CORONA EXTRA|LUNA CORONA|2014|アメリカ
月をライムのスライスにするまで、MITに電話した
ニューヨークのビルの屋上に浮かぶ三日月が、ある特定の夜だけコロナの瓶に刺さったライムに見えるクマ。偶然じゃなくて、天文学者を巻き込んで計算し尽くした必然クマ。
シーン
背景・課題
コロナ・エクストラは昼のビーチで飲むビールというイメージが強いブランドだった。昼専用のイメージをどう崩すか、というのが代理店クレイマー・クラセットに課せられた宿題だったクマ。
ねらい・インサイト
ニューヨークで「自分だけのビーチ」を夜でも見つけられないか、という発想から、三日月をコロナの瓶に挿さったライムに見立てるアイデアが生まれたクマ。昼のビールを夜に連れ出す、発想としてはシンプルだけど、実現には本気の計算が要るクマ。
アイデア
マンハッタンの縦に並んだ2枚のビルボードに、昼を表す下段と夜を表す上段の絵を用意。MITの天体物理学者に協力を仰ぎ、三日月が特定の角度と満ち欠けでボトルの口にぴったり重なる日時を割り出し、2013年5月と6月のその数日間、街角から見上げると本物の月がライムのスライスになる光景を作り上げたクマ。
展開・成果
2013年6月14日・15日のニューヨークで現象が実現し、YouTube動画は14万回以上再生、Facebookでは5000以上の「いいね」を獲得。ニューヨークでのコロナの販売数量は前年同期比で約8%増加したクマ。2014年のカンヌライオンズでゴールドとシルバーを受賞したクマ。
余韻
ビルボードの絵を直すんじゃなくて、空にある本物の月を味方につけるという発想がすごいクマ。しかも「たぶんこの辺で合うだろう」じゃなくて、ちゃんと大学と組んで軌道計算までやってるのがえらいクマ。広告が自然現象を乗っ取った日、ってことクマ〜。


