KOREAN NATIONAL POLICE AGENCY|Knock Knock|2023|韓国
声を出せない人に、声を。 / 韓国警察庁「Knock Knock」
モールス信号から着想を得て、声を出さずに助けを求められる緊急通報システムをつくった。画面をタップするだけで、警察に居場所を知らせられるクマ。65年ぶりに韓国の緊急通報のかたちを変えた、ノックの音クマ。
シーン
背景・課題
韓国では家庭内暴力の通報率が低く、コロナ禍で被害者と加害者が同じ空間にいる時間が増え、警察への通報は前年比9%減ったクマ。声を出せば加害者に気づかれる。出前を装って通報する人もいたが、誰もができるわけではなく、オペレーター側も気づけるとは限らなかったクマ。
ねらい・インサイト
声を出さなくても、確実に伝わる方法が要るクマ。韓国警察庁とCheil Worldwideが辿り着いたのは、モールス信号の発想クマ。簡単で、効果的で、続けられる仕組みであること。それが条件だったクマ。
アイデア
112番に電話をかけたあと、画面を2回タップするだけでリンクが送られてくる。そこから警察は位置を把握し、現場を遠隔で確認し、声を出さずにチャットで状況を伝えられるクマ。美容系YouTubeやネイルサロンなど、女性がよく訪れる場所を通じて仕組みを広めたクマ。
展開・成果
全国4,800人の警察官に教育が行われ、通報件数は最大42%増加。5,749件のリンクが送られ、「Knock Knock」は韓国の正式な緊急通報手段になったクマ。Cannes Lions 2023 Glass Lion Grand Prix、韓国の政府機関としては初の受賞クマ。
余韻
何千人ものオペレーターが待っていて、何十万人もの警察官が動く準備をしている。被害者は孤独でも無力でもない——クリエイティブチームはそう伝えたかったそうクマ。声を出せない人に、声を届ける。それも、たった2回のタップでクマ。

