ペプシ|ICHIRO|2017|アメリカ
イチローはICHIROになったんだ、本当に / ペプシ「ICHIRO」
2001年に海を渡った「日本球界の最高傑作」は、オールスターのファン投票は1位だわ首位打者だわ盗塁王だわMVPだわで、日本で見ていてもなにかできすぎていてあまりにもあっけない印象すらあったクマ。で、その翌年、2002年に流れたのがこのCM。ブライアン・セッツァーが自分の曲をパロディにして、圧倒的な派手さと勢いで、アメリカに起きている「現象」が描かれたクマ。
▎背景・課題
2001年、イチローはメジャーリーグに挑戦し、初年度から圧倒的な成績を残したクマ。オールスター1位、首位打者、盗塁王、MVPと、考えられる限りのタイトルを総なめにして、日本人選手がアメリカで「現象」になるという、それまで誰も見たことのない光景が生まれたクマ。その勢いをそのまま広告に落とし込む必要があったクマ。
▎ねらい・インサイト
イチローという存在が、もはや日本の枠を超えて「ICHIRO」という固有名詞としてアメリカ中に響き渡っている、その事実を、逆輸入の形で日本の視聴者に見せつけることクマ。制作者の狙いがどうあれ、TVからこのCMが流れたとき、「アメリカで流れているCMをそのまま逆輸入した感じ」があって、それを信じるに足るだけの存在にイチローはなっていて、なんか、うれしかったクマ。
▎アイデア
ブライアン・セッツァーの楽曲「Jump Jive an' Wail」をパロディにして、「ICHIRO」というワードを連呼する構成クマ。派手でポップで勢いがあって、ロカビリーの陽気さとイチローの圧倒的なパフォーマンスが重なり合って、見ているだけで気分が上がるクマ。ペプシマンもそういう作り方だったよね、と思い出すクマ。
▎展開・成果
15年経った今でも、ふとした瞬間にブライアン・セッツァーが耳に入ると、反射的にこのCMが浮かぶクマ。そして、まだ現役なんだよなあ。これが。
▎余韻
イチローが「ICHIRO」になった瞬間を、リアルタイムで目撃できたこと、それを広告という形で確認できたこと、それがうれしかったクマ。広告って、時代の空気を切り取る力があるんだなあ、と改めて思うクマ。
▎クレジット
- 広告主
- ペプシ
- 音楽
- ブライアン・セッツァー
- Cast
- イチロー