広告っぽくない広告を狙ったクマ。
アイデア
監督にStone本人を起用し、実際の友人たちをそのままキャストに。ブリトーショップの上という小さな現場で、低予算のまま撮影されたクマ。1999年12月にオンエア、2000年のスーパーボウルで話題は爆発。パロディがネットを埋め尽くし、SNLやForbesの表紙にまで『Whassup』が登場、翻訳されない国でもフレーズだけが広まったクマ。
展開・成果
売上は15%伸び、2000年にCannes Lions Grand Prixを受賞。2006年にはCLIO Hall of Fame入り。2020年には友人に連絡を取ろうと呼びかけるコロナ禍版も作られたクマ。
余韻
友達の家で、友達と撮った、ただの電話のシーン。それが世界中の口癖になった。正しさより生っぽさが勝つことがある、と教えてくれる一本クマ。


