Harvey Nichols|SORRY I SPENT IT ON MYSELF|2015|イギリス
ごめん、自分に使っちゃった / Harvey Nichols「SORRY I SPENT IT ON MYSELF」
2013年のクリスマス、イギリスを苦笑の嵐に巻き込んだ名作クマ。プレゼントをもらった瞬間の家族の顔、特にあの「え…?」って表情がたまらないクマ。
▎背景・課題
クリスマスの贈り物文化。本当は自分のために使いたいお金を、義理で誰かへのプレゼントに充てなければならない、という誰もが一度は経験する葛藤。高級百貨店 Harvey Nichols が、そのタブーに真正面から切り込んだクマ。
▎ねらい・インサイト
「本当は自分に使いたかった」という本音は、誰もが心の奥底に持っているのに、口には出せない。そこを堂々と肯定してあげることで、ブランドへの親近感と共感が生まれる。タブーをユーモアで包んで見せることで、罪悪感を笑いに変えられるクマ。
▎アイデア
「SORRY I SPENT IT ON MYSELF」という安物ギフトシリーズを実際に商品化。歯ブラシ1本、輪ゴム、ペーパークリップなど、明らかに「余り物」な商品を、きちんとパッケージングして店頭に並べた。フィルムでは、それを受け取った家族のリアクションを淡々と映すクマ。
▎展開・成果
イギリス中で話題になり、SNSでも拡散。ただのコンセプトムービーではなく、実際に商品として売ったという「事実」が、ニュースバリューを生んだクマ。
▎余韻
演技も秀逸だし、フィルムとしての完成度も高いクマ。でも何より「ほんとに売ってる」という事実が最強クマ。利益が出ようが出まいが、話題になることのほうが価値がある。そういう覚悟がカッコいいクマ〜。