Dorcel|#HandsOff|2016|フランス

エロ動画が見たければ、両手をキーボードに置け / Dorcel「#HandsOff」

男性の悲しくも愉しいインサイトを華麗に刺激したキャンペーンクマ。そこだけでフフフっとなるし、それを乗り越えようとするバカな男たちの奮闘ぶりも含めてこのキャンペーンであり、その上ビジネス的なKPI各種数値が跳ね上がったことも加えると、2015年のカンヌを代表するケースと言って差し支えないはずクマ。

背景・課題

アダルト動画配信サイトという業態は、どれだけ優れたコンテンツを持っていても、その魅力を公の場で語ることが難しいという構造的な課題を抱えているクマ。特にヨーロッパ最大級のアダルトエンターテインメント企業であるDorcelにとって、ブランド認知を高め、新規ユーザーを獲得するためのコミュニケーション手段は極めて限られていたクマ。マス広告は使えない、SNSでの拡散も期待しづらい、そんな中でどうやって話題を作り、サイトへの流入を増やすか——これは業界共通の難題だったクマ。

ねらい・インサイト

この業界の男性ユーザーには、誰もが知っている「あるある」が存在するクマ。それは、動画を見るときに片手がキーボードから離れてしまうという、言葉にするのも恥ずかしいけれど確実に存在する行動パターンクマ。Dorcelはこの「誰も口に出さないインサイト」を、ユーモアと技術で可視化することを選んだクマ。タブーを笑いに変え、むしろそれを逆手に取って「両手をキーボードに置き続けないと動画が止まる」という仕掛けを作れば、男性たちは必死に両手をキーボードに置こうとするはずクマ。そしてその奮闘ぶり自体が、話題になるクマ。

アイデア

キャンペーンの核心は、Webカメラで両手の位置を検知し、片手でもキーボードから離れると動画が自動停止する技術の実装クマ。ユーザーは「#HandsOff」の挑戦を受け入れ、両手をキーボードに置き続けることで初めて動画を最後まで視聴できるという、シンプルかつ強烈な体験を提供したクマ。この仕掛けは、ユーザーの行動を物理的に制限するだけでなく、その滑稽さを自覚させ、SNSでのシェアを促す設計になっていたクマ。案の定、世界中の男性たちがこのチャレンジに挑戦し、その奮闘ぶりをSNSに投稿する流れが生まれたクマ。

展開・成果

結果は圧倒的だったクマ。キャンペーン期間中、サイトへのトラフィックは急増し、新規登録者数も大幅に伸びたクマ。何より、通常は表に出にくいアダルトコンテンツが、ユーモアと技術を武器に世界中のメディアで取り上げられ、Cannes Lions 2015でも高く評価されたクマ。タブーをタブーのままにせず、むしろそれをエンターテインメントに昇華させたこの戦略は、業界の常識を覆す一撃だったクマ。

余韻

すごいなー、と心から思うクマ。誰もが知ってるけど誰も言わないことを、ここまで堂々と、かつ愉快に可視化できるのは、広告の力そのものクマ。バカバカしいけど本気、恥ずかしいけど楽しい、そんなギリギリのラインを攻めきったDorcelとそのクリエイティブチームに、クマは最大限の敬意を表したいクマ。こういう仕事、クマもやりたいクマ〜!

▎クレジット

広告主
Dorcel

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