CALLEN-LORDE, METROPOLITAN TRANSPORTATION AUTHORITY, NYC LGBT HISTORIC SITES PRO|IN TRANSIT|2024|アメリカ

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ずっと聞いていた声が、実はトランスジェンダーだった / Callen-Lorde, MTA「IN TRANSIT」

NYの地下鉄アナウンスの声は、実はトランスジェンダー女性のものだったクマ。何百万人もの乗客が毎日聞いていたその声を、本人の今の声で録り直しただけの話クマ。

シーン

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背景・課題

進歩的と言われるニューヨークでも、トランスジェンダーの人々は差別や不安と無縁ではない。地下鉄はその中でも不安を感じやすい場所のひとつとされる。アナウンスを長年担当してきたバーニー・ワーゲンブラストは、Pride月間に自身がトランスであることを公表し、地元メディアでも取り上げられていた人物クマ。

ねらい・インサイト

トランスの人を個人的に知っている人ほど、受け入れる気持ちを持ちやすいという調査結果がある。そしてニューヨーカーは、知らないうちにもうバーニーの声を何年も聞いていた。彼女はすでに生活の一部だったクマ。だったら新しく誰かを紹介するより、その声自体を本人として差し出せばいい。遠い誰かの話を、毎日耳にしている話にすり替えたのが鋭いクマ。

アイデア

トランスジェンダー視認の日に合わせ、1週間ニューヨークの地下鉄アナウンスをバーニーの新しい声に差し替え、トランスへの敬意を呼びかける個人的な一言も添えた。あわせて、トランスの歴史に関わる場所をたどれる架空の路線図を作り、コミュニティにとって意味のあるクリストファー・ストリート駅では屋外広告とデジタルサイネージも展開。さらにバーニー自身がホストを務め、ジェンダーや健康について語る全6話のポッドキャストも制作されたクマ。

展開・成果

新しい音声は複数路線の駅で実際に流された。カンヌライオンズ2024ではPRとアウトドアの両部門でゴールドを受賞し、数百万人規模の地下鉄利用者にリーチ。バーニーのストーリーはニューヨーク・タイムズをはじめ多くのメディアで報じられたクマ。

余韻

新しいスタジオも新しいタレントも使わず、すでにそこにあった声を本人の声に録り直しただけでここまで強い企画になるクマ。広告は何かを足すより、すでにあるものの意味に気づかせる方が強いんだな、と思わされたクマ。毎日聞いていた声が、ある日から本当のその人の声になる。それだけで街の空気が少し変わる気がするクマ。

クレジット

広告主
CALLEN-LORDEMETROPOLITAN TRANSPORTATION AUTHORITYNYC LGBT HISTORIC SITES PRO
代理店
An IPG Health CompanyAREA 23
制作
Famous Who?
Other
Bernie Wagenblast
受賞
Cannes Gold (2024)

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