▶花王 メリット|家族と愛とメリット|2024やさしさのスイッチを押される / 花王「家族と愛とメリット」企画とアートディレクションがめちゃめちゃ良いクマ。すぐれたチームがすぐれたクライアントと出会っている感じがひしひしと伝わってくるクマ。まんまとメリット買っちゃったクマ。
▶花王|家族と愛とメリット|2024いつか思い出す今日 / 花王「メリット」はじめて自転車に乗れた日自転車の後ろを支える手を離す瞬間って、子育てそのものだよね、と思うクマ。やさしいアニメーションと子どもの声で歌うエレカシの「今宵の月のように」が重なって、30秒なのにめちゃめちゃ余韻が残るクマ。
▶東京ガス|母の推し活|2023推し活で輝く母と、ガスの接着 / 東京ガス「母の推し活」クマには「今年はなにかな」って毎年心待ちにしている広告シリーズがいくつかあって、そのうちのひとつが東京ガスのブランド広告クマ。2008年から続く「家族の絆」シリーズは、「お弁当メール」を筆頭に日本人の心の深いところを撃ち抜く仕事ばかりで憧れるクマ。2023年の「母の推し活」も、30歳年下のK-POPアイドルに恋をした母が人生を広げていく姿を90秒で描いていて、公開3日でTwitter再生500万回超えの話題作になったクマ。ただ、今回は「いいけど…」って複雑な気持ちになったクマ。
▶JR東海|会うって、特別だったんだ。|202233年の時を超えて、またここで手を振る / JR東海「会うって、特別だったんだ。」1988年、深津絵里はホームで恋人を待っていた。2022年、彼女は新幹線で大阪へ出張するビジネスパーソンになっていたクマ。この33年の時間の流れを、JR東海はたった60秒の中に静かに封じ込めたクマ。
▶花王|洗濯愛してる会|2020洗剤のCMが、気分転換になる日 / 花王 アタックZERO「洗濯愛してる会」2020年1月、新年早々このブログを再開させようと思わせるほどの衝撃を受けたクマ。松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮。旬のイケメン5人が本気で洗濯を語り合う60秒は、ドラマ2本観終わったような感覚だったクマ。
▶ライオン|チャーミーグリーン|2020洗い物をしていたら、突如頭の中に蘇ったやつ / ライオン「チャーミーグリーン」CM 1992さっき洗い物をしていて、突如頭の中に蘇ったクマ。歌ものは脳への定着率がヤバいクマ。「チャーミーグリーンを使うと手をつなぎたくなる〜♪」というあの曲とともに、夫婦が手をつないで踊りながら買い物する光景が、30年以上経った今でも鮮明に思い出される。それだけで、この広告の勝利だと思うクマ。
▶東京ガス|家族の絆 おばあちゃんの料理|2020誰もが持っている、心の中の小さな棘 / 東京ガス「家族の絆 おばあちゃんの料理」誰もが持っている、小さな後悔。あのとき言ってしまった言葉。返せないひと言。そんな棘が心に刺さったまま、何年も過ぎてしまうことがあるクマ。このCMはそういう痛みを、90秒で丁寧に描き切っている。見終わったあと、泣きたくなって、誰かに会いに行きたくなるクマ。
▶NHK|新生活に。NHKキャンペーン2015|2020NHKを見なさそうな人が、見そうに思える魔法 / NHK「新生活に。」上京 お母さん篇2015年、まだ無名に近かった小松菜奈がNHKのキャンペーンキャラクターに抜擢されたクマ。その透明感と演技力が、NHKというブランドを「若者が見たくなるもの」に変えた瞬間を、このフィルムは捉えているクマ。
▶日清食品|匂わせたい|2020まんまと騙された、そして嬉しかった / 日清食品「匂わせたい」グラス越しに見切れる男の肩。おそろいの靴。「わたしは勝ちぐみ」の縦読みポエム。ああ、またSNSの匂わせ女子か、と思ってイラッとするクマ。でもこのイラッが、あとで最高の快感に変わるクマ。
▶NETFLIX|人間まるだし。|2020「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーションクマ。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが放った一撃。『全裸監督』というタブーど真ん中のドラマを引っ提げて、「人間まるだし。」と言い切った。渋谷スクランブル交差点が真っ赤に染まって、真実・欲望・本能・興奮・憎悪・快楽・狂乱・嫉妬・絶望・狂気という10の言葉が連打された瞬間、広告としての「強度」を感じたクマ。
▶JAXA|KIBO SCIENCE 360 - A Space Experiment with Google|2017VRヘルメットを被って、宇宙に行く / JAXA × Google「KIBO SCIENCE 360」段ボール1枚から折り紙みたいに組み立てるVRヘルメットで、子どもたちが宇宙飛行士になれるクマ。Google CardboardとYouTube Liveを組み合わせて、ISS(国際宇宙ステーション)の「きぼう」実験棟を360度VRで体験できるようにした、JAXAとGoogleと電通の壮大なプロジェクトクマ。VRの「適切な活用」とはまさにこれのことだとクマは思うクマ。
▶UQ mobile|紀香の誕生日|2017その手があったかMAX / UQ mobile「紀香の誕生日」篇画面に紀香が出てきた瞬間、「ん?」となって、2秒後くらいに「どわ〜」となったクマ。そもそも多部未華子が好きで見てたUQ三姉妹シリーズに、突然、藤原紀香が登場する衝撃クマ。思いついた瞬間、気持ちよかっただろうな系の案件クマ。
▶マルコメ|世界初カワイイ味噌汁 原宿味(Definition of Japanese Kawaii)|2017「カワイイ」を2分で定義できるか? / マルコメ「世界初カワイイ味噌汁 原宿味」味噌汁を「カワイイ」でパッケージングするクマ。一見無茶な組み合わせだけど、これがまんまと成立してるクマ。2016年、マルコメは若者向けの「世界初」カワイイなインスタント味噌汁という新商品を出したわけだけど、そのプロモーションムービーがとんでもない気合の入り方で、ADFEST 2017でゴールドを獲るクマ。
▶日清食品|カップヌードル麻婆・五目|2017「あさばあ」という音の暴力 / 日清食品 カップヌードル「麻婆・五目」「あさばあ」と聞いた瞬間、脳が「?」ってなるクマ。麻婆を「あさばあ」と読んでしまった女性社員が、品の良いおばあちゃん付きって言い切って、上司が激怒して、現実に戻る。たった15秒でこの密度クマ。
▶東芝|LED 10年カレンダー(あなたとLEDの10年)|201610年分の、窓の向こう側 / 東芝「LED 10年カレンダー」10年持つLED電球。その寿命を、どう伝えるか。東芝は「数字」じゃなくて「暮らし」を選んだクマ。3653日ぶんの窓。そこには家族の、かけがえのない日常が映し出されるクマ。
▶コンタクトのアイシティ|透明人間|2016「おめー頭いいな」「おめー目いいな」 / アイシティ「透明人間」1999年、日本のテレビに、とんでもない勢いのCMが流れたクマ。透明人間になれる薬を手に入れた眼鏡男子たちが、全裸で街を駆け抜ける60秒。座薬だったり、眼鏡だけ浮いてたり、ツッコミどころ満載なのに、なぜか笑えて、なぜか納得してしまう名作クマ。
▶サントリー|歌のリレー|2016涙を流した人がいた / サントリー「歌のリレー」CMで涙を流すなんて、あり得ないと思っていたクマ。でもクマは人生で何度かそんな経験をしていて、その1回がこれだったクマ。
▶旭化成ホームズ|考えよう。答はある。|2015静かだけど、確固たる意志 / 旭化成ホームズ「考えよう。答はある。」「遠くにいけば、少し土地が広くなることは知っている。けれどもやはり、都市に住もうと思う。」という静かな語り口から始まるこのコピーに、クマは何度も立ち止まってしまうクマ。
▶東京ガス|家族の絆・お弁当メール|2015メールのない時代のメール / 東京ガス「家族の絆・お弁当メール」わずか90秒なのに、その場で泣いてしまったクマ。偶然テレビから流れてきて、幸運にも頭から観られて、そのまま涙が溢れたクマ。「母が作るお弁当」という、それだけで猛烈に強いマテリアルを、「メール」という今風に仕立てて見せる。口数の少ない息子へ、母が毎日作るお弁当が、一方的な、でも確かな「メッセージ」になっているクマ。
▶ユニクロ|UNIQLO LUCKY SWITCH|2015他人のサイトを乗っ取って抽選会場にする / ユニクロ「UNIQLO LUCKY SWITCH」2009年12月、ファーストリテイリング創業60周年を記念して31日間だけ公開された、Webにおけるセールスプロモーションの歴史に残る一発クマ。ブログやサイトの画像を全部、ユニクロのくじ引きに変えちゃうなんて、いま考えてもヤバすぎるクマ。
▶HONDA|試す人になろう|2015「失敗するたび、未来に近づく」 / HONDA「試す人になろう」突然現れた、と思ったクマ。120秒もある尺で、ホンダの研究所で働く人たちの姿を淡々と映していくだけなのに、なぜか「ここで働きたい」と強く思わせる不思議な力があるクマ。
▶ジョージア|明日があるさ|2015サラリーマンの心に火をつけた、あの「明日」 / ジョージア「明日があるさ」2000年8月26日、日本コカ・コーラの缶コーヒー「GEORGIA」のCMに坂本九の「明日があるさ」が起用され、空前のリバイバル・ヒットとなったクマ。CMも、キャンペーンも話題になっていたクマ。ドラマ化されたときの初回視聴率は29.0%で、民放の連続ドラマ初回視聴率史上歴代7位、日本テレビでは歴代1位というヤバさクマ。
▶日清カップヌードル|SURVIVE!|2015おじさんには、わからないCMにしてほしい / 日清食品「SURVIVE!」2013年、日清がやらかしたクマ。若手サラリーマンが甲冑を着て、西洋軍に突撃していく。「ナイス・トゥ・ミーチュー!」と叫びながら大砲に吹き飛ばされる。就活生が吹雪の中で白クマ面接官に圧迫される。SNSで「いいね!」を強要してくるリア獣(サメ)に海で襲われる。どれもハチャメチャで、どれも2013年の空気をえぐり取ってるクマ。
▶リクルート|山田悠子の就職活動|2015就活は、ひとりじゃない / リクルート リクナビ「山田悠子の就職活動」サッカー日本代表のサポーターみたいに、青いユニフォーム着た人たちが大型スクリーンに向かって「ヤマダ!ヤマダ!」って叫んでるクマ。でもそこに映ってるのは試合じゃなくて、リクルートスーツ着た山田悠子さんの就職活動クマ。面接で変顔しちゃうところも、証明写真撮るところも、全部スクリーンに映し出されて、全部応援されてるクマ。
▶JR東海|クリスマス・エクスプレス|2015いきなり物語に入り込ませる力 / JR東海「クリスマス・エクスプレス」牧瀬里穂1989このCMがテレビから流れてくるとね、とにかくドキドキしたクマ。1989年の、バブルの空気を吸い込んで、山下達郎の「クリスマス・イブ」に乗せて、名古屋駅を駆け抜ける牧瀬里穂。たった1分なのに、ショートムービーを観たんじゃないかと錯覚するくらい、幸せな読後感。当時17歳の牧瀬里穂が、柱の陰に隠れて待つあのシーンは、今見ても破壊力がすごいクマ。
▶BUYMA|A Kind Drone|2015服が必要な理由は、ドローンが教えてくれる / BUYMA「A Kind Drone」全裸のバレエダンサー二人が美しく踊り、ドローンが4機、その「隠すべき箇所」を追い続ける——こんなアブサードな世界を1分半やり切ったクマ。「オシャレにアウトプット」って、まさにこれクマ。安心してくださいの流行語に便乗したのかもしれないけど、電通が作ったこの動画は完全に振り切ってて、もうギャグじゃなくて芸術の領域クマ。
▶Honda|負けるもんか|2015昨日までの自分を、超えていくしかない / Honda 企業広告「負けるもんか(プロダクト)」「努力は報われない。夢はかなわない。それがどうした?」って言い切るこの企業広告、当時どれだけの人の心を動かしたか、クマは今でも覚えているクマ。ツインリンクもてぎに並んだ歴代のHonda車とバイクを60秒で見せながら、本田宗一郎の精神が、ひとつの強いメッセージになって届いてくる。
▶KDDI|ポーター編|201514年前なのに、今でも笑える / KDDI 企業広告「ポーター編」2001年。豊川悦司と加瀬亮クマ。元記事を書いた2015年から見ても「全然古びない」と思ったし、今また見ても本当に古びてないクマ。キャスティングも含めてまったく違和感ないクマ。こういうのも「いい作品」の一つの指標なんだな、と思うクマ。