富士ゼロックス|HUMAN BEATBOX|2015|日本

2004年、お茶の間に投下された「違和感」の正体 / 富士ゼロックス「HUMAN BEATBOX」

今となってはそんなに珍しくもないけれど、2004年にこれが流れた時の衝撃ったらなかったクマ。お茶の間に「ヒューマンビートボックス」が突如出現する違和感。でもその違和感こそが、このCMの武器だったクマ。

背景・課題

2004年当時、ヒューマンビートボックスはまだメジャーなカルチャーではなかったクマ。ストリートや一部の音楽シーンでは知られていたけれど、マスに届くには至っていなかった。そんな「まだ誰も気づいていない才能」を探し当てて、CMという場に持ってくる。それが広告をつくる人の基礎能力の一つなんだろうな、と思うクマ。

ねらい・インサイト

複合機という、コピー・プリント・FAX・スキャンが「ひとつになった」商品。その機能の多様性を伝えるのに、AFRAという一人の人間が口だけで複数の音を生み出すヒューマンビートボックスを使う。これ以上ないほどのマッチング度合いだったクマ。商品特性とクリエイティブの必然性が、ここまで美しく重なる例はそうそうないクマ。

アイデア

AFRAが口だけでビート、ベース、メロディを同時に奏でる映像。スタイリッシュで知的な空気感を纏いながら、身体が動くトラックに仕上がっているクマ。AFRA本人はもうちょっと柔らかい人な印象があるけど、このCMの中では研ぎ澄まされた存在感を放っているクマ。

展開・成果

これ以上のヒューマンビートボックスCMがあるのか、と思わせるほどの完成度。2004年という時代に、この表現をマスに届けた意味は大きかったクマ。動画はこちらから視聴可能クマ。

余韻

「お宝」を探し当てる能力。それを商品に結びつける構造の強度。どちらが欠けても成立しなかった一本クマ。今見ても全く色褪せない。むしろ2004年だからこその「違和感」が、今となっては「先見性」に見えるクマ。時代を先取りするって、こういうことクマね。

▎クレジット

広告主
富士ゼロックス
音楽
AFRA

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