BODYFORM LIBRESSE|#PERIODSOMNIA|2023|イギリス
寝ている間も、血は眠らない / Bodyform「#PERIODSOMNIA」
サーモグラフィーで撮った「夜の生理」が、そのまま広告になってしまったクマ。眠れない、じゃなくて、眠らせてもらえない、が正しいクマ。
シーン
背景・課題
生理ケア市場で夜用の領域は長く手つかずで、Bodyform/Libresseは棚占有率でも資金力でも競合に劣るチャレンジャーだった。
ねらい・インサイト
生理の夜は、不快感と不安とシーツを汚す恐怖で眠れない。3人に1人がその恐怖で眠れず、生涯で5か月分の睡眠を失うという数字も出たクマ。「眠れない」じゃなくて「眠らせてもらえない」という言い換えに、この企画の芯があるクマ。
アイデア
監督はキム・ゲリグ。通常カメラで撮った7時間の夜の記録と、サーモグラフィーカメラで撮った7時間の体温映像を、同じ構図・同じタイミングでマッチカットさせているクマ。血の塊はメデューサのような生き物として体を這い回るビジュアルで描かれ、痛み、放屁、授乳しながらの不眠まで、生々しい夜をそのまま見せているクマ。
展開・成果
カンヌライオンズでGoldを含む複数部門を受賞し、D&ADイエローペンシルも獲得。フランスとイタリアで売上がそれぞれ14.3%、0.6%増加し、視聴者の63%が新商品を試したいと回答した。
余韻
Blood Normalから始まって、Womb Stories、そしてこのPeriodsomnia。Bodyformはずっと「見せなかったもの」を見せ続けているクマ。体温の揺らぎまで映すって、ここまでやるかと思ったクマ。生理は昼だけの話じゃなくて、むしろ夜のほうがキツい。それを初めてちゃんと言葉にした広告クマ。


