GOOGLE|Creatability|2019|アメリカ
創造性は、誰のものでもあるはずだった / Google「Creatability」
顔を動かして音楽を奏でる。音を聴いて絵を描く。身体そのものが楽器になる。これは障害のある人のための道具じゃなくて、「創造性って何だっけ」を問い直す実験だったクマ。
シーン
背景・課題
世界には5600万人以上、クリエイティブな道具に手が届かない障害者がいる。GoogleはAIでその溝を埋めようと、聴覚障害の音楽家、視覚障害の科学者やテクノロジー教育者たちと組んで、身体全体を入力にできるツールをつくったクマ。
ねらい・インサイト
障害者のために考えたものが、結局みんなのためのものになる。Creatabilityが目指したのはアクセシビリティ対応じゃなく、創造のプロセスそのものを広げること。審査員のリチャード・ティンは「これらのツールにアクセスできなければ、創造性の世界から締め出される。Googleはその構造を作り直している」と評したクマ。
アイデア
顔の動きで弾けるキーボード、音を目で見るSeeing Music、身体の動きが音になるBody Synth、視覚と音で描くSound Canvasなど、8つの実験ツール。ブラウザとウェブカメラだけで動き、コードは全部オープンソース。誰でも続きを作れる形にして手放しているクマ。
展開・成果
2019年カンヌライオンズDesign部門グランプリ。競ったのはMicrosoft Xbox Adaptive Controller。オープンソースで参加できる度合いが決め手になったクマ。Webby賞も2部門で受賞している。
余韻
「創造性は誰のものか」に、道具を作って答えたのがいいクマ。しかもそれを実験と呼んで、コードを公開して、続きは他人に任せる。賞を取って終わりじゃなくて、まだ途中にしてある感じが好きクマ。クマも顔で音楽、やってみたくなったクマ。

