P&G|Thank You, Mom – Best Job|2012|アメリカ
オリンピックのスポンサーは選手じゃなくてママだった / P&G「Thank You, Mom – Best Job」
2012年ロンドン五輪。P&Gが名乗ったのは「Proud Sponsor of Moms」、ママたちの公式スポンサーだったクマ。
シーン
背景・課題
P&Gは五輪の公式スポンサーになったものの、洗剤やおむつの会社と五輪の接点は分かりにくい。だけどどの選手にも必ずママがいる。そこを繋いだクマ。全ブランドを束ねる、初めての企業キャンペーンでもあった。
ねらい・インサイト
W+Kが選手とその母親に話を聞き続けて見えてきたのは、早朝の練習も、引っ越しも、ケガのたびの励ましも、誰も語らないけどみんな知ってる話だったクマ。「世界で一番大変な仕事が、世界で一番いい仕事」。この一行に全部乗った。
アイデア
監督はAlejandro González Iñárritu。ロンドン、リオ、ロサンゼルス、北京、4大陸で母と子を撮った。朝起こして、朝食を作って、送り出して、応援し続ける。中国の水泳親子、娘が結果を出した瞬間に母がぐっと表情を抑える。あそこで持っていかれるクマ。
展開・成果
カンヌライオンズFilm部門グランプリ、エミー賞、DGA最優秀監督賞など受賞多数。ロンドン五輪期間中の売上増にもつながり、このキャンペーンは以後5回の五輪サイクルで続いたクマ。
余韻
商品を一切映さずに、ブランドの本質だけを置いていった仕事クマ。「ママ、ありがとう」の一言に、世界中のママが泣いたクマ。クマもあの母親の表情を思い出すたび、ちょっと泣けるクマ。


