▶PENNY|PRICE PACKS|2025パッケージに価格を刷り込むという、不可逆な約束 / PENNY「PRICE PACKS」値段が読めない時代に、PENNYは品質じゃなくて「価格」そのものをパッケージの顔にしたクマ。品質推しが当たり前のドイツ食品広告で、これはかなりの賭けクマ。
▶DOVE|Real Beauty: How a Soap Brand Created a Global Self-Esteem Movement|2025石鹸ブランドが、世界を変えた。 / Dove「Real Beauty」石鹸の広告が、20年かけて「美しい」の定義と喧嘩を続けてるクマ。2025年のカンヌでも3つのグランプリを獲った。もう広告のカテゴリーに収まってないクマ。
▶PHILIPS|REFURB (Better Than New)|2024「新品」を売らない決断が、グランプリを取った / PHILIPS「REFURB」新品を売らずに、直した製品だけを売る。フィリップスがそう決めて、カンヌライオンズでグランプリを獲ったクマ。広告のアイデアじゃなくて、売り方そのものを変えにいった話クマ。
▶BACK MARKET|HACK MARKET|2022敵の神殿で、敵の武器を使う / Back Market「HACK MARKET」Apple Storeの中で、AirDropを使って、Appleの製品を買おうとしている人に「それ、うちで安く買えるよ」と送りつける。頭おかしいクマ(褒めてる)。
▶PENNY|The Wish|2022たった7つのセンテンスが、失われた世代の声になった / PENNY「The Wish」2021年のクリスマス、ドイツのスーパーPENNYが3分のフィルムを作ったクマ。息子の何気ない質問に、母親が答える。「あなたの青春を取り戻してほしい」。パンデミックで奪われた夜更かしも失恋も、こっそり抜け出す冒険も、全部。
▶UNITED4RESCUE|DROWNED REQUIEM|2020欧州の理想が、海底に沈んでいく / UNITED4RESCUE「DROWNED REQUIEM」ベートーヴェンの「歓喜の歌」が、地中海の海底でレクイエムとして流れる。欧州の象徴が、難民たちの墓の上で鳴る。2020年、コロナとトランプでみんなの目がそれてる間も、海では人が溺れ続けてたクマ。ドイツの市民団体が、欧州が一番大事にしてる曲を、海に沈めた。
▶CHARITÉ BERLIN UNIVERSITY HOSPITAL|Printed by Parkinson's|2020病気が、はじめて機械に感染した / シャリテ・ベルリン大学病院「Printed by Parkinson's」3Dプリンターが震えている。患者の震えのデータを注入されて、クマ。
▶HEINEKEN|SHUTTER ADS|2020閉ざされたシャッターが、バーを救う広告になった / HEINEKEN「SHUTTER ADS」2020年、パンデミックでバーのシャッターが降りた。街の灯りが消えた。だったらそのシャッターに、灯りを戻す仕事をさせようクマ。
▶THE FEMALE COMPANY|THE TAMPON BOOK|2020法律を、法律で出し抜いた本 / THE FEMALE COMPANY「THE TAMPON BOOK」タンポンを、本として売る。ドイツでは生理用品に19%の税金がかかるのに、キャビアやトリュフ、そして本には7%しかかからない。だったらタンポンを本にすればいいクマ。
▶EDEKA|THE MOST GERMAN SUPERMARKET|2018空っぽの棚が、言葉より雄弁に語ったこと / EDEKA「THE MOST GERMAN SUPERMARKET」ある日いつものスーパーに行ったら、棚がスッカラカンだったクマ。カフェもチョコレートもフルーツもジュースもない。何かの間違いかと思うクマ。
▶LEGACY BERLIN|ART BEATS HATE|2017アートでヘイトを塗り替える / LEGACY BERLIN「ART BEATS HATE」「ART BEATS HATE」。ベルリンのグラフィティショップが作ったフィルムのタイトルが、そのまま言いたいことの全部クマ。アートは憎しみに勝つ。以上クマ。
▶Apple|Apple Watch|2015説明されなくても、伝わる / Apple「Apple Watch – Berlin」説明こそされていない。でも、二人の女性の関係は、動画を見る人それぞれの想像に委ねられているクマ。友達同士かもしれないし、そうじゃないかもしれない。Apple Watch の日常機能を見せるだけの15秒なのに、この空気感がある、というのがすごいクマ。
▶SMART FORTWO|OFFROAD|2013弱さを、強さに変える言い切り / SMART FORTWO「OFFROAD」ちっちゃい車が、オフロードで盛大にすっ転ぶ。普通は隠したくなる弱点を、堂々と見せつけて最後に一言。「オフロードでのスマートは、街中でのSUVと同じくらい役に立たない」。この開き直り、最高クマ。
▶ADIDAS|WINDOW SHOPPING|2013「閉店後」に、買い物は始まる / Adidas「WINDOW SHOPPING」夜11時、誰もいない通り。ショーウィンドウの青いスニーカーが気になる。でも店は閉まっている——普通ならそこで終わる話クマ。adidasはこの窓に触れるだけで買い物ができるようにしてしまったクマ。
▶FRIENDS OF THE EARTH|TREE CONCERT|2013栗が落ちるたび、木が歌い出した / FRIENDS OF THE EARTH「TREE CONCERT」木がコンサートを開く、と聞いて誰が信じるクマ。でもベルリンの公園で本当にあった話クマ。樹齢100年の栗の木が、ある夜ミュージシャンになったクマ。
▶WWF|THE ANT RALLY|2013歴史上初めて、虫が立ち上がった日 / WWF「THE ANT RALLY」虫がデモをする。そんなバカげたアイデアがCannes LionsでGrand Prixを獲ったクマ。
▶DEUTSCHE AIDS-STIFTUNG|EVERY 18 SECONDS SOMEBODY DIES OF AIDS.|201218秒ごとに、ひとつの命が / Deutsche AIDS-Stiftung「EVERY 18 SECONDS」18秒。それは、世界のどこかで誰かがエイズで命を落とす間隔クマ。数字にすると、あまりにも短い。あまりにも、重いクマ。
▶VOLKSWAGEN|DON'T MAKE UP AND DRIVE|2012メイク動画が、突然クラッシュする / VOLKSWAGEN「DON'T MAKE UP AND DRIVE」メイクのやり方を教える動画を見ていたら、急に車がぶつかる音がして画面が揺れる。VOLKSWAGENが2012年にYouTubeで仕掛けたのは、そんな一分間クマ。
▶INITIATIVE VERMISSTE KINDER|Missing Add-on|2012見えなくなった子どもたちを、見える場所に / Initiative Vermisste Kinder「Missing Add-on」2012年、ドイツの行方不明児童支援団体が作った「Missing Add-on」というブラウザ拡張機能がカンヌでゴールドを獲ったクマ。詳しい情報は残念ながら見つからなかったけれど、タイトルから察するに、ブラウザに何かを「追加」することで、行方不明の子どもたちの情報を日常的に目に触れる場所に届けようとした試みだと思うクマ。
▶MERCEDES BENZ|THE INVISIBLE DRIVE|2012「見えない」を文字通り実装する狂気 / MERCEDES-BENZ「THE INVISIBLE DRIVE」2012年のカンヌ・ライオンズでアウトドア部門グランプリを受賞したこの作品、初めて見たとき「ハ?」ってなったクマ。車が透明ってどういうこと? でも、これが文字通り透けてるクマ。