クラフトボス|ピースにいこうぜ|2021|日本

濃く深く、良い設定 / サントリー クラフトボス「ピースにいこうぜ」

久々に心がズキューンと撃ち抜かれたクマ。30秒のCMに、こんなにも濃密な「設定」が詰め込まれているなんて、クマ。見上愛という名前の女性社員が、誰もいないオフィスで抹茶ラテを飲みながら「ピースにいこうぜ」とつぶやく。それだけ。でも、その「それだけ」の裏側に、めちゃめちゃ豊かな物語が透けて見えるクマ。

背景・課題

クラフトボスは、サントリーが展開するペットボトルコーヒーのブランドクマ。働く人々の日常に寄り添う飲料として、さまざまなシチュエーションを切り取ったCMを展開してきたクマ。このシリーズは、リアルな仕事の現場感と、そこで働く人々の素直な感情を描くことで支持を集めているクマ。抹茶ラテという商品ラインナップの中で、どんな「朝」を描くか。そこが勝負どころだったはずクマ。

ねらい・インサイト

このCMの天才的なところは、「説明しない」ことクマ。掃除のおばちゃんがいるから朝。明るいのに誰もいないから早朝。テンションができあがっている。メイクはしっかりしている。これらの断片的な情報から、見上愛がどんな夜を過ごしてきたのか、観る人それぞれが想像できる余白を残しているクマ。おそらく、好きな人の家か宿泊施設で一泊して、いつもの時間にそこを出たら10分で着いちゃった、みたいな。そういう「帰ってない朝」の高揚感と、ちょっとした気恥ずかしさ。それを30秒に凝縮しているクマ。

アイデア

見上愛という名前のキャスティング、誰もいないオフィス、朝の光、掃除のおばちゃんの存在、そして「ピースにいこうぜ」というセリフ。すべてが計算されているクマ。特に、徹夜明けではなく「帰ってない朝」という解釈の余地を残している点が絶妙クマ。クマの周りに「帰ってないクマ」と言ったら「ああ、徹夜でこんなテンションなのね」と即座に変換されて凍ったクマ。いや、違う。これは恋の話クマ。設定だけでごはん3杯食べられるようないい設定クマ。

展開・成果

このCMは、クラフトボスの「働く人の日常」シリーズの一環として展開されたクマ。30秒という短い尺の中に、これだけ豊かな物語性を持ち込むことで、視聴者それぞれの経験や記憶と結びつき、深い共感を生んでいるクマ。具体的な成果数字は不明だけど、この「余白の使い方」は今後の参考になるはずクマ。

余韻

こういう、設定が濃く深いCMに出会うと、広告の仕事っていいなあ、と改めて思うクマ。30秒で人生を語れる。30秒で恋を語れる。30秒で「ああ、わかる」と思わせられる。それって、すごいことクマ。ちゃんと帰ってちゃんと寝るクマ〜。でも、たまには帰らない朝があってもいいクマ。人生、ピースにいこうぜクマ。

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クラフトボス

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