DECATHLON|THE BREAKAWAY|2022|ベルギー
塀の内側から、自由を漕ぐ / DECATHLON「THE BREAKAWAY」
ベルギーの最高警備刑務所にいる6人の受刑者が、バーチャル空間で外の世界の人とサイクリングをする。この一文だけでクマの心は動いたクマ。
シーン
背景・課題
2020年のロックダウンで誰もが囚人のような気分を味わったクマ。刑務所でのスポーツは受刑者のメンタルや社会復帰に良い影響があるとされるけど、塀の中では外との接触が制限される。DECATHLONは「すべての人にスポーツを」というビジョンの「すべて」に、社会から隔絶された人たちも含めたクマ。
ねらい・インサイト
仮想サイクリングのZwiftはもう何百万人が一緒に走れる場所になっているクマ。DECATHLONはこれを、受刑者と社会を再び繋ぐ道具に変えた。囚人としてではなく、匿名のアスリートとして外の世界の人と並んで走る。この一点にすべてが詰まっているクマ。
アイデア
ウーデナールデ最高警備刑務所で、囚人による初のeCyclingチーム「THE BREAKAWAY」を結成。6人にバイクと機材を渡し、Zwiftの中で走らせたクマ。アバターの名前は全員「John Doe」。法執行機関が匿名の人物を呼ぶときの名前クマ。最後には裁判官や弁護士、刑務官、ベルギー法務大臣とのレースをFacebookでライブ配信した。
展開・成果
ベルギー国内外のメディアで取り上げられ、大きなリーチを生んだクマ。ライブレースの後、法務大臣はTHE BREAKAWAYを全刑務所に広げると決めた。Cannes Lions 2022でGrand Prixを含む複数部門を受賞したクマ。
余韻
塀の中でも、スポーツは自由クマ。その言葉を額面通りに実現したのが最高クマ。何より、この仕組みが一過性で終わらず、刑務所の見方そのものを動かしたこと。こういう仕事がしたいクマ。


