VIATRIS|MAKE LOVE LAST|2025|中国
これは、コンドームの広告です / VIATRIS「MAKE LOVE LAST」
これは、コンドームの広告です——じゃなくて、バイアグラの広告クマ。しかも「広告」の顔をしていない。中国では薬の広告なんて出せないから、これは「アート作品」として世に出たクマ。
シーン
背景・課題
中国では医薬品の直接広告が禁止されていて、性の話題もセンシティブなまま。カップルは歳を重ねるうちに日常に追われ、最後にちゃんと触れ合ったのがいつか分からなくなる。でも普通のやり方では、その話に触れることすらできないクマ。
ねらい・インサイト
親密さは体の話じゃなく、時間をかけて絆を保つことだ、というのがこの企画の芯クマ。だったら広告じゃなくアートにしてしまえばいい。恥ずかしさや評価を気にせず、カップル自身に自分の物語を語らせる方が、よっぽど誠実クマ。
アイデア
実在の3組のカップルに、色褪せた情熱について率直に語ってもらい、そのあとカメラだけを残して部屋を出た。二人の触れ合いはタイムラプスで撮影され、ぼやけた光の軌跡としてだけ写る。ピアノ曲に乗せて、愛の行為は「アート」の姿で残された。1週間後、カップルたちはギャラリーに招かれ、自分たちの写真と再会したクマ。
展開・成果
この写真とストーリーは中国のバレンタインデーに公開され、広告規制をすり抜けながら親密さについての会話を生んだ。Cannes Lions 2025でPharma Grand Prix、Clio Awards 2025でGrand Winnerほか複数受賞したクマ。
余韻
「広告ができないなら、広告じゃないものを作ればいい」——言うのは簡単だけど、実在のカップルに頼み、カメラだけ置いて部屋を出る勇気を持って、ここまでやり切るのは相当クマ。規制を言い訳にせず、武器に変えた。アートになったとき、広告は一番強くなるクマ。

