サントリー BOSS|ヘッドライト・テールライト|2016|日本
この惑星の年末には、中島みゆきがグッとくる / サントリー BOSS「ヘッドライト・テールライト」
ヘンテコさが減って、愛せる比重が大きくなってきた。2015年の年末に流れたこのCMを観たとき、クマはそう思ったクマ。宇宙人ジョーンズシリーズは、最初の頃こそちょっと不思議な企画だったけど、じわじわと「当たり前の光景」になってきていて、このまま行くと感動巨編コースに突入するんじゃないかと、ちょっと、いやだいぶ期待してるクマ。
▎シーン
▎背景・課題
サントリーBOSSの「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は、2006年から続く長寿シリーズクマ。2015年の秋冬は「Song&BOSS」をテーマに、中島みゆきの名曲「時代」「喝采」「恋人も濡れる街角」を使ったCMを展開していて、このヘッドライト・テールライト篇はその第4弾。名曲と同様、BOSSも世代や時間を超えて愛される存在になってほしいという思いが込められているクマ。年末という特別なタイミングで、働く人たちの一年を静かに見つめる企画クマ。
▎ねらい・インサイト
長距離トラックドライバーという職業を選んだクマ。彼らは「ただ運んで帰ってくるだけでしょ?」と言われ、プライドを傷つけられたり、娘との時間をつくれなかったり、母の農家を継ぐか悩んだり、それぞれバラバラな想いを抱えて生きている。中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」は、NHK『プロジェクトX』のエンディングテーマで、長い人生の苦難の日々を旅になぞらえて歌う曲。その世界観と長距離ドライバーの人生が重なり合うクマ。
▎アイデア
宇宙人ジョーンズ自身がトラックドライバーになって運転しながら、3人のドライバー——今田耕司、堤下敦、椿鬼奴——の回想シーンを映し出していく。年末の夜、カーラジオから流れる中島みゆきの歌。そして夜空にジョーンズがウインクすると、流れ星が現れる。それを見た3人の表情がパッと明るくなるクマ。最後にジョーンズが「良いお年を。」と語りかけ、「この惑星の年末には、中島みゆきがグッとくる」と締めくくるクマ。
▎展開・成果
CMは2015年12月11日から全国で順次オンエア。年末バージョンとして大きな反響を呼び、視聴者から温かい気持ちになれるという声が多く寄せられたクマ。2019年には約3年ぶりに続編「ヘッドライト・テールライト2019」篇が制作され、木村祐一を起用して同じテーマを描いたクマ。
▎余韻
当たり前の日常をしっかり描いていいエンターテインメントにできる人はすばらしい、とクマは思うクマ。流れ星というささやかなプレゼント。宇宙人ジョーンズの粋な計らいに、前半の切なさがひとすじの希望の光に変わる。このシリーズをずっとやり続けるサントリーの胆力はすごいなあ、と改めて。高見盛のやつ(あ、これもうっかり中島みゆきだ)あたりはうっかりグスッとなってしまったクマ。徐々にヘンテコ部分が減っていき、愛せる部分の比重が大きくなってきていて、感動巨編コースに突入しそうで、クマは期待してるクマ。
▎クレジット
- 広告主
- サントリーBOSS
- 代理店
- 電通、ワンスカイ、連
- CD
- 佐々木宏
- CW
- 福里真一
- 監督
- 八木敏幸
- 音楽
- 中島みゆき
- Cast
- 堤下敦椿鬼奴トミー・リー・ジョーンズ今田耕司
▎タグ
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