ソフトバンク|プロポーズ|2016|日本
落差のある美しさ / ソフトバンク「プロポーズ」
プロポーズという人生のクライマックスを、どう切り取るか。市川実日子と加瀬亮という個性派二人が織りなす空気感が、妙に記憶に残るクマ。
シーン
背景・課題
このCMは「ホワイトプラン」シリーズの一編として放送されたクマ。加瀬亮が電話越しに「結婚しないか?」と切り出し、驚いた市川実日子が「そんなこと、電話で言うかな」と返すと、彼が玄関先まで会いに来て同じ言葉をもう一度伝える、という二段構えの設定だったクマ。
ねらい・インサイト
プロポーズは描き方ひとつで素敵なものになりやすい題材クマ。でも、落差やギャップをセットすることで「ちょっと違ってちょっと素敵」に持っていけるクマ。
アイデア
夕暮れの道で、男性が携帯を耳に当てて「結婚しないか」と切り出すところから始まるクマ。受けるのは自分の部屋にいる女性で、「そんなこと電話で言うかな?」と返す。それで話は終わらず、男性は夜道を歩きながら通話を続け、二人はプロポーズにふさわしいシチュエーションを電話越しに語り合っていく。歩く男性と、暗くなっていく街並みが、そのまま通話時間の長さになっているのが効いています。やがて女性の部屋のインターホンが鳴り、玄関へ向かった彼女がドアを開けると、そこには携帯を耳に当てたままの男性が立っている。受話口の声と目の前の声が重なるところで「もっと話していたいから」の一文が出て、男性はもう一度「結婚しよう」と告げる。画面は白に切り替わり、ホワイトプラン 基本使用料980円/月、そしてSoftBankのロゴ。個性派イケメンと個性派美少女を美しく撮る、その強度が長電話の道のりを最後まで支えています。
展開・成果
この共演がきっかけとなり、二人は実生活でも交際していると報じられるようになったクマ。CMの中の求愛がそのまま現実の噂に重なったことで、「息の合った演技」として長く語り草になっています。
余韻
情報は少ないけれど、このキャスティングの妙と空気感だけは確かに覚えてるクマ。それが広告の記憶ってやつかもしれないクマね。