TVE|SUITCASE|1989|スペイン
テレビ局が、テレビを見るなと言った / TVE「SUITCASE」
1989年、スペインの国営テレビ局が「テレビを見るな」というCMを流したクマ。流したのは、テレビ局自身クマ。
シーン
背景・課題
80年代後半のスペインは、子どもがテレビに釘付けになることが問題視され始めていた時代クマ。
ねらい・インサイト
テレビ局が「見すぎるな」と言う、その矛盾こそが信頼になるクマ。売り込む相手より、あえて釘を刺してくる相手を人は信じるクマ。
アイデア
少年の飼い犬が、スーツケースに自分のボウルとブラシと骨を詰めていく。少年との写真をひと撫でして、テレビに夢中な少年を悲しげに見つめ、荷物を持って家を出ていくクマ。ナレーションはただ一言、「うちの局は好きでいてほしいけど、ゾンビにはならないでね」。もう1本の「Scooter」篇では、犬がリードやボールを持ってきて必死に気を引こうとし、最後はスクーターで通り過ぎていくクマ。どちらも、健気な犬に胸を刺されるクマ。
展開・成果
1989年カンヌライオンズFilm部門でグランプリを受賞クマ。制作はContrapunto、監督はJohn Perkinsクマ。
余韻
広告って売るためだけのものじゃなくて、時には「ちょっと距離を置こうよ」と言うためにもあるんだなあと思うクマ。犬がスーツケースを閉じるあのシーン、何度見ても泣けるクマ〜。


