JEEP|Snow Covered|1994|アメリカ
車が見えないのに、Jeepだとわかる / Jeep「Snow Covered」
1994年、雪に埋もれた風景の中を何かが進んでいく30秒。車体は一度も映らない。それなのに「ああ、Jeepだ」と誰もが思ったクマ。カンヌで自動車広告として初めてグランプリを獲ったこの作品、30年経っても色褪せない強度があるクマ。
▎背景・課題
90年代半ば、SUV市場は競争が激化していた時代。各メーカーが性能を謳い、派手な演出で注目を集めようとしていた。Jeepもその渦中にあって、ブランドの本質を伝える方法を模索していたはずクマ。雪道、悪路、どんな環境でも走破できる——それがJeepの DNA だったクマ。
▎ねらい・インサイト
「性能を語るのに、車を見せる必要があるのか?」という問いがあったんじゃないかと思うクマ。雪に覆われた道を進む軌跡だけで、その存在を証明できるなら、それこそが最強の説得力。見えないからこそ、想像力が働く。ブランドへの信頼が試される勝負クマ。
▎アイデア
深い雪に覆われた谷を、何かが進んでいく。雪が盛り上がり、道路標識で一時停止し、ウインカーを出して左折する。最後まで車体は見えない。ただ「There's only one.」というコピーだけ。動画はYouTubeで視聴可能。詳細は今後追記予定クマ。
▎展開・成果
1995年カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞。自動車広告としては史上初の快挙だったクマ。4,000を超えるエントリーの中からトップに選ばれ、デトロイトの代理店として初のカンヌ受賞でもあった。1995年のSuper Bowlでも放映され、大きな話題になったクマ。
▎余韻
見えないものを信じさせる力。それは、ブランドが積み重ねてきた歴史と信頼があってこそクマ。30年前の作品だけど、今見ても「うわっ」ってなる。シンプルで、強くて、美しい。こういう広告、もっと見たいクマ。