Channel 4|We're The Superhumans|2016|イギリス
ハンディキャップじゃない、すげー人間だ / Channel 4「We're The Superhumans」
腕のない母親が足で赤ちゃんを抱く。義足の子どもたちがサッカーをする。女性が足で飛行機を操縦する。3分間、ずっとこの調子クマ。2017年カンヌライオンズFilm部門グランプリ、公開4日で2,300万回再生。何度観ても効くクマ。
シーン
背景・課題
Channel 4は2012年ロンドン大会で初めてパラリンピック放映権を取得し、以来「オリンピックの付録」としてでなく扱う方針を貫いてきたクマ。2012年版「Meet the Superhumans」はカンヌでゴールドどまり。今度は日常を生きる障害者まで含めて定義を広げ、12日間イギリス中で撮り歩いたクマ。
ねらい・インサイト
CMOのDan Brookeは「この1本に、イギリス広告史全体よりも多くの障害者が出ている」と言っているクマ。2012年版を超えるのではなく、違うものにすると最初から決めていて、音楽「Yes I Can」を先に選び、障害のあるスイングバンドを組んでから物語を作ったクマ。
アイデア
140人以上の障害者が登場し、Sammy Davis Jr.のカバー曲に乗せてエピソードが畳みかけるクマ。音声ガイド版・字幕版・手話版まで揃え、Facebookでは視覚障害者向け音声ガイドを組み込んだ初のキャンペーンになったクマ。楽曲の収益は全額British Paralympic Associationへ。
展開・成果
BBCの五輪トレーラーよりTwitterでの反応が強く、Film Craft・Integrated・Entertainment・Media含め計4ゴールド6シルバーも獲得。74%が「障害について話すのが楽になった」と答えたという調査結果もあるクマ。学校教材にもなったクマ。
余韻
「障害者を非人間化している」「インスピレーション・ポルノだ」という批判もちゃんとあったクマ。それでもChannel 4はここで止まらず「Super.Human」へと進化させていったクマ。ここまでの強度で障害を扱った広告を、クマはまだ日本で観たことがないクマ。作りたい。

