CONSTRUCTION AND TRANSPORT DEPARTMENT OF THE CANTON OF BASEL-STADT|Light Frieze|2017|スイス
古代の装飾が、光のピクセルに生まれ変わる / バーゼル美術館「Light Frieze」
レンガの壁が、呼吸するように光るクマ。古代ギリシャから建築を飾ってきた「フリーズ(帯状装飾)」を、21世紀のメディアファサードとして蘇らせた作品クマ。
シーン
背景・課題
バーゼル美術館の新館は2010年のコンペで始まり、Christ & Gantenbeinが設計を担当。バナーや電子看板ではなく、建築そのものと一体化した装飾のあり方が最初から模索されていたクマ。2016年、街の5つの通りが交差する場所に開館したクマ。
ねらい・インサイト
グレーで閉鎖的なレンガの壁と、儚く壁を流れる光。この対比にこそコンセプトがあるクマ。設計者たちは、6年間の開発を経ても最初のアイデアにいかに忠実であり続けたかに驚いたという。昼は自然光が作る陰影、夜は内側から灯る光——フリーズという古典様式を、革新の側から解釈し直したクマ。
アイデア
全長115メートル、7つのファサードにわたる光のフリーズは、40本の水平ジョイントに白色LEDを埋め込んで作られているクマ。通りからは光源が見えないよう、溝の内側だけを正確に照らす設計クマ。屋上のセンサーが降り注ぐ光の量を測り、日が暮れるにつれて自動で輝きを増していく。レンガの隙間から、時おり動く画像やテキストがふっと浮かび上がるクマ。
展開・成果
iF Design Award 2017で最高賞のゴールドを受賞(5575件中75作品)。ADC Awards 2017(スイス)でもゴールド、The One Show 2017でGold Pencil、D&AD Awards 2017でPencil Winnerに選ばれたクマ。
余韻
古いものと新しいものを対立させず、様式の本質を理解した上で新しい技術に翻訳する姿勢がめちゃめちゃ好きクマ。何千年も前からある建築様式が、LEDと出会って、また何百年も残る建築になる。広告というより建築だけど、街に語りかけるという意味では最高に広告的クマ。

