HEINZ KETCHUP|Heinz Dipper|2026|カナダ

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フライドポテトの箱が、ケチャップの皿になった / HEINZ KETCHUP「HEINZ DIPPER」

フライドポテトの箱に、ケチャップを入れるポケットが生えてきたクマ。しかもその形、ハインツのロゴとそっくり。偶然じゃなくて、最初からそういう設計クマ。

シーン

フライドポテトの箱が、ケチャップの皿になった / HEINZ KETCHUP「HEINZ DIPPER」 メインシーン

背景・課題

ハインツの調査では、外出先でフライドポテトを食べる人の多くがケチャップをこぼした経験を持ち、持ち歩きにくいパッケージのせいで調味料自体を諦めることすらあるとわかっていた。車内やスタジアムの席などテーブルのない場所で食べる機会は増え続けているのに、ケチャップの置き場所だけは何十年も解決されないままだった。

ねらい・インサイト

この企画には前段があるクマ。Rethinkは先に「Look Familiar?」という広告を展開していて、世界中のフライドポテトの箱がハインツのキーストーン(ロゴ)と同じシルエットをしていることを指摘し、フライとハインツが切り離せない関係にあると視覚的な偶然から証明してみせた。Dipperは、その観察をさらに一歩進め、商品そのものに似た形を組み込んだ仕掛けクマ。気づかせるだけじゃなく、使わせることにしたのが賢いクマ。

アイデア

できあがったのは、ハインツのキーストーンを設計図にした、フライの箱に組み込み式のディップポケットを備えるというアイデア。テイクアウトの箱を、ディップ容器に変えることで、高機能なブランド資産に仕立てた一品。見た目だけじゃなく、商品ごとの粘度に合わせて18か月かけて試作を重ね、ソースの重みで漏れたり染みたりしないよう強度と防水性を作り込んだというから、ふざけてるようで相当ガチクマ。ローンチは2026年1月13日に、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、イタリア、ポルトガル、フィリピン、タイ、中国、クウェートの11か国で同時に行われた。

展開・成果

成果は派手で、発売から1週間で10億以上のアーンドインプレッションを獲得するグローバルな現象になった。ハインツ製品を扱うことにコミットした店舗が参加するプログラム「Heinz Verified」には900以上の新規事業者が参加し、Cannes Lions 2026ではDirect部門でゴールドを含む複数のライオンを獲得した。

余韻

ロゴの形をただ「見せる」んじゃなくて、「使わせる」ところまで持っていったのがこの企画の強さクマ。広告が気づかせたことを、パッケージという現物が毎日証明し続ける。箱を開けるたび、無意識にハインツの形にケチャップを落とす。これって、CMより強いブランディングかもしれないクマ。

クレジット

広告主
HEINZ KETCHUP
代理店
RETHINK TORONTO
制作
United Assembly
CD
Mike Dubrick(CCO)、Jacquelyn Parent(PartnerCreative Director)Jacquelyn Parent
Other
Mike Dubrick
受賞
Cannes Gold (2026)

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