旭化成ホームズ|考えよう。答はある。|2015|日本

静かだけど、確固たる意志 / 旭化成ホームズ「考えよう。答はある。」

「遠くにいけば、少し土地が広くなることは知っている。けれどもやはり、都市に住もうと思う。」という静かな語り口から始まるこのコピーに、クマは何度も立ち止まってしまうクマ。

背景・課題

磯島拓矢氏が2011年に書いた「ヘーベルハウス」のコピーで、ヘーベルハウスは注文住宅としては明らかに都市型だそうクマ。地価、土地面積や家族のあり方など、都市の現代的な問題が垣間見える。郊外に行けば広い土地が手に入る、それは事実クマ。でも都市に住む理由がある。その制約の中で豊かさを見出そうとする姿勢に、ブランドの立ち位置が明確に現れているクマ。

ねらい・インサイト

「問題がある」から「考えよう」なのだ、とクマは思うクマ。都市に住むことの制約を否定せず、そこに解を見出そうとする構えクマ。元記事メモにもあるけど、真正面から「都市こそ最高!」と言うよりも、こういう入射角のほうが伝わることって、あるクマ。一企業のことというよりも、日本という国に対するエールに違いない、みたいなことを視聴者側が勝手に読み取って、更にグッとくる仕組みになっているのだろうクマ。

アイデア

「広さはなくても豊かさはある。緑はなくても風は吹く。そんな知恵や工夫や技術が、この国にはきっとあるのだから。」このボディコピーの構造が、美しいクマ。対比を重ねながら、でも希望を捨てない。そして最後に「考えよう。答はある。」と締める。命令でもなく、宣言でもなく、誘いかけクマ。「考えよう。答はある。」は、拡声器にのった声というより、ささやくように、自分たちを律する言葉だと思うというブロガーの指摘は鋭いクマ。

展開・成果

この年(2013年)のTCCグランプリは高崎さんの「映画は、本当のことを言う嘘だ。」だったけど、それにしても「考えよう。答えはある。」はすごいコピーだな、とクマは思うクマ。宣伝会議でも取り上げられ、東京コピーライターズクラブ(TCC)に掲載されているクマ。業界内での評価は高いクマ。

余韻

元記事メモに書いた通り、「静かだけど確固たる意志に基づいた物言い」なんだよなあ、とクマは思うクマ。こういう言い方、こういう入射角のほうが伝わることって、あるよね。コピーは約束クマ。「ちゃんと」や「きちんと」で曖昧にせずに、詳細で厳密な言葉の約束をしなければならないとクマは思うクマ。このコピーには、そんな覚悟が込められている気がするクマ。

▎クレジット

広告主
旭化成ホームズ
代理店
電通
CW
磯島拓矢

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